「桃の木 ～シャム双子の悲しい物語～」

복숭아나무（Bok-sung-a-na-mu）　別邦題：桃の木　哀しき双子の物語　2012年　韓国作品　

監督　ク・へソン
主演　リュ・ドックァン　ナム・サンミ　チョ・スンウ　

勝手なあらすじ（自分の解釈の上でのストーリー）
本屋で「The Peach Tree」という絵本を手にする女性。彼女は、ウィンドウに飾られているマネキンの顔を見て思いにふける。
そして、その絵本を遊園地で出会った少年に読んであげるのだった。
大きな木を育てている夫婦に待望の赤ちゃんが出来た！その木の実は桃でその実のように可愛い赤ちゃんが生まれるはずだった。
産まれた赤ん坊の姿を妻に見せずにいた夫。
年頃になり、息子のドンヒョンを見せた彼は、後ろを向かせ、彼の後頭部に顔だけある兄、サンヒョンを見せた。赤ん坊は、結合双生児だったのだ。
妻はショックを受け死んでしまう。
それでも、青年になるまで2人を育て上げた父親は、ある日、ドンヒョンが書く文章を世に出したくて知人を訪ねに行く。
そこには、ブティックがあり、そこの店員のスンアは、偶然にも本業は挿絵家だと分かるのだった。

勝手な感想（自分の思い込み多々）
邦題の通り、悲しい物語なのですが、ホラー以上に夢に出てきそうな容姿で申し訳ないけど、そのことで物語がかなり入ってこなかったのだ。

結合双生児のことを始めて知ったのは、きっと、アニメか漫画かどちらかは忘れたが、手塚作品の『ブラック・ジャック』だったと思う。あとは、話題になった、ベト、ドクちゃん。（世代がばれる！）
映画だとマット・デイモンが主演した「ふたりにクギづけ」かな。

結合とはいえ、なぜにそこだけの設定なんだ～と思った。もうちょっとなんかなかったのかな～と。
偏見を持ってはいけないんだけども・・・。

それでは、注目のスンウ君はと言いますと。顔だけの兄、サンヒョンでした。なので、顔だけの演技。
目で訴えるというか演技するというか。
彼が正体がバレて、彼女に告白するシーンがすっごく切なかったのだ。
相手に従順するしかない人生。
自分が悪いんだと思い続ける人生・・・。

結末もちょっと衝撃的でした。

エンドロール、久々に彼が歌を披露。
ネタバレしてないと思いますが、ここで歌と映画の内容が分かります。興味がある方は是非に。