Journey's End 2017年 イギリス作品
監督 ソウル・ディブ
出演 サム・クラフリン ポール・ペタニー エイサ・バターフィールド トビー・ジョーンズ トム・スターリッジ
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
1918年春。
第一次世界大戦は塹壕戦となり、こう着していた。ドイツによる総攻撃が間近に迫っているとのウワサがイギリス兵の間で広がっていた。
その為、各中隊は、毎月6日間前線の塹壕で過ごすことを義務づけられていた。
3月18日、月曜日。
フランス北部のサン=カンタン。オズボーン中尉は時間が来たとスタンホープ大尉達に収集をかける。
一方、フランス、アミアン。イギリス軍新兵訓練基地では、若いラーリー少尉が上官に直談判に来ていた。スタンホープ大尉が率いる部隊に入隊する承諾を無理矢理得る為に。
そして、最前線の塹壕での任務にスタンホープらが就いてすぐにラーリー少尉がやってくる。動揺を隠しきれないスタンホープ。
酒浸りの日々を送っていた彼は、昔の自分しか知らないラーリーを失望させないためにいつもと違う態度をしめす。
それを見たオズボーンは、彼を心配するのだった。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
最初に見たのはハワイ旅行の帰りの飛行機の中。新作だと知っていたし、日本に来なそうだったので字幕なしを必死に観賞。しかし、数ヶ月後に日本公開が決定。え~!!と嬉しいやら何やらで。
最近になって字幕版を観賞。
やっぱり、印象は変わらなかったが、やっと細かい描写が分かって理解が深まったのだった。
何作か塹壕が舞台の作品を観賞してたので何で?と思っていたら、映画の冒頭に説明してもらってやっと納得。第一次世界大戦はこういう戦いが主だったんだと。
ジェイミー・ベル主演の「デス・フロント」やベンノ・ヒュアマン出演の「戦場のアリア」。最近観賞したダニエル・クレイグ出演の「ザ・トレンチ 塹壕」はそのまんまの邦題。
他にもあったと思うけども。
そして、決まって悲劇に終わる。イギリスとしては、題材にしやすい戦争なんだろうなあ。
まずは主役のサム・クラフリンから。演じるはスタンホープ大尉だった。
責任者なのに、ず~と酒を飲んでいる彼。恋人の弟ラーリーが現れて、初めは昔の自分を演じるのだけども・・・。
なんか分かる気がした。その繕う様が。
純粋な青年に現実を見せたくないというか、なんというか。
でも、ある事で彼は泣き崩れる。それがじ~んと来てこっちも辛かったなあ。
それでは、目的のペタニーさんはと言いますと。彼は、おじさんと呼ばれるオズボーン中尉だった。
年下だけど上司のスタンホープをけなげに支えていた彼。元教師ということもあるが、大きな懐ですべてを受け入れてくれている戦友だった。頼もしいというか大人の優しさだな。
なので、字幕なしの時は2人は出来てるのかと思ったくらい親しく見えたのだ。(~_~;)
信頼しきった親友以上家族のような存在だったんだろうなあ、2人は。
そうそう、こやつ~(`⌒´)とムカついたのがまたもやスターリッジ演じる人物だった。
もう勘弁だったよ。