続・驚くべき事実

2010-03-09 09:44:27 | 2009年夏アニメ関連

 えええええぇぇぇぇぇ…「ウィッシュルーム 天使の記憶」や「アナザーコード」シリーズの開発を行っていたCiNGが破産手続きを申請しているようでHPも無くなっていました。独自の個性を持った良質アドベンチャーゲームを作り続けていたCiNGは個人的に大ファンだったんですが…非常に残念です。つい最近新作が出たのにこのような事態になったとはいまだに現実味がありませんでした。

 そしてもう1つ、「化物語」第6巻つばさキャット(下)の発売日は案の定延期、しかも4巻の1ヶ月延期とは違い今回は2ヶ月以上延期だそうです。結局なんだかんだで放映開始からBD・DVDが最終巻発売まで1年近くかかってしまいました。こんな事態になっても慣れているネットの住民達は「シャフトだからしょうがない」で片付けているのでさすがです。

 しかし現在放映されているシャフト制作のアニメにも影響が出ているためあまり評判は良くありません。やはりもう少し制作本数減らすなり人数増やすなりしてこういう事態は無くして欲しいもんです。


2010年冬・アニメ最終回の感想文その4

2010-03-08 04:04:49 | 2009年秋アニメ関連

 先日ついに秋に終わったアニメは視聴終了したので今度は年末に終わったアニメを視聴しています。今回は「ささめきこと」と、ローカル局で放映されていた「そらのおとしもの」の最終回を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Sasamekikoto_2 Sasamekikoto1_3 「ささめきこと」…月刊コミックアライブで連載されている、いけだたかしの漫画「ささめきこと」のアニメ化作品で、アニメ制作はAICです。2009年秋アニメで唯一の百合ものだったこの作品の第1話は「どうして…女の子同士で愛し合っちゃいけないのかしら」で始まりその後女子同士の修羅場が展開されていたりしてかなり意表を突かれました。

 2009年夏アニメで放映されていた百合ものの傑作「青い花」に対してこちらの作品は明るく軽いノリでガールズラブを表現していたので作品的にあまり暗いイメージは感じなく、CMでやっていた通りに友情以上告白未満という微妙な関係を続けていました。

 作画も安定していて特に突き抜けたものこそ無かったですが全体的にバランスが良く、音楽もピアノをメインにした落ち着いた曲が多く作品の雰囲気に合っていたと思います。

Sasamekikoto2_2 Sasamekikoto3_2 キャラクターもなかなか魅力的な人物が揃っていて、中でも主人公村雨純夏が黒髪ロングで眼鏡をかけていたため非常に素晴らしく、そして妄想シーンが突き抜けていたため見ていて面白いキャラクターでした。そしてその村雨純夏と、副委員長で男の娘朱宮正樹とのやりとりは見ていて非常に面白かったです。本編では出番が少なかったのが実に残念、もっと出番を増やして欲しかったところでした。その2人が出てきた女子部設立の話は結構面白かったんですが、朱宮正樹を含めサブキャラの話がかなり少ないため感情移入しづらく、さらに最終話があっさりして終わってしまったので最後はイマイチ不完全燃焼だったと思います。

Sasamekikoto4 Sasamekikoto5 体育のときだけでなく掃除のときもなぜか体操服だったりして女性キャラクター達が総じてエロかったし全体で見るとなかなかバランスの取れた良作でした。そして毎回微妙に変わるエンディングは素晴らしく、エンディング曲「虹色ポケット」も目立ってこそいませんが秋アニメの中では5本の指に入るほどの良曲だったと思います。

Soranootosimono Soranootosimono1 「そらのおとしもの」…月刊少年エースで連載されている、水無月すうの漫画「そらのおとしもの」のアニメ化作品で、アニメ制作はAIC A.S.T.Aです。「バンブーブレード」「天体戦士サンレッド」などの良作を作り続けてAIC系で最も期待していたこの作品、第1話からいきなり主人公の妄想全開でネットでも話題になっていました。

しかしこの作品が完全に有名になったのはやはり、2009年アニメ10大ニュースにも入り一般の業界人にも影響を与えたという噂もある第2話のパンツエンディングでした。

Soranootosimono2 Soranootosimono3 CGで描かれたパンツが空を飛びニュースにも出て音楽も壮大だったこの第2話は、あまりにも頭おかしい方向に全力投球していたため色々なところで話題になり、個人的には2009年最も馬鹿アニメだった「ミラクル☆トレイン ~大江戸線へようこそ~」に続くエロ馬鹿アニメ(褒め言葉)だったと思います。

Soranootosimono4_2 Soranootosimono5 他にも第4話で散っていった「智樹 お宝☆コレクション」ではアニメーター12人に一瞬しか出なかったエロ本の表紙を描いてもらい、なおかつテレビ局で放映できるギリギリを目指してテレビ局と広告代理店とアニメ制作側で30回以上打ち合わせを行ったという異常なまでのこだわりを見せていました。他にも昭和の名曲の数々をカバーして毎回全く違っていたエンディングは必見で、初音ミク役で一躍有名になった藤田咲もエンディングを歌っていたりしていました。

 この作品、エロに関してのスタッフの気合いの入れ方がハンパでは無くさらに作画も極めて良く、ギャグも面白いため非常に完成度の高い作品でした。エロが多すぎるためローカル局でしか放映されず一部でしか話題になりませんでしたがキー局で放映されていても十分話題になる作品だったと思います。

Soranootosimono6 Soranootosimono7 ただのエロギャグアニメでも十分通用する作品でしたが、時折見せるシリアス展開が非常に気になる作品でもあり、最もシリアスに無縁と思われたニンフに暗い設定が見え隠れしていたためそのギャップも魅力的でした。最終話でのあのシーンが残酷で印象に残りつつ、今まで無かったバトル展開を見せ2期に続くような終わり方で、噂では2010年秋に2期をやるとまで言われているので楽しみです。

Soranootosimono8 ギャグ展開が少々しつこいのが少し気になりましたが、それ以外では非常に丁寧に作られていて面白い作品だったと思います。素晴らしい作品だったのに角川作品なせいかDVDのみの販売なのが実に惜しい。


FF11の新情報

2010-03-07 12:17:27 | FF11

 2月28日に行われた「ヴァナ★フェス2010 ~8周年だョ!全員集合」で、FF11のこれからの方針や次回バージョンアップ情報などが公開されていました。

 大きな変更点を見てみると、まずはアルタナミッションの追加に新たなエリアの開放がありました。今まで行けなかった過去エリアのズヴァール城外郭と内、さらに王の間も解放されて闇の王とも戦えるようです。

 続いては人口の少ないワールドの統合も行うようです。自分のいるワールドは初期なので人口が多めですが、PC参入組以降は人口が少ないところが多そうなのでこれから少しずつ統合されていきそうです。

 他にも新要素として「メイジャンの試練」なるものも追加されるようで、まずは3月から武器のみ実装するらしく、武器防具を一度トレードしたあとに発生するクエストをクリアすることで色々な能力を自由に付加できるようにするみたいです。単純に武器防具の強化だけでなく生活スキルとかも強化できるようなのでちょっと期待したいところ。

 そしていよいよFF11の華、ジョブ・戦闘関連ですが、いよいよというかついにレベル99解放を行うようです。まずは段階的に最初は80まで解放するみたいですが、それにより赤魔道士のコンバートや、踊り子のR・フラリッシュ等多数の強力なアビリティがサポートジョブに食われる現象が発生するので、おそらく強力なアビリティはメイン限定にするのかもしれません。

 ジョブ調整については、召喚士の新召喚獣でオーディンとアレキサンダーが追加されるようです。といってもミッションやコンテンツでラスボス扱いなキャラなので、召喚士の2Hアビリティのアストラルフロウ限定で使用可能なようです。性能もやはり超強力なようで、ミッションで強力だったアレキサンダーの「絶対防御」に、オーディンは範囲即死の「斬鉄剣」があるようなので、まぁこの性能なら2時間アビリティ限定なのも納得でした。 

 他にも全体的にどのジョブも強化されるようで、中でも目を見張るのはからくり士の格闘スキルC→Aへの引き上げとマトンをナイト並に固くする強化だったと思います。基本的に必要とされていないボンクラジョブは特に強化するみたいなので、これで高崎の真のメインジョブ踊り子も多少脚光を浴びてもらいたいところです。

 心のメインジョブ吟遊詩人は、なにやら一撃死しづらくしたり、歌を上書きしたりしないようにする調整だそうでなんか微妙…相変わらずほとんど放置状態のようで、新歌は来るのか来ないのかハッキリしていませんでした。その代わりコルセアのロールは追加するそうなので、多分ウォリアーロールやサマナーロールとか上位が来そうな予感です。

 そして新しいアドオンコンテンツとして3つのアビセアシリーズが発売されるそうです。第一弾「禁断の地アビセア」は初夏に発売されるようで、「強敵との戦闘」「強力な装備品集め」に重点を置いたコンテンツらしく、装備品には現在のAF2よりも上のAF3が実装されるそうで、吟遊詩人のAF3がどんな壊滅的なデザインかと思うとアニメ見て現実逃避したくなります。

 他にも巨大カニやスライムなどといった新しいデザインのモンスターも追加予定らしいFF11、時代はすでに14に動き始めているとの声も聞かれますがまだまだ頑張って欲しいものです。しかしいい加減もっとエロい装備品は増やしてくれてもいいと思いましたので次回バージョンアップに期待して…はいません。


PSネットワーク通信障害

2010-03-03 19:23:31 | アニメ・コミック・ゲーム

 先月末に発生した、プレイステーションネットワークに突然通信障害が発生してトロフィーセットなどがダウンロードできなくてゲームが起動しなくなったり、下手するとオフラインのゲームすら起動しないことやセーブデータが破損するなどといった重大なトラブルまで起きた今回の事件、原因はどうやら薄型PS3が出る前のPS3には2010年2月29日が存在していたことによる、うるう年が原因だったようです。自分のPS3は薄型だったため気づきませんでしたが、会社の先輩のPS3は初期型だったため急に起動しなくなったそうで質問されたため気になって調べたらこのような事態になっていました。

 それまではほとんど発表らしい発表が無かったため全然原因が分からなく、新型PS3でPSネットワークのニュース一覧を見ていても「Heavy rain」のバグ欠陥についての情報しか流れていなかったため今回の事件はちょっとソニーお粗末だったんじゃないかと思いました。全世界で発生した今回の事件、初期型PS3を持っていた人にとっては冷や汗ものの出来事だったんじゃないでしょうか。


最近の

2010-03-02 19:27:06 | 2010年冬アニメ関連

Pricure4 Pricure5 「ハートキャッチプリキュア!」はすごいね…今週新たに登場した大幹部が、「弱い奴には興味無い」とか言って拾ったプリキュアステッキ返してくれていたのでその心意気に感動しました。

さらに今週の変身シーンは2人同時バージョンで相変わらずよく動いてたし、なんか下手な深夜アニメよりはるかに面白くなっていました。そして2人同時の合体必殺技が突撃というのはちょっと吹いた。


2009年秋・アニメ最終回の感想文最終回

2010-03-01 17:11:55 | 2009年夏アニメ関連

 今回の日記で秋に最終回を迎えたアニメの感想文は最後となります。全部で34作品…2009年のアニメの4割近くがこの時期に終わったため予想以上に長くかかってしまいました。それでは全体的な感想をここから書いてみたいと思います。

Bakemonogatari10 2009年秋に終わったアニメ、なんといっても欠かせないのは「化物語」ではないでしょうか。放映が始まった頃は新房監督のオナニーアニメとか言われていたのが、2話以降一気に人気が出てきて中盤にはもう不動の人気作になっていました。最終回のまにまに回も非常に評価が高く、2chが選ぶ2009年アニメで堂々の1位になっていました。

Haruhi6 そしてもう一つこの時期に欠かせない作品は「涼宮ハルヒの憂鬱 新アニメーション」で、同じ物語を8回繰り返した「エンドレスエイト」は後にも先にもテレビアニメ史上初の試みでその結果は見事に爆死。

DVDがamazonで996円で投げ売りされるほどの失態を生み出しました。

Ga Manimani Taiyaki Saki その一方この時期は部活動アニメに良作が揃っていて、芸術科を舞台にした「GA 芸術科アートデザインクラス」や天文部の「宙のまにまに」、野球部の「大正野球娘」、麻雀部の「咲 -Saki-」と全てが評価も高く個人的にも非常に面白かったです。しかもこの4作品、放映開始前全くの無名だったためその予想外の良作の登場に当時盛り上がっていました。

Sweetblueflower Princessloverまだまだ良作はこの時期数多くあり、フジテレビ水曜深夜アニメ枠「NOISE」の最終作「青い花」は、J.C.STAFFの素晴らしい作画に加え雰囲気の作り方も絶妙で話題にこそなりませんでしたが良い作品で、特にエンディングが秀逸でした。

エロゲ原作アニメはハーレムもので終わることが多いですが、「プリンセスラバー!」はそんな中主人公の性格を誠実にしてちゃんとヒロイン達と区切りを付けて終わらせてきたため予想していたより面白い作品で、笑いも充実していて良かったです。

Mazingar Valkyria5 そして鬼才今川泰宏氏が手がけた久々のロボットアニメ「真マジンガー 衝撃!Z編 on television」も見逃せません。ここ数年でめっきり減ってしまったロボットアニメの中でもここまで熱血なロボットものは非常に珍しく、しかも作画も極めて良かったし面白かったです。ぜひとも続きをやってほしいと思いました。

ゲーム原作で設定もキャラクターも作り込まれてるし、アニメになって作画も良くなった「戦場のヴァルキュリア -VALKYRIA CRONICLES-」も終盤はアレでしたが序盤から中盤は掛け値無しに面白かったです。こちらもゲームで続編出たしぜひとも2期に期待したいところです。

Guinsaga5 Zetubou 超大作の小説をアニメ化した「グイン・サーガ」、見た目こそそれなりですが内容は非常に面白くファンタジーものでここまで面白い作品があったとは知りませんでした。原作が未完の大作となってしまったのが非常に悔やまれますが、区切りのいいところまでアニメ化してほしいと切に願う次第であります。

3期になっても安定して面白かった「懺・さよなら絶望先生」、シャフトとの相性も抜群で原作の良さを最大限に引き出していたと思います。声優のキャストも豪華だったし、当時放映中の「化物語」までネタにしたそのタイムリーさとスケジュールの厳しさに絶望した!

Watti Hayatenogotoku 1期で人気が出て待望の2期が放映された「狼と香辛料Ⅱ」、こちらもライトノベル原作ながらライトノベルとはひと味違う独特の作風で面白かったです。後半の痴話喧嘩展開は評判がイマイチだったのが残念。3期に期待したいところです。

パロディを多く扱う作品ながら人気の高い「ハヤテのごとく!!」、こちらも非常に安定した作画でなおかつガンダムOOの関係者が関わっていたためガンダムネタまで織り込んでいてなかなか面白かったです。釘宮理恵のツンデレ声も相変わらずでした。

Yattarman Asatarou 1年以上放映された作品が最終回を迎えたものもあり、「ヤッターマン」は最後に今までの通算成績を出したりしてすごい懐かしい気分になりつつも現代風に良くアレンジされていて、最終回での第1期原曲が流れたときは懐かしすぎました。それと「ねぎぼうずのあさたろう」、こちらも見た目こそコミカルですが内容は本格時代劇とほとんど変わらないため見ていて非常に痛快で面白かったです。

続いては人気や話題とは裏腹になった作品などなど。

Magunitude Baskash フジテレビ深夜アニメ枠「ノイタミナ」の作品でノイタミナ史上最高の視聴率を出した「東京マグニチュード8.0」背景美術は素晴らしかったんですが後半の夢展開はどうかと思ってしまいました。大地震のリアルさを伝えたかった作品だと思ったんですが個人的にはどうもイマイチな終わり方だったと思います。

放映開始前から特番を組んだり、河森正治氏がメカデザインをやったりしてフランス作画陣による美しい背景美術と気合いの入れ方がハンパでは無かったご存じ「バスカッシュ!」いざ放映されたら支離滅裂で強引な展開だったため大爆死でした。エクリップスの歌は良かったんですが…。

Canaan Phantom_2 チュンソフトの名作サウンドノベルのスピンオフ作品だった「CANAAN」、P.A.WORKS制作で作画は文句無しだったんですがシナリオは残念ながらイマイチで、やっぱりオマケシナリオといった感じだったのが残念でした。

そして衝撃的な結末で終わった「Phantom ~Requiem for the Phantom~」も見逃せません。真下監督らしい演出が多かったこの作品でしたが最後の衝撃的なシーンは原作を大きく改変したためそこだけ話題になっていました。

そして最後はここに書かないと忘れ去られてしまいそうな、話題にもならず話も地雷だった黒歴史的作品の方々を。

Shangrira Kanamemo まずはなんといってもGONZOブランド最後の遺作「シャングリ・ラ」でしょうか。絵柄はそこそこ頑張っていましたが、強引な展開に中二な台詞、そしてキャラクターに魅力が全く感じられずに2009年ワーストアニメ候補という不名誉な地位までゲットしてしまいました。

続いては作画と主題歌は良かったんですが話が迷走しまった「かなめも」。テレ東規制で下着は見せられないため猫で隠し、風呂シーンも猫で隠してたんですがDVD版では猫が外れるというCMを流したためそれに釣られてDVDは売れたそうですが、猫が外れたら今度は湯気で隠されてたという予想外の事態に当時は荒れていました。

07ghost Gendaimahou 数少ない腐女子向けアニメだった「07-GHOST」、スタジオディーンとは思えないほど作画は安定していたんですが2クールやったのに話がほとんど進まず、最終回では幹部が撤退して終わるというすさまじい中途半端な終わりでどうしようもありませんでした。

はいてないから始まった「よくわかる現代魔法」パンチラが多めで作画はそれなりの作品でしたが話の内容…特に時系列が意味不明で、第1話で戦ってたと思ったら2話からいきなり昔の話になり…と視聴していて訳が分かりませんでした。

 それでは毎回恒例、2009年秋に最終回を迎えたアニメで一番面白かった作品は…今回はまぁ予想通りといいましょうか

Bakemonogatari11 西尾維新アニメプロジェクト第一弾作品「化物語」でした。今までの妖怪ものとはひと味違う独特の話に西尾維新作品ならではの強烈なキャラクター、そしてシャフト演出も作品に良く合っていたし、主題歌も各キャラクター別々にあるという豪華さに加えエンディングのSupercellの曲も極めて良曲という非常に完成度の高い作品でした。

 以上を持ちまして2009年秋に最終回を迎えたアニメの感想文は終了となります。今回は非常に数が多かった分文章も非常に長くなってしまいました。今回のアニメ制覇にあたり友人の録画してもらったローカル局アニメが必須だったため今回も非常に助かりました。ありがとうございます。そして自分は今度は冬に最終回を迎えたアニメを再び視聴する毎日に戻ります。今回も長文でしたがお付き合いいただきありがとうございました!

 高崎の2009年秋・アニメ最終回の感想文 完

おまけ 高崎の2009年秋に最終回を迎えたアニメ最終ランク付け

Sランク(神!BD・DVD購入も視野に入るレベル)…「化物語(↑第1話ではB)」

Aランク(面白い!録画して保存)…「青い花(→第1話ではA)」 「GA 芸術科アートデザインクラス(↑第1話ではB)」 「宙のまにまに(→第1話ではA)」 「大正野球娘(↑第1話ではD)」 「真マジンガー 衝撃!Z編 on television(→第1話ではA)」 「咲 -Saki-(→第1話ではA)」 「ねぎぼうずのあさたろう(↑第1話ではB)」 「グイン・サーガ(↑第1話ではC)」 「懺・さよなら絶望先生(→第1話ではA)」 

Bランク(とりあえず見る)…「東京マグニチュード8.0(→第1話ではB)」 「うみものがたり~あなたがいてくれたコト~(→第1話ではB)」 「プリンセスラバー!(↑第1話ではC)」 「蒼天航路(↓第1話ではA)」 「戦場のヴァルキュリア -VALKYRIA CRONICLES-(↓第1話ではA)」 「CANAAN(↓第1話ではA)」 「ヤッターマン(→第1話ではB)」 「亡念のザムド(↑第1話ではC)」 「狼と香辛料Ⅱ(↓第1話ではA)」 「Pandora Hearts(↑第1話ではC)」 「Phantom ~Requiem for the Phantom~(↑第1話ではC)」 「ハヤテのごとく!!(→第1話ではB)」 「ファイト一発! 充電ちゃん(↑第1話ではD)」

Cランク(視聴打ち切って実況だけ見るレベル)…「バスカッシュ!(↓第1話ではA)」 「涼宮ハルヒの憂鬱 新アニメーション(↓第1話ではA)」 「かなめも(↓第1話ではB)」 「ティアーズ・トゥ・ティアラ(→第1話ではC)」 「07-GHOST(→第1話ではC)」

Dランク(地雷・黒歴史)…「シャングリ・ラ(↓第1話ではC)」 「スラップアップパーティ-アラド戦記-(→第1話ではD)」 「よくわかる現代魔法(→第1話ではD)」

一部子供向けは除外しました。


2009年秋・アニメ最終回の感想文その15

2010-03-01 11:52:54 | アニメ・コミック・ゲーム

 2009年秋に最終回を迎えたアニメ感想文、今回で全て終了となります。全体的な感想は次回書くとして、今回は放映形式がちょっと特殊だった2作品、「亡念のザムド」「ファイト一発! 充電ちゃん」の最終回を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Zamudo Zamudo1 「亡念のザムド」…アニメ制作会社BONESのオリジナルWebアニメで、アニメ制作はボンズです。この作品は最初PlayStation Storeで2008年秋から有料配信されていた作品でしたがその後テレビ放映版として2009年春から放映されていました。

BONESお得意のオリジナルアニメということでオープニングからセンスの塊のような演出と選曲でした。さらにこの作品はWeb配信版のOP・EDとテレビ放映版の新規OP・EDをほぼ1話ごと交互に流すという今までにありそうで無かった独特の使い方をしていました。

 そしてシナリオなんですが、これはかなりクセが強く視聴者を選びそうでした。まずキャラクターはもちろん世界も完全オリジナルなため冒頭からさっぱり訳が分かりません。そんな中、ナキアミが乗っていたビートカヤックの飛び方やゴーグルのデザインが「風の谷のナウシカ」に似ていて、続いてキャラクターデザインが同じBONESつながりで「交響詩篇エウレカセブン」に似ていたため、この作品は通称ジブリカセブンとか言われていました。

 この作品、BONESのオリジナル作品ほぼ全てに言えることかもしれませんが謎がかなり多く、4話くらいまで視聴しても謎が明かされるばかりかどんどん増えていくため結構きついものがあります。これで放映開始当時は1話300~400円だったようでおそらく自分が当時視聴できる環境にあったら1話か2話だけ金払ってあとは見なかったかもしれません。

 あと、作品のジャンルとしてはSFものに近いかもしれませんが生体兵器のようなものが多く出てきて、血の雨ならぬ体液の雨が降ったり体の一部が変形したり吹っ飛んだり、謎の巨大生物とかも出てくるので結構グロイ描写も多くその辺りも視聴者を選びそうでした。過去のBONES作品でいうところの「ラーゼフォン」に近いものがあると思います。

Zamudo2 訳が分からないアニメではありましたが戦闘シーンに関してはさすがボンズと言ったところで、ザムドとヒトガタ兵器・ASPとのバトルはかなり格好良く、ラストバトルも素晴らしい動きでした。作画も最後まで全く崩れることなく安定していたし、背景も細かく、ヒトガタデザインも独特で良かったと思います。

Zamudo3 Zamudo4 ラストでヒルケン皇帝が名前をもらって自我を取り戻したような描写があったあとは最後まで出てこなくて結局良く分からなかったし、ヒルコとザムドの関係も分からなかったし、最後なんでアキユキあそこにいたの?などなど正直かなりBONESの自己満足アニメに見えてしまいました。せめてもうちょっと謎を減らすか序盤で謎をもう少し明かして欲しかったです。BONESのオリジナルアニメは良作が多いんですが今回のはちょっと微妙だったかもしれません。しかしOPとED…中でも2種類あるオープニングはどちらもBONESのセンスを感じさせる素晴らしい出来だったと思います。

Juuden Juuden1 「ファイト一発! 充電ちゃん」…コミックガムで連載されている、ぢたま(某)の漫画「ふぁいと一発! 充電ちゃん」のアニメ化作品で、アニメ制作はスタジオ雲雀です。この作品は最初は有料放送のAT-Xで放映されていて、AT-Xの放映が終了したあとにローカル局で放映されていました。

有料放送で放映された作品ならばまず最初に思いつくのは、よほどグロイ描写があるかエロイ描写があるかの2択ですが、案の定というかこの作品は思いっきり後者のほうでした。序盤からもうエロシーンのオンパレードで、パンチラはもちろんのこと乳揺れも有り、風呂シーンもほぼ毎回、さらにはお漏らしシーンも有りでかなり狙いすぎた描写が多く、1話から視聴していて唖然としてしまいました。

Juuden2 その1話ですが、エロシーン満載だったうえに男性のレギュラーキャラが主人公を含め女の子をバットやトレイ、素手で殴っていたため非常に印象が悪く、そして妹キャラが兄に世話してもらっている→自分は必要とされてない→自殺するというすさまじい極端な流れだったため1話は正直かなり酷い出来だったと思います。しかし2話でアレスタが登場してからは、主人公ぷらぐが充電することの意味を考えるようになり、相変わらずエロシーンこそ満載でしたが微妙に面白くなってきました。

Juuden3 Juuden4 1クール完結の作品だったためオリジナルキャラを何人か入れてシナリオもオリジナルにしたようで、終盤のオリジナルキャラ放電ちゃんを含め全体的にまとまっていて思いの外良くできていた作品だったと思います。劇中アニメ「魔法少女 スイーティミリィ」も開き直って思いっきりエロアニメと化していて突き抜けていたため面白かったです。

Juuden5 そして最後の最後に謎のキャラが出てきて2期を匂わせる感じで終わらせたのはどうなのか…これで2期やらなかったらと思うと最後の演出はいらなかったかもしれません。