いよいよ今年も残すところあと1日ちょっと、今年も色々なことがありました。リアルで起こったことを振り返るのは明日書く予定として…今日はアニメ関連で2009年を振り返ってみたいと思います。
といっても、2009年アニメの10大ニュースは先日日記で書いてしまったので個人的にそれ以外に思いついたことをちょっと書いてみると、まず2009年はアニメの本数自体は極めて多かったですが終わり方が酷いのも多く、特に秋が顕著でここ数年で特に酷かったと思います。とりあえず2期をやれるような中途半端な終わり方にしてDVDが売れたら2期を作り売れなかったらそのまま終了…というのが目立っていた気がしました。
そんな中部活動を中心としたアニメは評判が良いものが多く、特に夏に集中していて確かに見ていて面白い作品が多かったです。
今年で消滅してしまったGONZOですが最後のほうで作ったロボットアニメ「鉄のラインバレル」…自分は結構好きでした。もう最近ではロボットアニメ自体ほとんど作られていないので貴重だったと思います。
そして忘れてはならない…というか忘れたいのが今年を代表する地雷の方々!「空を見上げる少女の瞳に映る世界」 「アキカン!」 「屍姫 玄」 「宇宙をかける少女」 「バスカッシュ!」 「シャングリ・ラ」 「よくわかる現代魔法」 「聖剣の刀鍛冶」 「11eyes」 「うみねこのなく頃に」 「けんぷファー」 「WHITE ALBUM」 「乃木坂春香の秘密 ぴゅあれっつぁ♪」 …他にもまだまだありそうですが、これらの作品を視聴した自分含む勇者の方々に敬礼!
それでは去年に続き今年で第2弾、年末恒例・高崎の超個人的主観によるアニメベスト10を発表したいと思います。去年はキー局限定でしたが今年はスペシャル版としてローカル局で放映されたアニメも全て対象にした特大版でお送りします。
ちなみに対象作品は2009年1月~12月の間に最終回を迎えたアニメで、さらにすいませんが「ソウルイーター」を除く1年以上放映されたアニメは視聴しきれなかったので対象外とさせていただきます。それでも対象のアニメは80作品くらいありました。
順位を付けた基準は去年と違い「作画」や「音楽・主題歌」よりも「続きが見たい!」や「いい最終回だった!」と思った作品を高く評価しました。そのため作画と主題歌は良かったんだけどバスカったりする話がどうも…というような作品や、作画は良かったし同じ話を8回やって話題にはなってたけど…というような作品は評価が低くなっています。
それではいよいよベスト10の発表…の前に、まずは2008年のベスト10をおさらいしてみたいと思います。2008年のランキングはローカル局のアニメは視聴していなかったのでキー局のみとなっていました。もしローカル局が加わっていたら「ストライクウィッチーズ」や「かんなぎ」 「True Tears」 「狼と香辛料」がランクインしていたと思います。
高崎の超個人的主観による去年のベスト10は
第9位 イタズラなKiss
第8位 ひだまりスケッチ×365
第7位 夏目友人帳
第6位 機動戦士ガンダムOOファーストシーズン
第5位 ARIA ~The ORIGINATION~
第3位 コードギアス ~反逆のルルーシュR2~
第2位 マクロスFRONTIER
第1位 CLANNAD
でした。それではいよいよ2009年高崎の超個人的主観によるアニメベスト10
第10位
「キャシャーンsins」…2008年10月から2009年3月まで放映、アニメ制作はマッドハウスです。萌えアニメが多い現在のアニメ界で唯一硬派なアニメを作り続けるマッドハウス、このキャシャーンは2009年のアニメの中でも一際異彩を放つダークな雰囲気のアニメでした。序盤からいきなり暗い話が続きましたが非常に続きが気になる面白い作品で、中盤のショートストーリーで語られるロボット達の話が特に印象に残りました。
第9位
「スキップ・ビート!」…2008年10月から2009年3月まで放映、アニメ制作はハルフィルムメーカーです。見た目こそ1990年代の日曜昼に放映してそうな少女漫画風な絵ですが内容は非常に面白く、全く先の読めない展開に加えキョーコの成長していく演技シーンも良くて、正直なところ芸能界を舞台にした作品でこれほど面白い作品は初めてでした。現在最も2期を期待している作品の1つです。
第8位
「機動戦士ガンダムOOセカンドシーズン」…2008年10月から2009年3月まで放映、アニメ制作はサンライズです。去年の壮絶なラストから半年後にベールを脱いだ機動戦士ガンダムOOの2クール目、ついに登場したOOガンダムや物語の黒幕との戦いなど、やはり正統派ロボットものとして非常に高い完成度で面白かったです。しかしイオリア計画など物語の最大の謎をほとんど明かさないまま2010年の劇場版に丸投げして終わってしまったため最後の最後で評価を落とした気がします。
第7位
「ソウルイーター」…2008年4月から2009年3月まで放映、アニメ制作はBONESです。BONES得意の正統派バトルもので、51話放映したにも関わらず全く衰えることが無く安定した作画に加え西川貴教の歌も作品に合っていて面白かったです。終盤のオリジナル展開は意見が分かれるかもしれませんがちゃんと完結させたのは良かったと思いました。中盤のシュタイン博士&デスサイズvsメデューサや、マカ&ソウルvsクロナ&ラグナロクはガチ。
第6位
「とある魔術の禁書目録(インデックス)」…2008年10月から2009年3月まで放映、アニメ制作はJ.C.STAFFです。こちらもバトルがメインの作品ですが、魔術や科学、錬金術などを絶妙に織り交ぜた独特の設定が魅力的な作品で、さらに作画が非常に安定しつつエロくて面白い作品でした。どちらかというと萌え寄りですがバトル部分も良く作られていて高評価です。
第5位
「DARKER THAN BLACK ~流星の双子~」…2009年10月から2009年12月まで放映、アニメ制作はBONESです。「ソウルイーター」と同じバトルものですが、こちらはオリジナルながら独自の謎の多い設定が非常に面白く評価の高い作品でした。今回も新旧キャラ織り交ぜて繰り広げられる契約者同士のバトルシーンは格好良かったし、終盤になって明かされる謎の意外性もハンパではありませんでした。が、新たに判明した謎のほうが多すぎて視聴者が困惑され続けていたのが残念。是非とも3期をやってほしいです。
第4位はこの作品、この作品は2ちゃんねるの「2009年ベストアニメを決めるスレ」では1位でした。
「化物語」…2009年7月から9月まで放映、アニメ制作はシャフトです。アニメ化するのは不可能と言われていた西尾維新作品をアニメ化する企画「西尾維新アニメプロジェクト」第1弾として制作されたこの作品、2~3話完結のショートストーリー形式ですが予想外の展開、強烈な個性を持ったキャラクター達、今までの妖怪ものとは一線を画す独特の世界観、そしてSupercellの主題歌も素晴らしく視聴していて思わず引き込まれてしまいました。唯一残念だったのはTV放映版はスケジュールがカツカツだったのが視聴していても分かるぐらい目立ちすぎていたので、もしこの作品のTV放映版の作画がもっと安定していればさらに上位でした。
いよいよここからはベスト3の発表ですが、その前に今度は2009年アニメランキングの11位から20位までを発表したいと思います。
11位「初恋限定(ハツコイリミテッド)」…2009年4月から6月まで放映、アニメ制作はJ.C.STAFFです。1話完結形式のショートストーリーがメインでしたがその一方で繰り広げられていた江ノ本と楠田のやりとりが非常に面白かったです。エンディングの入り方も秀逸でした。
12位「咲-Saki-」…2009年4月から9月まで放映、アニメ制作はGONZOとピクチャーマジックです。萌えアニメでしたが麻雀部分もよく作り込まれていて面白かったです。キャプテン萌え。がんばっちゃったがんばった我々東南西北ワーイワーイ。
13位「大正野球娘。」…2009年7月から9月まで放映、アニメ制作はJ.C.STAFFです。最初はあまり面白く無さそうなかんじでしたが中盤から右肩上がりに面白くなり最後もうまく締めたので非常に完成度の高い作品でした。
14位「宙のまにまに」…2009年7月から9月まで放映、アニメ制作はスタジオコメットです。天文部を舞台にした見た目は地味な作品でしたが星に対するスタッフのこだわりを感じた作品でした。キャラクターも終わり方も良かったと思います。
15位「続・夏目友人帳」…2009年1月から3月まで放映、アニメ制作はブレインズベースです。1期からの続きで妖怪達とのやりとりが面白い作品でした。泣ける終わり方は1期よりも少なかったですが新キャラの多岐が非常に良かったです。
16位「ミラクル☆トレイン~大江戸線へようこそ~」…2009年10月から12月まで放映、アニメ制作はゆめ太カンパニーです。腐女子向けかと思いきや予想の遙か上を突き抜ける2009年トップクラスの馬鹿アニメで非常に笑わせてもらいました。ブレイクダンッ!
17位「そらのおとしもの」…2009年10月から12月まで放映、アニメ制作はAIC ASTAです。かつてこれほどまでエロに一生懸命になったアニメがあっただろうかと言われるほどにエロに対するこだわりがハンパではなかったエロ馬鹿アニメ(褒め言葉)でした。テレビ局で規制が入らないギリギリまで何十回も打ち合わせしたのには脱帽。エロだけでなくシリアスもちゃんと入っているのが好感触でした。
18位「マジンガーZ 衝撃!Z編 on television」…2009年4月から9月まで放映、アニメ制作はBEE・MEDIAとCodeです。鬼才今川泰宏が久々に監督を務めた正統派ロボットアニメ、ロボットこそ古いけど演出や作画が見事に現代風になっていて非常に面白かったです。
19位「RIDEBACK」…2009年1月から3月まで放映、アニメ制作はマッドハウスです。最初の印象とは裏腹に後半はバトル展開が多めでしたがライドバックのアクションシーンは格好良く見事でした。オリジナル展開で早めに終わってしまいましたが個人的には是非とも2クールやってほしかったです。
20位「懺・さよなら絶望先生」…2009年7月から9月まで放映、アニメ制作はシャフトです。原作の面白さを見事に再現しつつ話のテンポも良く、声優もツボにはまっていて面白かったです。原作よりもエロくなっていて面白くて絶望した!
以上ベスト11~20位でした。かなり個人的主観が入っているので偏ったランキングになっています。
それではいよいよベスト3の発表に移りたいと思います。2009年高崎のアニメランキング、第3位はオリジナル作品の近未来ものでは近年まれに見る傑作だったこの作品でした。
「東のエデン」…2009年4月から6月まで放映、アニメ制作はproductionI.Gです。最初のインパクトは絶大でしたが第1話は微妙な話だったため評判はイマイチだと思ったら、2話以降から次々と明らかになってくる滝沢の過去やノブレス携帯の秘密、迂闊な月曜日事件の真相、そして他のセレソンナンバーズの日本に対する考え方…等々右肩上がりに面白くなりました。
この作品は最初から劇場版に続くことが明らかになっていたため12話で終わってしまったのが残念でした。もしこの作品が24話近く放映して謎を完結させて終わらせたら多分2009年のアニメで1位だったかもしれません。
そしていよいよ第2位、第2位は王道学園ものながら非常に面白くなおかつ見事に完結させたこの作品でした。
「とらドラ!」…2008年10月から2009年3月まで放映、アニメ制作はJ.C.STAFFです。ヒロインがツンデレ&釘宮理恵というまさにツンデレの教科書のようなキャラクターでお約束な展開だったため自分は当時1話だけ見て視聴していなかったんですが、改めて視聴しなおしてみたらお約束ながら話のテンポも良くキャラクターの個性も強く面白い!当時リアルタイムで視聴しておくべきでした。
この手の王道学園ものはハーレムエンドだったり、主人公が優柔不断で鈍感だったりして好きな人とか現れてもそのまま中途半端に仲が良くなったりするだけで終わるものがほとんどですが、この作品では「逃げるな!」と叫んだり殴り合いにまで発展したりしながらもちゃんと登場人物の気持ちに区切りをつけさせて完全に完結させ、さらにアニメが終わった月に原作も完結したため近年まれに見る非常に素晴らしい終わり方でした。エンディングまでの入り方も毎回絶妙で歌詞も作品に合っていたし、聖夜祭の特別エンディングも秀逸だと思います。
そして2009年高崎のアニメランキング、第1位はこの作品でした。
「CLANNAD AFTER STORY」…2008年10月から2009年3月まで放映、アニメ制作は京都アニメーションです。
正直なところこの作品が1位という結果に疑問を感じる人もいるかもしれません。なぜならこの作品は原作の内容…特にラストシーンを知っているか知らないかで評価が相当変わる作品でした。
原作を知らないと序盤の展開はあまり面白いとは言いづらい内容だったし、最後にああなった理由も分からず意味不明のまま終わってしまったような印象を受けかねません。そのせいか「このアニメがすごい!2008」ではこの作品は14位止まりでした。
しかし原作を知っているとアニメ序盤で各キャラクターの話が展開する理由や最後の演出の理由も分かるため、よくぞこの大作を分割2クール47話かけてここまで描ききったと感心しました。美佐枝ルートもアニメ独自の設定を少し加えつつも区切りつけたし、人生ルートのクライマックスシーンは感動しました。そしてあの曲が流れるラストシーン…ギャルゲー原作でこれほどの作品は後にも先にもそう簡単には現れないと思われます。個人的にですが2009年を代表する作品でした。
…以上で高崎の超個人的主観によるアニメベスト10の発表は終わりになります。今年も多数の神作品や地雷が現れました。果たして2010年はどのような作品が登場するのか期待せずにはいられません。では皆様2009年のアニメに敬礼をしつつ、来年のアニメ関連でもよろしくお願いいたします!
2009年(のアニメ)を振り返る 完
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