気ままに撮り歩き

季節の花や風景など撮り歩きしています

満天の星空へ 2

2016年11月30日 | 撮影旅行

氷点下6度の寒い中、夕食後の星空撮影も1時間ほど過ぎました。

4人で色んな話をしながら月の出を待ちます。

周囲の峰々は、はまだ見えぬ月の光を反射させ、刻々と明るさを増していく。

徐々に暗闇の雪原にその雄姿を浮かび上がらせ、まるで私たちにその姿を誇示するかのようです。

そしてみくりが池の上に、待ちわびた月が光の衣をまとって姿を現しました。

20時33分、待ち続けた月が神々しい輝きを放ちます。


徐々にその姿は大きくなっていきます。


みくりが池全体を眩しいくらいの月光が照らし出します。


少し前まで暗闇の中にいた立山の峰々が、スポットライトを浴びたように目の前に表れました。




月の出からおよそ10分後、月光シャワー(錫杖さんの言葉)が凍てついたみくりが池を照らし出しました。

氷の上に動物の足跡が伸びていますね。


まともに強い光に向かってレンズを向けているために、月の横にゴーストがでていますね。

それでも流石にNikonのクリスタルコートレンズ、放射状に伸びる月の光芒をきっちりと捉えています。


11月20日の記事に予告編でアップした1枚がこの写真です。

みくりが池の反対側に位置する大日岳と奥大日岳、月光を真正面に受けて雪原にその輝いた姿を一段と大きく見せます。

この写真を見るたびに、ここへ連れてきてもらった錫杖さんに「ありがとう」と心から感謝の言葉が浮かびます。

もうこの後の人生で、こんな素晴らしい景色出会えることは無いかもしれないのですから。

ずっと心に刻んでおきたい、この夜のベストショットです。

左から大日岳、奥大日岳、遠くに見える山は毛勝山でしょうか?(これは錫杖さんに判断してもらう必要ありです)

大日岳の奥に見えるのは富山市内の夜景、右側の灯りは宿泊先のみくりが池温泉です。



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もっと積雪が有り、一面真っ白な風景よりもこうしてハイマツの姿が見えるの事が良かったと思います。


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月の出から20分、20時53分のみくりが池。月というより、夜の太陽と言うような大きさです。

光芒の数が18本、これはAFS NIKKOR 14-24mm F2.8G EDの絞り羽根が9枚であることを表しています。

絞り羽根の数が偶数の時には羽の数と同じ本数、奇数の場合には倍の数の光芒となります。


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縦の構図も撮っておこう。

フォーカスもマニュアルですから、ファインダーでハッキリ確認してませんでした。

自分の三脚の影が写り込んでいます。これもいい記念です。

それにしても足元から無限遠まで絞りf/6.3でビシっとパンフォーカス。

このレンズの素晴らしさを改めて見せつけられました。

ちなみに撮影データーは ISO 2000 絞りf/6.3  シャッタースピード 15秒間露光

ISO感度を下げて30秒間露光すれば、星が少し流れてもう少し星が目立ったかもしれません。いい勉強になりました。


フィルターが使えるレンズなら、ソフトフィルターで星を滲ませて大きく撮れるようです。

星の撮影に凝ると、星を自動で追尾してくれる「赤道儀」が欲しくなり、

何枚もの写真をコンポジットして1枚の作品に仕上げる技法も・・・奥が深いですね。

ネットで調べてみるとこのAFS NIKKOR 14-24mm F2.8G EDにも、

角型のフィルターを取り付けられる特殊なアクセサリーもあるようです。

 


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撮り直し


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位置を変えて奥大日岳を

足跡は錫杖さんものです。右側は谷になっていて危険な場所でした。

奥様も心配して「気を付けて下さいね」と声をかけておられました。

takayanは行きません・・・と言うより行けません。


2時間に及ぶ撮影を終え、みくりが温泉の入り口まで戻り、家内と奥様は部屋に戻りまし。

しかし錫杖さんとtakayanはこの後も、小屋の横のデッキからしばらく撮影を楽しみました。


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左下はみくりが池温泉の照明の光です。踏み固められてテカテカになってます。


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地獄谷の蒸気が勢いよく吹き上がっています。


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物音一つしない静寂の中、二人のカメラのシャッター音だけが響きます。


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明朝5時49分、部屋の窓からの富山の夜景

早くに目が覚め、5時半ころから部屋から撮影をし始めた。

二重窓のアルミサッシは、凍てついてなかなか開かない。

なんとか開けて三脚を建て、D810とAFS VR Zoom-NIKKOR ED 70-200mm F2.8G (IF)で撮影。

一気に外気が入って来る。家内に寒いのにいい加減にして、撮るなら外へ行って来たら・・・

なんて言われながら何枚か撮った内の1枚です。


次回は18日早朝の撮影会です。


 

撮影日 11月17日 

 

撮影地 立山 みくりが池温泉周辺

 

機 材 Nikon D4S AFS NIKKOR 14-24mm F2.8G ED

    Nikon D810 AFS VR Zoom-NIKKOR ED 70-200mm F2.8G (IF)(20番のみ)

   

 




満天の星空へ

2016年11月29日 | 撮影旅行

先ず1枚目は20時32分、月の出直前の大日岳と奥大日岳の1枚をアップします。

11月20日に予告編でアップしたものは、月が出て明るくなってからの撮影です。(月の出後の写真は次回です)

大日岳、奥大日岳の雄姿 左の光は富山市内の夜景 


夕食を済ませていよいよ満天の星空の下へ。

19時30分に集合、D4SにAFS NIKKOR 14-24mm F2.8G EDをセットし外へ出る。

室堂平へ着いたお昼過ぎとは打って変わって、空にはこぼれんばかりの星が輝きます。

本格的な星空の撮影は、初めてと言ってもいいくらいのtakayanです。

このレンズを購入した当初、三島池に映る逆さ伊吹と星空や、曽爾高原での撮影くらいです。

それでもAFS NIKKOR 14-24mm F2.8G EDは、ニコンのレンズでは星の撮影に一番適しているとされているレンズです。

機材は揃っています、後はtakayanの腕次第と言うことですね(笑)

みくりが池辺りまで歩いて三脚を立てます。

気温はマイナス6度ほど。錫杖さんによれば、この時期としては暖かな夜だということです。

カメラの設定はフォーカスも露出もマニュアルです。

結局この夜、星の撮影は2時間余りに及びました。

撮影に夢中になっている錫杖さんと、takayanは寒さを感じませんでした。

しかし、ずっと付き合ってくれた家内と錫杖さんの奥様は、さぞや寒い思いをしたのでは?と思います。

それでも4人が楽しい話をしながらの撮影で、そんなに長い時間と感じませんでした。

ただホカホカカイロを、靴用の物も含めて沢山持って来ていたのに・・・

一番必要だったこの時に、貼って行くのを忘れていたのは失敗でした(笑)

おまけに翌日の良い天気の中、カイロを貼って歩き、汗だくになったのでした。

 

 

月の出にはまだ時間があるのですが、稜線は明るくなって来ています。


灯りは宿泊先のみくりが池温泉です。



みくりが池温泉です


月の出が迫ってきて空が明るいため?それともtakayanの腕がないのか?

天ノ川は上手く撮れなかった


それにしてもこんなに星があるなんて・・・、下界では見られない星空ですね。


こちら側は真っ暗です

やがてこの山肌も、月の光が射すと景色は一変します


人工衛星かな?


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縦位置でも撮ってみる

雲台がアルカスイスタイプで、カメラにはKIRKのD4S専用L型ブラケットを常時取り付けています。

縦位置にする時に雲台を動かすこと無く、簡単にカメラを縦向きにセットできるのは便利が良い。

D810にもKIRK製の専用ブラケットを取り付けているが、両方共に頑丈な製品でカメラの保護にも役立ちます。

それにしても日本製のカメラ専用なのに、KIRKはアメリカの製品です。

日本製ではこんなにカメラボディに、ぴったりフィットする製品が見つかりません。どうしてかな??


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20時20分頃になると周囲の山は月の光に照らされて浮かび上がります。

月の出はこの後の20時30分過ぎでした。


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もう一度トップの写真に戻ります。

もうこの時には、撮影開始から50分くらいが経過しています。

これから月が昇り、周囲は驚くほど明るくなります。

続きは次回にアップします。


撮影日 11月17日 

撮影地 みくりが池周辺

機 材 Nikon D4S

    AFS NIKKOR 14-24mm F2.8G ED



星が見えてきた

2016年11月28日 | 撮影旅行

辺りが暗くなり始めた17時過ぎから、みくりが池温泉の直ぐそばの高台に三脚をセットする。

夕食後の星空の撮影までに、練習のつもりで夜景の撮影をしてみた。

カメラは一応2台持って出たが、三脚に載せたのはD4SにAFS NIKKOR 24-70mm F2.8G EDのセットのみ。

リモートコードは、多彩な設定ができるMC-36Aと簡単にレリーズのみ可能なMC-30Aの両方を持ってきたが、

この夜の撮影では、軽くて使いやすいMC-30Aを使用しました。

撮り始めた時にはまだ暮れかけで、星の数はそんなに多くも無かった。

しかし徐々に空の色が藍色に深まっていくに伴い星の数も増えてくる。

この時も家内がもう1台のカメラを持ったり、カメラの設定時にLEDライトで照らしたりとアシストしてくれる。

夫婦共作ということですね。17時半頃、夕食までの時間に撮影した風景です。


この時の最後に撮影した写真を、先ずアップします。

何回も教えてもらったのに、山の名前がよく分かりません・・・

左が雄山、右が浄土山か? 錫杖さん、山の名前はこれで合っていますか?

 


ここから撮影順にアップします。(17時21分撮影開始)

星はまだ殆ど見えないですね。

撮り方が悪い?・・・肉眼ではもっと見えていたような・・・


遠くの空はマジックアワー



真っ暗な中、AF-Sのオートフォーカスで撮影してましたが、マニュアルに切り替えたほうが良かったです。

人工衛星か飛行機の光跡が走っています。


カメラの設定、現像時の編集のやり方で異なった雰囲気に仕上げられるデジタルカメラ。

撮影後のPCでの作業も楽しいものです。RAWファイルでの撮影なら、露出もホワイトバランスも現像時に調整できます。

白飛びを避けるために、アンダー気味での撮影を心がけています。


現像・編集の方法で写真の印象が変わります。

1000枚を超える写真を、1枚ずつPCで現像、編集するのは大変です。

でもそんな作業も撮影と同じように楽しいものです。


右側にひときわ煌く星は??

山の名前も星の名前も分からないtakayanです。


17時半頃になると一気に星の数が増えました。


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1番と同じ写真ですが、現像、編集次第で印象が変わりますね。

 

4人で色んな話をしながらの夕食、美味しかったです。(iPhone 6S Plusで撮影)

 

食事が終わって19時半頃に集合。

いよいよ氷点下6度の中、2時間に及ぶ星と月の光に輝く立山の撮影が始まります。

 

撮影日 11月17日 

撮影地 みくりが池温泉

機 材 Nikon D4S  AFS NIKKOR 24-70mm F2.8G ED


暮れなずむ立山 みくりが池のほとりで

2016年11月27日 | 撮影旅行

時刻はまだ16時半頃、夕食までにはまだ時間もあります。

暮れなずむ立山と室堂平、、みくりが池辺りを散策します。

カメラを代え、レンズを変えたりして徐々に天気が回復する雪景色をスナップ。

時々ホワイトバランスをオートから晴天モードなどに変えながら撮影を楽しみました。

立山に夕陽が差し、青空と昇る雲がきれいでした。

 

みくりが池の上空も徐々に青空が見え始める

 

 

風もピタッと止み、池に映り込む景色もきれいだ

 

少しカメラの設定を変えるとまた違う印象になりますね。

今夜の月は土の辺りから昇るのだろう?月の光に照らされる立山の風景を、想像するだけで楽しくなる

 

もうすぐハイマツも雪に埋まってしまうのでしょうね。

 

こんな撮影が好みで、知らず知らずのうちにカメラを向けています。

 

これはピントのの位置を間違えたか?

中央の一番背の高い枝に、ピンを合わせたほうが良かったかな〜

 

何もかも真っ白になるよりも、ハイマツが見えているこの景色が良いように思います。

雪埋もれた景色を見ていないので比べようはないのですが

頂上あたりに人が居ますね

 

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寒々とした風景、でも以外に寒さは感じません。

ものすごく重ね着してましたから(笑)

 

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17時になると一気に暮れ始めます


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空の色は徐々に深い藍色に

 

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地獄谷からの舞い上がる蒸気

周囲には硫黄の匂いが充満します。

 

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染まった遠くの空を、望遠で切り取ってみる

 

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星が一つ見えました。


次回はこの後、星が出始めた夕刻の風景です

撮影日 11月17日 

撮影地 みくりが温泉周辺

機 材 Nikon D4S  AFS NIKKOR 24-70mm F2.8G ED

    Nikon D810  AFS VR Zoom-NIKKOR ED 70-200mm F2.8G (IF)


みくりが温泉でゆっくり

2016年11月26日 | 撮影旅行

室堂平のバスセンターから時折強く吹雪く中、みくりが池温泉に到着。

部屋に入ってしばらくの休憩。

ゆったりとした時間を過ごしその後、温泉で冷えた体を温め部屋に戻る。よく温まるいい湯だ。

4人で1階の談話室へ・・・一時間ほど楽しい語らい。

話すごとに打ち解けて、まるで家族旅行のようだ。

部屋に戻り、窓の外を見てみると雲間に少し青空が見えてくる。

やはり錫杖さんの予想通り、お天気は回復傾向だ。予想よりも早い天気の回復に、夕方から夜の撮影が待ち遠しくなる。

部屋の中から周囲の撮影を始めた。

錫杖さんのブログでは、既に昨日に星空の写真になっています。

takayanは、今回初めて雪の立山に連れて来ていただき、多くの感動を貰いました。

その感動を細かく伝えていこうと思っていますので、ゆっくりとした進行ですがお付き合い下さい。

ゆったりとした時の流れの中で、撮り溜めてきた写真を楽しんでいただければ嬉しいです。


談話室の灯り

なんでも手当たり次第にカメラを向け、できるだけ多くの思い出を愛機に記録します。

 

ポストカードやお土産物を見ながら、温泉でほてった身体をアイスコーヒーで冷やす。


部屋に戻って窓を開け撮影を始めた。雲間から青空が覗く。いい傾向だ。

これなら天気は回復、今夜の撮影が楽しみでワクワクしてきます。



16時過ぎになると太陽が雲の上に表れ、少し周囲が赤く染まり始める。




地獄谷の斜面が赤く染まってきた。


セピア色に染まる雪原とハイマツがなんとも言えないですね。

すごく寒いはずなのに、温かい絵になりました。


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takayanが部屋で撮影している頃、錫杖さんは外が少し染まりかけた事を察知し、直ぐにカメラを提げ外へ出ていったのでした。

そして、みくりが池に映り込んだ、夕日に染まる立山を、バッチリカメラに収めていたのでした。

この後、錫杖さんからスマホに「ラッキーでした」と言うメールがみくりが池の写真とともに届きました。

この辺りが山には慣れない素人のtakayanです。

みくりが池に映り込む、夕日に染まった立山の姿を捉えることは出来ませんでした。


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16時29分のみくりが池。

この時間帯のみくりが池もこんなにきれいでした。


明日は、この後夕食までの時間、みくりが池と温泉の周囲から撮った夕闇迫る立山の風景をお届けします。


撮影日 11月17日 

撮影地 みくりが池周辺

機 材 Nikon D4S  AFS NIKKOR 24-70mm F2.8G ED

    Nikon D810  AFS VR Zoom-NIKKOR ED 70-200mm F2.8G (IF)




ケーブル立山駅から室堂平へ

2016年11月25日 | 撮影旅行

雨も強くなり、午前中の撮影を早めに切り上げて、予定より1時間早い12時発のケーブルに乗車しました。

早めに今夜の宿、「みくりが池温泉」にチェックインし、温泉に浸かりながら天気の回復を待とうとの錫杖さんの判断です。

立山駅から美女平までケーブル、その後立山高原バスに乗り継いで、標高2450mの立山室堂平へ。


数年前の家族旅行で、アルペンルートを通り抜けして以来このケーブルに乗車するのは2回目です。

荷物運搬用の車両が連結されているのですね。前は気付きませんでした。


雨と霧で見通しが悪い状況・・・果たして上の天気は??


あっと言う間に美女平駅に到着

ここから室堂平まで高原バスで約50分


美女平から室堂平までのバス路線の途中には古木の立山杉が多く有りますが、その中で一番の巨木の「仙洞杉」幹周り940cm。

走るバスの中からの撮影にしてはまずまずですね。

どうしても窓ガラスの反射が映り込みます。

ラバー製のフードなら、窓ガラスにピッタリ押し付けて反射を防げるでしょうね。


途中にはブナの原生林も広がります。


バスに30分も乗ると一面の雪景色に変わります

弥陀ヶ原のバス停




1時間ほどで立山室堂平に到着です。

 

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雪が舞う中「みくりが温泉」へ向います


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みくりが池

一部が凍っています


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向こうに今夜の宿、「みくりが池温泉」が見えました


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石段部分は凍てついて滑りやすいので、カニ歩き状態です。


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モノクロ状態の風景もきれいです


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時折雪が強くなるとホワイトアウトの状況


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みくりが池温泉が見えてきました


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ハイマツがきれいです


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吹雪の中でもポイントを見逃さない。さすがは山岳写真家です。


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やっと到着。

直ぐ横は地獄谷、強い硫黄の匂いが漂う。温か〜い温泉が待っています。


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13時半過ぎ、みくりが池温泉に到着です。


次回は夕刻迫る立山の風景です


撮影日 11月17日 

撮影地 ケーブル立山駅・美女平駅〜室堂平

機 材 Nikon D4S  AFS NIKKOR 24-70mm F2.8G ED

    Nikon D810  AFS VR Zoom-NIKKOR ED 70-200mm F2.8G (IF)

 



小谷村から宇奈月へ

2016年11月24日 | 撮影旅行

青鬼の棚田の撮影を終え、次は小谷村から宇奈月へ。

雨が強くなり、錫杖さんも私達を何処へ連れて行こうか?と思案されたことでしょう。

小谷村の地名は聞いたことがありましたが、どんな所かは全く分からないtakayanです。

道端で車を停め、私と錫杖さんは撮影ポイントを探してカメラを提げて歩きます。

奥様が運転を代わり撮影しながら歩く私達の後を車で徐行しながらついて来てくれます。

もう至れり尽くせりです。小谷村の道路から少し風景を撮影した後は、宇奈月へ移動。黒部峡谷鉄道の赤い鉄橋を撮影に行くことに。

高台からの撮影ポイントには大きな木があり、傘がなくても少しの間なら撮影できるとの錫杖さんの判断です。

天候が悪い中、錫杖さんと奥様の心遣いに感謝です。



雨もだんだん強くなってきて、ゆっくり撮影出来る状況ではありませんでした。

しばらく道路を歩いてこの場所を見つけました。

ここから見る小谷村の風景。この1枚もずっと心に残ると思います。







さっと撮影し、次は宇奈月へ。雨は一段と強くなり、道路を叩きます。

車の中からブレブレですが、雨の様子はわかると思います。



晴れていれば富山県中新川郡上市町の馬場島で、早月川の橋の上から劔岳の撮影にお連れしょうと思ってましたが、

こんな天気ですから宇奈月へ行きますね」とすぐさま予定を変更し、一路車は宇奈月へ。



何処をどう走ってきたのか?分からない内にもう宇奈月温泉が下に見える峠道。

錫杖さんとtakayanは、車を降りて紅葉スポットを探します。



奥様と家内は車で後から付いてきます


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すぐ下にトロッコ電車の乗り場の駐車場が見えます。

一番奥の駐車場の上に見える大きな木の下で撮影してました。


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宇奈月温泉には昔に会社の旅行で来ていますが、トロッコの乗り場までも来ませんでした。

あの頃は温泉に着いたらすぐに麻雀でしたから(笑)

雨が強くて、トロッコ電車が来るまで待っていられません。次は紅葉の時期にトロッコ電車で欅平まで行ってみたいです。


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写真でよく見る赤い鉄橋。

もっと先の途中線路にあるのかと思ってました。新山彦橋と言うそうです。


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展望台のような高台の大きな木の下で雨を避けながらの撮影。

あちこち移動しながらの撮影は無理で、同じような構図ばかりですが、鉄橋と紅葉のコラボをご覧下さい。


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これは13番の駐車場を撮った辺りから撮影しています。

傘をさした人が歩いています。あの遊歩道からは鉄橋の撮影がちょうど良さそうですね。


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この木の下で撮影してました。



黒部峡谷の撮影は30分ほどで終了。

当初は13時の立山ケーブルに乗車の予定でしたが、早めの室堂平まで上り今夜の宿泊先「みくりが池温泉」でゆっくりすることに決定。

途中、高速のSAで昼食を済ませて12日発のケーブルに乗車しました。

 

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黄色のリュックが家内です。ケーブは貸切状態でした。

 

今日は車の6ヶ月点検で彦根のデイーラーへ行ってきます。

点検と、オイル交換、夏タイヤからスタッドレスタイヤへの交換。

もう新しいプリウスも走行距離が9000Kmを超えました。

 

撮影日 11月17日 

撮影地 小谷村 宇奈月 ケーブル立山駅

機 材 Nikon D4S  AFS NIKKOR 24-70mm F2.8G ED

    Nikon D810  AFS VR Zoom-NIKKOR ED 70-200mm F2.8G (IF)



白馬村 青鬼の棚田 3

2016年11月23日 | 撮影旅行

今回の撮影旅行記を、同行の錫杖さんと「二人展」と言う形で、お互いのblogで綴っています。

錫杖さんのblogでは旅は少し進んでいて、もう立山へ到着したようです。

私のために、今まで錫杖さんが何回も撮影に来たであろう撮影ポイントを案内してくれましたから、

その辺りは少し省いて、今回の一番の目的地である、雪の立山へ直行されたものと思います。

takayanの方は初めての撮影地ばかりで、撮影枚数は相当な数でした。

各撮影地での風景をじっくり紹介し、もう一度楽しかった旅を思い出しながらアップしていきたいと思っています。

少し長いシリーズになりますが、お付き合いいただければ嬉しいです。

そんなことで、今回も青鬼の棚田の続きをアップします。

先ずトップは錫杖さんが「村の歳時木」と紹介されたコブシです。

毎年早春にはきれいな花を咲かせ、何年もの間この棚田を見つめてきたのでしょうね。


こんな何でもない風景がたまらなく好きです。

若い頃には気づかなかったような所に眼が行きます。歳を取ったということかな?

それとも仕事に追われる日々から開放されて、ゆっくりとした時間を過ごすようになったからかな・・・?


初めて訪ねる青鬼の棚田、ファインダーを通して風景を見ると、もうその瞬間にシャッターを押してしまいます。

山裾の小さな集落に広がる棚田、朝から気持ちが和らぐような、そんな白馬村の山里でした。




いくら見ても飽きない風景です。

水張りの時期、ここからの景色は最高だと錫杖さんから聞いています。

水に映る残雪の白馬、きれいだろうな〜  またそんな季節に来てみたいです。


こんな写真がすきなtakayanです。


アスファルトの道路がありますが、車は村の方のみ。

観光や撮影者は、専用の駐車場までしか乗り入れできません。


ヒオウギの実です。ヌマタマと呼ばれますね。


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何処を見ても絵になりそうな青鬼の棚田です。


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これから長い冬、鍋が美味しい季節です。

欠かせないのが白菜ですね。これからは雪に埋まって、もっと味が良くなります。

昔は自給自足、この棚田が山里の日々の生活を支えていたのでしょうね。


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この後、青鬼の棚田をあとにして小谷村へと向いました。

 


撮影日 11月17日 

撮影地 青鬼の棚田(長野県白馬村)

機 材 Nikon D4S  AFS NIKKOR 24-70mm F2.8G ED

    Nikon D810  AFS VR Zoom-NIKKOR ED 70-200mm F2.8G (IF)

 




白馬村 青鬼の棚田 2

2016年11月22日 | 撮影旅行

早朝に散歩にカメラを提げて、棚田を巡っていると新鮮な気分になれます。

一面に白い霜が降りて寒い朝にも関わらず気分はさほど寒さも感じなかったです。

ポツポツと雨が落ちてきました。遠くでは青空も見えているのに・・・

傘がなくても撮影には全く支障ない程度、初めて出会う風景にシャッター押しまくり。

もっと考えて撮らなければな〜なんて思いつつ撮影枚数はどんどん増えていきます。デジタルカメラならではですね。

昔なら何回フィルム交換をしなければならないか?そう思うとデジタルカメラは便利ですね。


青鬼の棚田の続きです。

棚田を訪れる全ての人たちの、無事と幸せを念じていらっしゃるのでしょうね。

優しさの中にもキリッと締まったお顔立ちです。

 

同じ被写体でも錫杖さんと設定が異なり、色合いも違いますね。少しアンダー気味で撮ってます。

 

気持ちのいい朝です

 

 

 

自然石を巧みに積み上げています。先人の努力と苦労の賜物ですね。

 

こんな捉え方も好みです。

 

大きな栗の木

遠くにカメラマンが一人・・・良いアクセントになります。

 

 

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昨夜はジャンプ台の麓辺りでの宿泊でした

 

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撮影日 11月17日

撮影地 青鬼の棚田(長野県白馬村)

機 材 Nikon D4S  AFS NIKKOR 24-70mm F2.8G ED

    Nikon D810  AFS VR Zoom-NIKKOR ED 70-200mm F2.8G (IF)



白馬村 青鬼の棚田 1

2016年11月21日 | 撮影旅行

16日から18日に2泊3日の富山方面への撮影旅行に出掛けました。

カメラとブログの友である、錫杖さん夫妻と4人での旅です。

錫杖さんとは昨年の3月に、滋賀県甲賀市土山町の瀧樹神社で、ユキワリイチゲの撮影に出かけた際に知り合いました。

お互いが同じニコンのカメラという事で話が弾み、その後交流を続けてきました。

昨年から一緒に撮影旅行に行きましょうとの事で、色々と計画を立ててくれてました。

現役を引退し、年金暮らしのtakayanは毎日が日祝日、年中休みという気楽さです。

しかし彼は、今が一番仕事にも油の載っている年代、何よりも仕事が優先です。

そんな忙しい中で、今回富山方面への旅行を計画してくれました。

何もかも全て錫杖さんにお任せで、まさに遠足気分で連れて行ってもらいました。

親と同じ年代の私達を誘っていただき、立山室堂平では一生心に残るほどの素晴らしい景色にも巡り会えました。

景色を楽しみ、撮影を満喫し、忘れることの出来ないほど思い出深い旅となりました。

何かと面倒をお掛けした錫杖さん夫妻に、心からお礼を申し上げます。

錫杖さんは、既に昨日からアップされていますが、takayanも今日から旅の思い出を綴っていこうと思います。

同じ所、同じ時間帯に撮影していますので、よく似た写真も多いと思います。

二人の写真を見比べながら、楽しんでいただければ嬉しいです。

先ずトップは昨日の錫杖さんと同じような1枚から

構図やアングル、ホワイトバランスの設定よる色の違いなど、二人の写真を見比べていただくのも良いと思います。

錫杖さん宅で合流、takayanの車は錫杖さん宅の駐車場で留置です。

彼の車に4人分のリュック、カメラ機材など山盛りの荷物を積んで、16日のお昼過ぎに出発しました。

錫杖さんは、この日も早朝からお昼まで出勤でした。

初日の宿泊地は信州の白馬村です。

乗せてもらっているので、どのルートで行ったのか?今でもよく分かないお気楽なakayanです(笑)

撮影は翌17日の早朝からの予定で、錫杖さんのおすすめポイントで白馬三山の撮影からスタートする計画でした。

天気予報では良い天気のはずが・・・朝起きてみると雲が低く山にかかっている状況でした。

急遽予定を変更して白馬村の青鬼(あおに)の棚田へ向いました。

ここも錫杖さんがよく通われている撮影ポイントの一つです。

信州及と越中を知り尽くした錫杖さんには色々なバリエーションが有り、天気次第で直ぐに目的地を再設定できるのですね。


白馬村のこの日の朝は氷点下2度、寒い朝でした。


少し朝焼けも見られ、天気は回復傾向か?との思いもむなしく・・・

この後ポツポツと雨が落ちははじめました。


昔は茅葺きの家々が立ち並んでいたのでしょうね。


鈴なりです





周囲は霜で真っ白です


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霜の花が咲き、まるで造花のようですね


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この棚田の風景だけでも何日もアップ出来そうです。次回も青鬼の棚田風景です。


撮影日 11月17日

撮影地 青鬼の棚田(長野県白馬村)

機 材 Nikon D4S  AFS NIKKOR 24-70mm F2.8G ED

    Nikon D810  AFS VR Zoom-NIKKOR ED 70-200mm F2.8G (IF)