2011年冬アニメ第1話の感想文その10

2011-01-19 14:40:34 | 2011年冬アニメ関連

 今回でキー局の2011年冬アニメの第1話は終了。次回からはローカル局を制覇していきます。今回はフジテレビ深夜アニメ枠「ノイタミナ」枠もう一つの作品「放浪息子」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Houroumusuko Houroumusuko1 「放浪息子」…月刊コミックビームで連載されている志村貴子の漫画「放浪息子」のアニメ化作品で、アニメ制作はAIC Classicです。志村貴子作品のアニメ化といえば2009年夏にフジテレビ水曜深夜アニメ枠「NOISE」で放映された「青い花」が話題にこそなりませんでしたが絶妙な雰囲気を出していて評価が高かっただけに、この作品も自分を含め一部では注目されていた模様です。

AIC系列は割と普通な作画をしているイメージがありましたがこの作品に至ってはかなり大胆なタッチで正直意外でした。個人的にはこの作品の制作は「青い花」の作画で実績のあったJ.C.STAFFがやると思っていましたが、しかしAICも十分イケることにちょっと驚きです。こういう独特の路線でひと味違う作品を毎回放映してくるからこそ「ノイタミナ」枠の作品は実に興味深いです。

Houroumusuko2 Houroumusuko3 冒頭から桜の描写が非常に美しく作画に関しては今期トップクラスと思われます。そして入学式のあとの自己紹介でいきなりプチ修羅場!やはり志村貴子作品ならばこういうドロドロした恋愛がらみの描写は欠かせません。これで中学1年生とは思えませんが、だがそれがいい。ただキャラクター同士の見た目がかなり似ていたため顔と名前が一致しないことがほとんどでした。主人公と黒髪ロングのツリ目男装少女は印象が強かったので良く覚えていたんですが、そこは少々気になりました。

Houroumusuko4 Houroumusuko5 中盤から終盤にかけては主人公二鳥修一が放映開始前のPV通り女装をして町中を歩きつつ、他の登場人物の過去話などが繰り広げられ人間関係が少しずつ説明されていましたが、作品の繊細な雰囲気を見事に引き出していて非常に素晴らしかったです。原作の予備知識無しで視聴していましたがなんとなくこの作品のテーマが分かってきました。やはりこの作品も複雑で暗い!終盤で修羅場が再びきたし相変わらず志村貴子作品はこういう描写が多い気がします。

Houroumusuko6 Houroumusuko7 作画は予想以上に良く作品の雰囲気に合っていたので期待以上です。作画においては今期冬の全アニメの中でも1位ではないでしょうか。作中のBGMも合っていて良かったです。これで主題歌が空気公団やCeuiが歌っていたらより完璧だったかもしれません。ただ志村貴子作品はテーマと雰囲気が重いため人を選びます。「青い花」が売れなかったのもそのせいだと思われるので個人的には期待していますが今回も話題にならず消えていきそうな予感は感じます。

総評

Houroumusuko8 1話の全体的な感想としては、放映前から期待していた通りの出来ばえで素晴らしかったです。J.C.STAFFではないと無理かと思っていましたがAICでも見事に表現していたため感服しました。作画は文句無し、BGMも作品に合っていたし「青い花」ファンなら満足の出来ではないでしょうか。ただしキャラクターの個性がかなり薄かったのと名前がほとんど出なかったので良く分からないキャラクターも多かったのでここが少々不安なところです。

1話の個人的評価としては、全体的に良くできていたしこのまま見事に最後を締めてくれれば文句無し…ということで期待も込めてSランクです。できれば今回はBDでも出して欲しいところ。ただ志村貴子作品はテーマが重く一般受けしづらいので今回も知る人ぞ知る作品になりそうです。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ぎゃああああああああ (Qz)
2011-01-21 17:57:04
ぎゃああああああああ
くそおおおおおおおお
撮り忘れたっぺー

次遊ぶときよろしくw
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ホントに自称アニオタ?w (高崎)
2011-01-22 15:44:59
ホントに自称アニオタ?w

その勢いでスイートプリキュアも
撮り逃してしまわないか心配です。
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