マニアの戯言

映画マニアの勝手な映画感想日記

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「キンキーブーツ」

2007-07-25 08:16:58 | 2000~2010年代 映画

Kinky Boots  (キンキブーツ) 2005年 アメリカ・イギリス作品



監督 ジュリアン・ジャロイド
出演 ジョエル・エドガートン キウェテル・イジョフォー ジェミマ・ルーパー リンダ・バセット

勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
田舎町のノーサンプトン。靴製造の老舗プライス社の跡継ぎチャーリーは、恋人ニックの転勤をきっかけにロンドンに住むことにしていた。しかし、父親の急死で事態が急転、さらに大量の在庫を抱えている事を知り、従業員を15人解雇するしかなかった。だが、その中の一人若い従業員ローレンに製品のモデルチェンジはしないのか?と言われ、改めて考え直すチャーリー。そんな時、ロンドンの街でドラッグクイーンのローラと出会う。ローラは自分の足に合うブーツが無いことが悩みだった。

勝手な感想(自分の思い込み多々)
久しぶりに好きでいい映画に出会えた。
公開当初から見たくて見たくてたまらなかったが、なにせこの手の映画は東京の単館に行かないと見れないんで、田舎住まいにはちょいと悲しい訳さ。
「フル・モンティ」と同じくらいハートフルで素敵な映画。同じくらい自分は好きな映画になった。

なにしろ、この黒人のドラッグクイーン、ローラが最高にかっこいいのだ!
そう、キウェテル・イジョフォーだ。
インタビューで何故に自分にこの役が来たのか不思議と言っていたくらい、今までの役柄とまったく違う(後でそう実感)それを上手く演じているのだから、いい感じなのだ。
歌も上手いし、なんたってからかう客の扱い方が上手いよねえ。あ~自分もあんな風に言葉を返せたらかっこいいだろうなあなんて思ったりした。

彼とそれ以上にいい味が出てるのが、やはり主役のチャーリー。
演じるジョエル・エドガートンは。
あの「キング・アーサー」で円卓の騎士の一人だったんだよなあ。
後に、改めて見直してしまったぜ。だって、どの人かまるっきり分からなかったからだ。
雰囲気も違うし、髪型も違う。いや~大ばけだよこの人も!

老舗の靴作りの行程が、良い感じなんだよねえ。
一つ一つ職人さんというかその道の仕事に誇りを持った人達が作り出す品物は、機械の流れ作業で、ましてやある国の大量生産品より、良い味が出ていてかっこよくて、作りもしっかりしていて良い風合いだよなあと思ってみていた。
今じゃあ、コストだの利益だので製品が荒っぽいが、こういう品物も残していきていよねえ。なんとなく日本人の職人さん気質って感じがとても好感がもててよかったんだよねえ。
それに、チャーリーの人柄のよさもさあ。

コメンタリー3人で聞けたが、
エドガートンさんはオーストラリア人で、訛りを習得するのが大変だったそうだ。
いや~まったく違和感がなかったんだよねえ~、まったくイギリス人に見えてたし。
イジョフォーは、あの姿になるまでに1時間かかっていたとか。
でもそれだけ綺麗だったよ。

それにしても、ショーの時に出てきた芸者風の連中なんとかならんかったか?
いつも思うが妙な感じの日本の服装いれるの止めてくんないかな~。
突っ込まずにいられねえんだけど。(爆)

いや~本当に好きな映画に出会えて嬉しかった。
こういう、映画にたくさん出会いたいねえ。

ハリウッドのいろんな続編なんかよりもさあ。(今年こればっかり、しつこい?)

コメント (2)
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