Some Like It Hot

お熱いのがお好きな映画ファンtakのつぶやき。
キネマ旬報社主催映画検定2級合格。

自主映画制作講座・第6回

2005-06-28 | 映画・ビデオ
今回はついに最終回。6回に渡って映画撮影の技術と歴史を学んできたが、今回は手持ちカメラとステディカム。手持ちカメラで撮影することで得られる臨場感、主観移動、ドキュメンタリータッチなどの用法はこうして改めて説明を聞くとなるほどなぁ・・・と納得。カンフー映画なんてロングショットで撮ったらこれ程面白くないものはないですもんね。主観移動はよく使われる手法なので、僕もこれまで観るときには意識していた。「ターミネーター」や「プレデター」なんてまさにそれだし、「アンタッチャブル」でショーン・コネリーの自宅を襲撃する前の場面なんかはよく覚えている。最近だったら韓国映画「イルマーレ」の犬の主観移動は印象的だったな。

16ミリカメラの発明によって、映画は外に飛び出していく。そしてヌーヴェルヴァーグが生まれる・・・。これまで講義ではヨーロッパ映画について語っていただく場面があまりなかったが、今回は僕、大満足です。ゴダールの「勝手にしやがれ」(実は嫌いだけど)はもちろん、フランソワ・トリュフォー、クロード・シャブロルはもちろん、西村先生がルネ・クレマン監督の自宅を訪問したときのお話は大変興味深かった。「海の牙」観ておいてよかった♪。「太陽がいっぱい」のエピソードも面白かった。改めて観たくなりました。トリュフォーはサスペンスが好きなくせに女にばかり気が行くので面白くない。ははは、そうですよねぇ!。「黒衣の花嫁」なんてまさにそうだし。「隣の女」も面白くない例に挙がってましたが、実は僕けっこう好きな映画なのですぅ!(泣)。

ステディカムはレールなしに移動撮影がスムーズにできるカメラとしか知りませんでしたが、クロード・ルルシュ監督の「男と女2」を題材に、撮影現場を克明に見せていただきました。「男と女2」観てみたいなぁ。初めて使用された映画「ウディ・ガスリー/我が心のふるさと」や「マラソンマン」「ロッキー」も紹介されましたし、待ってました「シャイニング」の名場面、雪の迷路!あの恐怖がよみがえってくるぅ!。映画好きには興味あるエピソード満載で今回も勉強になりました。関係者の皆様、ありがとうございました。続き、期待してます。
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