2010年春・アニメ最終回の感想文その4

2010-03-30 11:33:10 | 2009年夏アニメ関連

 今日もアニメをひたすら視聴する毎日です。今回はNHKアニメの「エレメントハンター」の最終回を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Elementhunters Elementhunters1 「エレメントハンター」…日韓共同で制作されたオリジナルアニメで、アニメ制作はNHKエンタープライズとHEEWONE ENTERTAINMENTです。監督が日本と韓国に1人ずついて打ち合わせを行い、制作は全て韓国、日本では編集と録音をしただけのようでかなり韓国よりの制作で作られ、NHKアニメとしては最近珍しいSFものだったこの作品、第1話から外国アニメらしい動きのぎこちなさと作画に加え結構無理がある展開もあり正直イマイチな印象でした。

 2話以降も似たような展開だったためどうもイマイチで、この調子のまま3クールもやるのかと思うと少々気が滅入ったのも事実で途中からは惰性で視聴していました。そんな中10話あたりからQEXの所有第5ポジ元素がテレビの右側に表示されるようになって少しずつ分かりやすくなってきました。

Elementhunters2 Elementhunters3 そして12話あたりになると、正式エレメントハンターのバックにいる宇宙コロニーの上層部が何やら不穏な動きを見せ始めて、知りすぎたエレメントハンターの1人が表舞台から消される出来事があってからは物語は一変して面白くなってきました。その頃には主人公達も色々装備が増え、QEXとの戦い方もただ力押しで戦うのではなく、たとえばスズの元素を持っているQEXには液体窒素を作り出して瞬間冷却させてスズの化学反応を起こさせて倒すといった感じで今までにないバトルで面白く、動きの悪さや作画はあまり気にならなくなりました。

Elementhunters4 Elementhunters5 2クール目に入ると謎の金属生命ネオQEXや知的生命体シェイプシフターも登場してきていよいよ物語は架橋に入りそして主人公達非公式エレメントハンターの背後にいたエイミーや主人公の祖父の過去も明らかになり、そして終盤であの方が退場したときは実況でもお通夜状態になっていました。

 最終ステージの11次元において元素消失事件の全てが明らかになり、その後の展開は少々強引だったかもしれませんが最後の最後を除いて完結させたためかなり面白い作品でした。

Elementhunters6 Elementhunters7 キャラクターにおいても、エレメントハンターの面々は面白いキャラクターでありつつも終盤になったら予想外のキャラとフラグを立てたりしていましたが、やはりこの作品といえばユノを外すわけにはいかないと思います。基本的にオペレーター役だったことが多かったですがサポート役として色々な装備を作ったりしたり、主人公達に助言することもあり、冗談を言うシーンも多く日本の萌えキャラとも対等に戦えるほどの魅力を持ったキャラクターでした。

Elementhunters8 他にもこの作品の特徴としてデータ連動放送機能もあり、参加すると元素回収ゲームに参加でき、さらに物語の重要部分になると左下のポータルが反応して細かい設定を教えてくれたりしてかなり出来は良かったです。元素回収ゲームもエンディング中に行うのでアニメ本編には影響がありませんでした。中でもこの「設定をデータ放送で説明する」というやりかたはすごい良かったので他の番組でも普及してほしいと思いました。

Elementhunters9 全体的な感想としては、作画はそれほど良いとは言い難かったし、少々強引で荒削りだった展開もありましたが設定とか興味深くキャラクターも魅力的で、SFものとして非常に面白い作品でした。「作画がちょっと…」とか「韓国アニメじゃんwwww」などと侮ることなかれ。正直なところ日本の下手なアニメより面白かったです。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿