気ままに撮り歩き

季節の花や風景など撮り歩きしています

新緑のおにゅう峠へ(林道小入谷線〜上根来線)その3

2024年05月29日 | 里山散策

 

おにゅう峠で中央水嶺の尾根道を散策した後は、林道小入谷線から続く福井県側の上根来(かみねごり)線を下って小浜へ抜けることにしました。

この林道の途中にはモミジチャルメルソウと、マンネングサ科のヒメレンゲの群生地があります。

昨年は5月4日の訪問でちょうど見頃でしたが2週間ほど遅かったので、残念ながら両方とも花の時期は終わってました。

それでもヒメレンゲの群生地である遠敷(おにゅう)川原流域の渓谷では苔むした岩と渓流がとても綺麗で、

三脚を使ってスローシャッターで撮影を楽しんできました。

滋賀県側は「小入」、福井県側は「遠敷」の漢字表記で両方とも読みは「おにゅう」です。

渓谷の入り口あたりでは少しだけヒメレンゲ(コマンネンソウ)が残ってました。

 

 

滑りやすい岩の上をカメラをさげて川沿いへ降りましたが、なかなか大変な所でした。

家内に三脚を持ってもらったのですが、「こんな気味が悪い所はいや」だと言われました(笑)。

何時ものようにしつこく撮影していると、いつの間にか先に車へ帰ってしまいましたが、

一人では流石に静かすぎて少し寂しいくらいの渓谷でした。

来年も来れるならGWくらいに来てみたいと思いましたが、この季節の上根来線は道路上に落石が多く、

薄いタイヤではパンクしないか?と心許なかったです。

 

 

 

ND8のフィルターを使ってますが、ND16があれば良かったです(C-PLを重ねてもみても良かったかも)

最近流行りのバリアブルNDフィルターはどうなんだろう?使い勝手は良さそうですね。

 

 

 

 

 

レンズキャップを落として大探し。

川の中へ流れていましたが、運よく少し下流の石に引っかかって止まってました。

 

 

10

 

11

 

12

 

13

車を停めたそばに大きな桐の木がありました。

 

14

薄紫の満開の桐の花が綺麗です。

 

15

撮影地は上根来(かみねごり)水源の森です。

 

 

おにゅう峠から上根来水源の森への途中に、昨年も撮影したモミジチャルメルソウの群生地があります。

16

 

モミジチャルメルソウ(準絶滅危惧種)

本州の福井県、滋賀県、京都府の日本海側に分布し、山地の渓流沿いの斜面や岩上に生育する

渓流の水のしたたり落ちる苔むした岩場に多く、しばしば群落を形成する

また、チャルメルソウ属の中でも特に水際に特殊化した種であり、沢が増水した場合に水没するくらいの水際に生える

 

17

 

昨年5月4日には一番の見ごろでしたが、今年は素手の花は終わってました。

18

 

19

残っている花も少しありました。

 

20

 

21

谷水が滝のように流れ落ちる岩場に群生しています。

 

22

タニウツギのピンクが綺麗です。

 

23

 

おにゅう峠から小浜へは昨年も下って来たのですが、初めて「お水送り」で有名な下根来地区の鵜の瀬に立ち寄りました。

 

24

 

名水百選(環境庁認定)に選ばれている鵜の瀬は、毎年3月2日に奈良東大寺二月堂への「お水送り」の送水神事が行われる所です。
お水送りの送水神事は、神宮寺から山伏姿の行者や白装束の僧侶らを先頭に3,000人程の松明行列が、ほら貝の音とともに2km上流の鵜の瀬へ向かい、河原で護摩が焚かれた後、白装束の住職が祝詞を読み上げ、竹筒からお香水(こうずい)を遠敷川へ注ぎます。
このお香水は10日かけて東大寺・二月堂の「若狭井」に届くといわれ、奈良のお水取りは3月12日に行われます。

 

25

 

26

 

27

 

28

 

29

 

30

 

撮影日 2024年5月17日

撮影地 福井県小浜市上根来・下根来

機 材 NIKON Z9

    NIKON D4S

    NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

    NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S

    AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VR


新緑のおにゅう峠へ (林道小入谷線〜上根来線) その2

2024年05月28日 | 里山散策

 

5月17日のおにゅう峠の続きです。

中央分水嶺の尾根伝いに続くこの季節のブナの林は、眩しいくらいの新緑が空を覆いつくし、森には爽やかな空気感が漂っています。

高島トレイルのコースになっている尾根を少しだけ奥の方まで歩いてみました。

ソロの女性ハイカー一人に出会っただけで、ブナ林を抜ける風を感じながらの森林浴は本当に爽やかな気分でした。

毎年林道ぞいの紅葉の見頃に来る頃には、このブナ林はすでに落葉の季節を迎え寂しい風景となってます。

少し早めに来て、この尾根道のブナの黄葉を見るのも良いのかもしれませんね。

 

 

 

おにゅう峠は滋賀県高島市にある山の道「中央分水嶺・高島トレイル」のコースです。

かつて近江商人が荷物の運搬など、暮らしのなかで使っていた道でした。

この尾根道の先は、よく出かけるビラデスト今津近辺の近江坂からマキノ方面へと繋がっているようです。

 

 

 

 

よく似た景色ばかりで、この先へは踏み入れたことが無いのでそろそろ峠の車へ戻ることにします。

 

 

 

お気に入りのブナの場所に戻ってきました。

 

10

 

11

この尾根に降った雨は、右に流れれば琵琶湖を経由して太平洋に、左側に流れれば遠敷(おにゅう)川を経由して小浜湾から日本海へ注ぎます。

 

12

ブナの新緑と苔の緑が鮮やかです。

 

13

前回の記事のトップに貼った写真です。長い年月豪雪に耐えてきたのでしょうね。

 

14

しっかり根を張る姿が逞しいですね。

 

15

 

ここからNikon Z9とNIKKOR Z 24-70mm f/2.8 Sですが、15番までのD4sとAF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G EDとは少し色味が違います。

16

 

17

 

18

 

19

シダ類もイキイキしています。

 

20

マムシ草です。

 

撮影日 2024年5月17日

撮影地 おにゅう峠(滋賀県高島市朽木小入谷)

機 材 NIKON Z9

    NIKON D4S

    NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

    AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED


新緑のおにゅう峠へ (林道小入谷線〜上根来線)その1

2024年05月27日 | 里山散策

 

今年もブナの新緑を見におにゅう峠へ出かけました。

いつも九輪草が咲く高島市朽木の能家地区を経由しておにゅう峠ヘ向かうのですが、今年は5月17日でしたので、

九輪草の見頃には時期的に遅すぎて、大津市葛川地区から行くことにしました。

帰りにはこのコースで帰ることが多いのですが、往路で通ったのは10年以上前のことだと思います。

こんなに遠かったかな〜と思いながら細い道を走ってましたが、やはり通り慣れた能家地区経由の方が良かったです。

この季節はおにゅう峠への林道を通る車が少なくて、頂上間近では道路上に落石が多く石を避けながらの走行です。

帰りは福井県側へ降りましたが、特に福井県側は落石箇所が多く、タイヤが切れてパンクするのでは?と心配になる程でした。

今年も中央分水嶺に立つお気に入りのブナに出会うことができました。

 

 

ここは紅葉の季節の一番の撮影ポイントです。

峠の頂上よりも少し手前です。(滋賀県側)

 

また秋にも来ようと思っています。

 

撮影ポイントの後ろには鯖街道の案内板。

 

道路沿いには昔の鯖街道の林道があります。

少し鯖街道を登ってみました。

 

こんな山道を、鯖を担いで行き来していたのですね。

イワカガミの若葉が綺麗です。

 

車は3台くらい駐車できます。

紅葉の見頃にはここは混雑します。

 

おにゅう峠に到着

12時半頃でしたので、コンビニで買ってきたオニギリ弁当を食べました。

 

峠に車を置いて中央分水嶺の尾根道に向かいました。

高島トレイルのコースになっています。

アスファルトの色が変わっている所が滋賀と福井の県境です。車は福井県側に駐車しています。

 

 

 

10

 

11

ブナの根元

 

12

雪の重みでブナはみな根元で曲がっています。

 

13

お気に入りのブナです。

 

14

このブナが大好きで、毎年同じ構図で撮っています。

何本かのブナが重なり合って、見る位置によってこの姿を見ることができます。

 

15

地面を這うようして伸びる根が逞しいです。

 

16

 

17

見上げると清々しい新緑が広がっています。

 

18

 

林の中を涼しい風が通り抜け、清々しい気分でした。

 

20

次回に続きます。

 

撮影日 2024年5月17日

撮影地 おにゅう峠(滋賀県高島市朽木小入谷)

機 材 NIKON Z9

    NIKON D4S

    NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

    AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED

    

 

 


湖西の里山散策 5 シャガほか

2024年05月25日 | 里山散策

 

湖西の里山では平池の杜若が見頃を迎えようとしています。

20日に朽木の蕎麦屋さんに行ったついでにビラデスト今津まで足を伸ばし、平池の様子を見に行きました。

(先日に速報でその様子をアップしておきました)

平池に通い始めたのはまだ現役の頃からで、当時は6月に入ってからが見頃でした。

最近は毎年開花が早くなり、5月下旬に見頃を迎えてますが、20日の下見の際には2〜3分咲きといたっところでした。

再度23日の早朝に息子夫婦と出かけたところほぼ見頃に近い状況で、風も無く他に人は誰もいな状況でゆっくり楽しんできました。

この週末あたりは多くの人で賑わうことでしょう。その様子はまた後日にアップします。

 

湖西の里山散策の5回目は、酒波谷林道の脇のシャガ(射干)とチゴユリです。

酒波寺の横を流れる境川の上流の川沿いの群生地での撮影です。

川沿いの林のなく潜って撮影地へ行きましたが、草むらの中をかき分けて歩くので、マムシが居ないか心配でしたがまだ4月なら大丈夫でしょうかね?

久しぶりに三脚とNDフィルターを使って撮影してきました。

 

シャガはアヤメ科アヤメ属の多年草です。

 

シャガは日本各地の低地や人里近くの湿った森林に普通に見られる、常緑多年草です。

葉はやや厚く強い光沢があって垂れます。春に茎を斜めに伸ばして、その先に白地に青い斑点が入る花を多数咲かせます。

長い地下茎を伸ばし、その先に芽をつくってふえるので、大きな群落をつくります。

 

 

 

 

 

 

 

 

10

車の通る林道からも撮影。

 

 

 

ここからは林道のそばに咲くチゴユリです。

少し見頃には遅くてすでに花が終わったものも多く、綺麗な花が残っている個体を探しながら撮影。

 

12

チゴユリはチゴユリ属の多年草

チゴユリは平地から山地の落葉広葉樹林に生える植物で、日本では各地で見られます。

やや湿った、腐植質の積もった場所に生育し、上部で弓なりに曲がる茎の先端に直径1cmほどの白くかわいらしい花を1~3輪咲かせます。

葉にはほとんど柄がなく、5~10枚ほどが互い違いにつきます

 

13

 

14

 

15

 

16

 

17

これはガマズミかな?

 

18

タラの芽も大きく伸びてきました。今年は2回天麩羅で食べました。

最初の目はほとんどが採られてその後に出た芽が伸びてきています。

 

撮影日 2024年4月29日

撮影地 酒波谷林道(高島市今津町)

機 材 Nikon Z9

    NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

    NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S

    AF-S VR Micro NIKKOR 105mm F2.8G IF ED


湖西の里山散策 4 ホンシャクナゲ

2024年05月22日 | 里山散策

 

湖西の里山散策4回目はホンシャクナゲ(本石楠花)です。

何年も通っているビラデスト今津ですが、ホンシャクナゲ(本石楠花)の群落があることを知ったのは数年前です。

冬の間はビラデスト今津は休業で、その間は下で箱館そば「鴫野」を営業されてますが、そこで顔見知りの従業員の方に

「また春になったら石楠花も見に来てくださいね」と案内していただき、その年の春に初めて石楠花の撮影に出かけました。

その後はこの季節にはホンシャクナゲの撮影も楽しみに出かけています。

石楠花は滋賀県の郷土の花でもあり、国の天然記念物に指定されている蒲生郡日野町の鎌掛谷ホンシャクナゲ群落が

有名で、takayanも何度か行ってますが、ビラデスト今津の群落は間近で見ることができ撮影も楽しいです。

 

 

 

 

シャクナゲは、高山性で冷涼な環境に咲きます。高島市内では、箱館山を越えた淡海湖や近江坂などに多く生育していて、

4月下旬から5月中旬頃に花が見られます。

このシャクナゲは、ツクシシャクナゲの変種とされるホンシャクナゲで、近畿地方の低山地帯に多くみられる常緑の低木です。

 若葉の黄緑色が花のように美しい春の森に、淡紅色の彩りを華やかに添えるシャクナゲの花は、まさに「山の女王」です。

 シャクナゲは、滋賀県の郷土の花として親しまれています。(高島市HPより)

 

 

 

4月11日にも下見のつもりで来たのですが、昨年よりも開花が遅く、この日(17日)に再度訪問。

ちょうど見頃を迎えてましたが、今年はシャクナゲの裏番か?少し花付きが悪いように感じました。

 

 

 

 

 

本当にシャクナゲは優しい色合いで、今年は一番の見頃に撮影できました。

 

10

 

11

 

12

冬には雪の下になり、その重みで地を這うようにシャクナゲが伸びています。

花の無い季節にはハイカーなどに踏まれてもいるのでしょうね。

 

 

13

 

14

 

15

 

16

 

17

 

18

 

19

 

20

 

 

21

 

22

 

何枚撮影しても飽きることがない花です。

家内から「いつまでやってるの?しつこいね」とイエローカード(笑)

23

 

24

色が濃い蕾も綺麗です。

 

25

ルリタテハがいました。降りてすぐに羽を広げてくれました。

 

26

タムシバ

もう見頃は過ぎてました。

 

タムシバは、モクレン科モクレン属に属する落葉高木から低木の1種である。

別名、カムシバ、ニオイコブシなどともよばれる。

葉はやや細長い披針形であり、早春の葉が展開する前に白い6花弁をもち芳香がある花が咲く。

日本固有種であり、本州、四国、九州に分布する。

 

27

 

コブシの花に非常によく似ますが、コブシは花の直ぐ裏に葉を一枚付けるのに対し、タムシバは葉がありません。

 

28

 

撮影日 2024年4月17日

撮影地 ビラデスト今津(高島市今津町)

機 材 Nikon Z9

    Nikon D4S

    NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

    NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S

    AF-S VR Micro NIKKOR 105mm F2.8G IF ED


湖西の里山散策 3 トキワイカリソウほか

2024年05月21日 | 里山散策

 

昨日もビラデスト今津まで行きましたが、平池ではもう杜若が咲きはじめてました。

池の入り口にある古い案内板には「6月中旬には・・・」と見頃の時期が書かれてますが、年々開花が早くなって今では5月下旬が一番の見頃です。

今週末には多くのカメラマンで賑わうことでしょう。(ブログの最後に昨日の平池の杜若の風景を速報で貼っておきます)

 

湖西の里山散策の3回目はトキワイカリソウ、エンレイソウ、イチリンソウ、ミヤマカタバミ、バイカオウレンです。

小さな山野草の撮影が好きで、毎年同じ花を撮りに湖西の里山へ出かけています。

毎年この時期のブログを見ればほぼ同じような絵が並んでますが、今年は花が少ないとか、昨年咲いていた場所には姿形も無いなど、

やはり自然の中で自生する山野草は少しの気候条件の違いや、動物による食害などで消滅してしまうこともあります。

今年も可愛く咲いていてくれるだろうか?と早春から何度となく通い続け、今年も楽しい散策を続けています。

 

トキワイカリソウ(常盤碇草・ギ科イカリソウ属の多年草)

 

花は紅紫色。萼片は4個で花弁状。花弁は4個、基部は膨らんで袋状のものがある。

葉は冬でも枯れずに紅色に美しく染まります。北陸から山陰にかけての日本海側の林下に生えます。

 

 

 

 

 

 

 

 

いつもの林道脇で初めて白い花を見つけました。来年も咲いてくれるだろうか?

 

10

 

 

11

 

エンレイソウ(延齢草・シュロソウ科エンレイソウ属の多年草)

12

 

茎の先に柄の無いの無い3枚の葉を輪生していて、その葉心に柄を一本出して花を開く。

緑色または紫褐色の萼片3、雄蕊6、雌蕊1。葉には長い3脈の他に横の脈が目立つ。

 

13

 

14

 

イチリンソウ(一輪草・キンポウゲ科イチリンソウ属の多年草)

15

 

花が茎頂に普通1個だけつくので一輪草と呼ばれる。花の径は約4センチ。

 

16

 

17

 

18

 

19

 

 

ミヤマカタバミ(深山片喰・カタバミ科)

20

淡いピンク色のカタバミ。もっと濃いピン色もあり、白い花の中に一緒に咲いてました。

 

3-4月頃に白い5枚の花弁の花を咲かせる。花の直径は3-4cmで、白い花弁に紫色の筋があるものもある。

21

 

 

バイカオウレン(梅花黄蓮・キンポウゲ科オウレン属の多年草)

22

 

根元に群がって出ている葉の真ん中から直立した紫色の花茎を出し、頂に白色の花を一個つける。

 

23

 

 

キクザキイチゲ(菊咲一華は、キンポウゲ科イチリンソウ属の多年草)

24

 

白から紫色の花が1個つき、花弁はなく、ガク片が花弁状に見える。茎葉は3枚輪生し、深い切れ込みになる

 

25

 

速報・昨日の平池の杜若(5月20日)

 

 

撮影日 2024年4月4日・11日

撮影地 ビラデスト今津(高島市今津町)

機 材 Nikon Z9

    Nikon D4S

    AF-S VR Micro NIKKOR 105mm F2.8G IF ED

    NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S


湖西の里山散策 2 イワウチワ(岩団扇)

2024年05月21日 | 里山散策

 

湖西の散策の2回目は4月11日撮影のイワウチワです。

毎年この花も楽しみにしていて、優しいピンク色が可愛い花です。

山に春を呼ぶ高山植物「イワウチワ」。本州の中国地方以北の山地の林などに生える常緑耐寒性多年草です。

岩場に生え、光沢のある葉の形が団扇に似ていることから「イワウチワ」と名前がつきました。

(イワウメ科イワウチワ属の多年草)

 

 

 

 

 

 

今年も白い花に会えました。

 

 

葉っぱの色が鮮やかな緑です。

 

 

10

 

11

 

 

12

濃いめのピンクや淡い色合いなど個体によって違ったりします。

 

13

今年は大群生を見つけました。歩くところもないくらい一面に咲いてました。

また来年この群生に会いに来るのが楽しみです。

 

14

 

15

 

16

 

17

 

18

日に向かって皆同じ方を向いて咲いています。

 

19

すごい数のイワウチワが一面に広がってました。

 

20

 

21

 

撮影日 2024年4月4日・11日

撮影地 ビラデスト今津(高島市今津町)

機 材 Nikon Z9

    AF-S VR Micro NIKKOR 105mm F2.8G IF ED

    NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S


湖西の里山散策 1 山陰白金草他

2024年05月19日 | 里山散策

 

今年の春も4月早々から何度も湖西の里山(高島市今津町)へ出かけています。

桜を追いかけてあちこちへ出かけ、ブログでは色々と各地の桜や旅先の風景等をアップしてきましたが、

その間にも湖西の酒波〜ビラデスト今津までの里山で、多くの花々を撮影してきています。

今日からしばらくこの春に撮りためてきた湖西(琵琶湖の西岸)の里山の山野草や、日本石楠花などを紹介していこうと思っています。

 

酒波寺の前を流れる境川の土手に咲く二輪草です。(4月4日撮影)

 

今年も綺麗に咲いてくれました。

 

 

 

同じ境川の川辺に毎年咲いているアケビの花です。

 

 

 

モミジチャルメルソウ(準絶滅危惧種)

もみじ池から少し上ったところで今年も咲いてました。

 

変わった姿の花ですね。

先日(5月17日)におにゅう峠から小浜へ抜けるドライブに出かけました。

昨年も撮影した遠敷川の源流域のモミジチャルメルソウはすでに花が終わりを迎えてました。

 

 

ここからは4月11日の撮影分です。

 

10

山陰白金草(サンインシロカネソウ)です。(キンポウゲ科)

 

今年は昨年までとは違う場所で撮影しました。

小さくて可愛い山野草ですが、貴重な山野草ですので、大切に保護したいですね。

 

11

本州福

 

井県以西からの日本海側に分布するキンポウゲ科の多年草です。

山奥の水がしみ出したような谷間、温帯域の渓谷 などに生育し、草丈は8~15cm弱です。 花径は1㎝弱の大変小さな花です。

 

12

 

今年は全く違う場所での撮影ですが、場所は伏せておきます。

13

 

14

 

15

これはクレソンの花ですね。(別名オランダミズガラシ)

林道の道路脇の溝でも多くのクレソンを見かけます。

 

16

ヘビイチゲの花に来たアブか?ハエの仲間?

 

17

ハルトラノオ

 

18

ピンク系のヤマエンゴサク(ケシ科キケマン属)

キケマンと同じ仲間のようです。

 

19

淡い紫色

 

20

これはどこでもよく見るカキドオシ(シソ科)

 

21

キケマン(ケシ科キケマン属)

 

22

 

撮影日 2024年4月4日・11日

撮影地 湖西の里山(高島市今津町)

機 材 Nikon Z9

    AF-S VR Micro NIKKOR 105mm F2.8G IF ED

    NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S

 


びわこ文化公園散策 2

2024年02月12日 | 里山散策

(鈴懸の実)

 

大津市瀬田の丘陵にあるびわこ文化公園(文化ゾーン)の散策の続きです。

この日は野鳥狙いで、NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VR1本だけでの撮影でした。

全く野鳥の姿も確認できず、園内を歩きながら梅の花などを撮影してきました。

前回は園内で咲き始めた梅をアップしましたが、今回は冬枯れの紫陽花や咲き始めの三椏などを紹介します。

 

枯れたこの季節の紫陽花も絵になります。

 

この時期の紫陽花の姿が大好きで、見かければ必ずカメラを向けています。

 

三椏が咲き始めてました。

 

少し黄色い色が見え始めています。

 

この付近には雪割一華も少し植えられているのですが、今はまだ蕾も見えませんでした。

 

昨年の秋には綺麗な黄色い花を咲かせていた石蕗も今はこんな姿です。

 

(昨年の11月14日撮影の石蕗)

 

遠くの枝に居たツグミ

 

この日撮れた鳥はこのツグミだけでした(笑)

(遠かったので大幅にトリミング)

 

熟した柿にメジロでもが来るかも?と期待しましたが全く姿なし。

 

10

センリョウとマンリョウ

 

11

この季節の主役は山茶花ですね。

 

12

鈴懸(プラタナス)の実

 

13

中央の実にピンを合わせたつもりが、左の実のあってました(笑)

 

14

よく手入れされた竹林

 

15

地中にはもう筍の赤ちゃんが育っているのでしょうね。

 

撮影日 2024年2月2日

撮影地 びわこ文化公園(大津市瀬田南大萱町)

機 材 Nikon Z9

    NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VR(一脚使用)


湖西の山里 (箱館山山麓の蕎麦畑ほか)

2023年11月04日 | 里山散策

 

11月に入り今年もあと2ヶ月ほどとなりました。本当に1年が早く感じられる今日この頃です。

1日の夜から息子夫婦と強行スケジュールで、日本国道最高地点(標高2172m)の渋峠から白馬村、蓼科湖、御射鹿池へ撮影に出かけました。

もちろん運転は息子夫婦で、私たちはゆったり寝ながららのドライブでした。

深夜の長距離ドライブから翌日の夕方までの撮影と長距離の移動で、息子夫婦は疲労困憊。我が家で一晩休んで翌日の朝に帰りました。

早朝の渋峠、大出公園、白馬マウンテンハーバー、蓼科湖を回って最後は夕刻の御射鹿池。

良い天気に恵まれて、素晴らしい秋の風景に出会えた撮影旅でした。

現像・編集を昨日から始めましたが、整理が出来次第紹介しようと思っています。

(この記事の最後に2枚予告で貼っておきます)

 

さてそんなことでしばらくブログの更新が出来ていませんでしたが、今回は10月17日の湖西の里山の風景です。

洛北大原・古知谷阿弥陀寺で大文字草の撮影の後、鯖街道を北へ走っていつもの湖西の里山へ向かいました。

NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VRを購入した時から、一度ビラデスト今津へ続く酒波林道から湖西線の撮り鉄をしてみたいと思っていて

何時も休憩する琵琶湖が望める東屋へ。

サンダーバードの上下2列車を撮影後に、林道を下って箱館山山麓の田んぼでそばの花の撮影を楽しみました。

 

まず下りのサンダーバード

やはり距離があるので600mmでも短いくらいです。

 

マキノ駅で上り普通列車と離合

 

マキノ駅を通過したサンダーバード

 

上りの普通列車

 

上りのサンダーバードがマキノ駅を通過

 

やはり湖西線なら琵琶湖をバックに入れようと上りは縦構図で撮影。

 

海津大崎の桜並木も見えます。

 

琵琶湖伝統漁法の「魞(えり)」が見えます。

 

 

上下2本のサンダーバードの撮り鉄で500枚近く撮影しました。

低速での連連写ですが、高速連写なら1000枚は超えたでしょうね。

同じような写真の大量生産です(笑)

10

 

撮り鉄を終えて酒波林道を下って酒波寺の手前の「もみじ池」に来ました。

11

 

まだまだ色付きには早い時期ですが、映り込みが綺麗でした。

12

 

酒波の集落あたりの箱館山山麓の田んぼではこの時期はそばの花が見頃を迎えます。

12月から3ヶ月のみの営業の箱館蕎麦「鴫野」、今年も楽しみです。

 

13

ススキとそばの花のコラボ。秋らしい風景です。

 

14

 

14

 

15

 

16

 

17

 

 

18

蕎麦畑の傍に立つ弥勒堂跡の石塔

 

19

酒波の集落へと続く農道

まっすぐな農道は近年の圃場整備によりできたものでしょうね。

 

20

 

21

 

22

 

23

箱館山

 

撮影日 2023年10月17日

撮影地 高島市今津町酒波・日置前

機 材 Nikon Z9

    Nikon D4S

    NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

    NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VR

    AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VR

 

11月2日の撮影旅の予告です。

まだまだ現像・編集作業が進んでいませんが、整理出来次第アップします。

 

早朝の渋峠

 

夕刻の御射鹿池