2015年冬アニメ「アイドルマスター シンデレラガールズ」最終回の感想文

2015-04-12 08:43:18 | 2015年冬アニメ関連

今回は最終回の感想と言うことで、2015年冬アニメの話題作の一つだった「アイドルマスター シンデレラガールズ」の最終回を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

「アイドルマスター シンデレラガールズ」…モバゲーで配信されている、バンダイナムコゲームスとCygamesが運営するソーシャルゲーム「アイドルマスター シンデレラガールズ」のアニメ化作品で、アニメ制作はA-1 Picturesです。

1話から主要3属性のメインアイドルを登場させつつも、それに勝るとも劣らない個性を持ったプロデューサーの登場により2015年冬アニメでは話題作でしたが、その話題性にふさわしい出来でした。

そして原作を知っている人ならなおさら楽しめるシーンや演出の数々も良かったです。2話での撮影シーンは原作のノーマルカードの絵だったし、他のキャラではSレアの衣装を着ていたりしたところ、さりげなく原作での人気キャラが登場していたりしていて細かいところにも手が込んでいました。

原作での100人以上に及ぶキャラの中から数人をそれぞれチョイスし独自のユニットを作ったところは、そのキャラのみ注目されてしまうため意見が分かれるかもしれません。自分のユニットのセンターである北条加蓮とか一瞬しか出てきてないし。あと5話でのみくのストライキや6話以降のシリアス展開などは日常のアイドルものが好きな人には受け付けなかったかもしれませんが、あの話が最終回に生きていたし、メインキャラクターの魅力は作品で良く引き出していたため最後がさらに面白くなっていたように感じられました。

島村卯月の健気なところは原作以上に魅せてきたし、杏ときらりの組み合わせを原作以上にしていたところ、杏の仕事モードや輿水幸子が美味しいところをもっていくところなど一部のキャラのみ目立っていたのは多少仕方が無いかもしれませんが、原作以上に魅力的に見えたキャラも多く最後も前作アイドルマスターと同じ感じで締めてきたので後半の7月から始まる2期も十分期待できる感じでした。

作画は良好です。3話でしまむらさんの顔が怪しかったりして不安な場面も多かったですが全編手描きのライブシーンは良かったし表情にこだわっていたところも多かったため全体的には良く出来ていました。BGMも良好で、1話で島村卯月が凜にアイドルになりたい理由を語るシーンや7話でプロデューサーが未央に写真を見せるシーンで流れたBGMが特に印象に残り、メインの主題歌も良かったです。

総評

全体的な感想としては…御見事!キャラの魅力を引き出しつつ新たな一面を見せてきて、全体的に良くまとまっていて非常に面白かったです。気になったのはスケジュールがカツカツだったせいか、たまに作画が怪しい回があったり急遽分割2クールになったりしたので見ていて少々ハラハラしたくらいでしょうか。

全体的な個人的評価としては、1話の時点では原作を知っている人なら分かるシーンをちりばめつつメインキャラの魅力を原作以上に引き出していたため永久保存版のAランクでした。そして最終的には、プロデューサーを含め各メインキャラの個性を引き出しつつ途中に入ったシリアス展開やちょっとした伏線を最後に回収して見事にまとめていたため評価を上げBD/DVD購入も視野に入るSランクです。

夏から第2期が始まるようなのでそちらにも十分期待できる出来でした。



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