2010年春・アニメ最終回の感想文その2

2010-03-27 15:59:06 | 2010年冬アニメ関連

 今週から一気に始まった最終回ラッシュ、どんな作品でも最終回次第で評価が分かれてしまうこともしばしば。今回は2010年冬アニメの本命だった「ひだまりスケッチ×☆☆☆(ほしみっつ)」の最終回を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。ちなみに前回だけネタバレ有りで書きましたが今回からはまたネタバレはできるだけ書かない方向でいきます。

Hidamari12 Hidamari13 「ひだまりスケッチ×☆☆☆(ほしみっつ)」…まんがタイムきららCaratで連載されている青樹うめの漫画「ひだまりスケッチ」のアニメ化第3期作品で、アニメ制作はシャフトです。抜群の安定感から冬アニメの本命と呼ばれていたこの作品、第1話から噂の新入生が登場して面白かったんですがオープニングとエンディングの作画が明らかに間に合ってなくて話題になっていました。

 前期ではゆのと宮子の1年生コンビや吉野屋先生に夏目の出番が多かったイメージがありましたが、今回は新入生が登場してくることにより4月前後の話が多くなり新入生の話の比率が多くなっていました。そして時系列をシャッフルして放映していたのも特徴で、前半のAパートではゆのが2年生になっていて今の時系列で話が進んでいたと思ったら、Bパートでは過去に戻ってゆのが1年生の話やさらに前になりヒロや紗英が1年生の話とかも混じっていたりしていました。

Hidamari7 そして今期は新入生が登場してきたことによりどうなることかと思いましたが…これは予想以上に面白い!ただでさえ濃いひだまり荘の住人ですが、新入生達もそれに負けず劣らずの個性の持ち主で毎週非常に面白かったです。特になずなは声がとてもあの「ソウルイーター」のマカとは思えないほど別人で新たな小見川千明を垣間見ることができました。

Hidamari8 Hidamari9 あと今期は卒業していった先輩達の話も多めで、卒業シーンや進路が決まった後の話もありちょっと切なくなりながら良い話も多く、1話完結型のシンプルな構成も相まって非常に完成度も高かったと思います。中でもやはりゆのと有沢先輩の話は個人的に一番印象に残りました。

Hidamari14 Hidamari15 オープニングとエンディングも特徴で、オープニングは全員集合のノリの良い楽曲で始まりエンディングはmarbleの曲で締めるというのは1期から続く伝統でしたが、今期は作画が明らかに間に合っていなくて1話はほぼ止め絵で完全版が完成したのは4話以降でした。噂では新入生が馴染んでから完全版を流す予定だったみたいなことを聞きましたが、BS-TBSでは1話から完全版が放映されていたので本当に作画が間に合ってなかったようです。

Hidamari10 Hidamari11 しかしいざ完全版オープニングとエンディングが放映されたら、その完成度は実に高く今まで待った甲斐があったほどで、特にエンディングでは1年生2人が登場する1枚絵のシーンが印象的でした。 

 大抵の2期もの続編ものは前に比べ安定した人気に落ち着くか前よりつまらなくなることが多い印象でしたが、まさか3期になってさらに面白くなるとは予想外でした。最後はかなりあっさりして終わってしまったので多分4期もありそうな予感です。でもやっぱり2期の終わりのように全員集合で1期のエンディングを歌ったりして欲しかった気がしました。

Hidamari6 フジテレビのやらせ疑惑があったドキュメント番組でこの作品のオープニングが流れたり6話で作画が危険になったりと色々とあった作品でしたが、全体的には非常に面白くCMでゆのが言っていましたが、まさに「この面白さ、ほしみっつです!」楽しませていただきました。