Some Like It Hot

お熱いのがお好きな映画ファンtakのつぶやき。
キネマ旬報社主催映画検定2級合格。

Greatest Albums(その51) Los Angeles/the brilliant green

2007-02-06 | 僕のGreatest Albums
 僕の音楽的ルーツを探求する企画。1アーティスト1枚、僕の無節操な音楽的嗜好に影響を与えたアルバムについて書いております。100回を目指して折り返し。ここからは主流からグッと外れるものもあるかもしれませんが、おつき合い下さい。

 90年代末期からギターサウンドがJ-POPでも主流となっていき、キーボード弾きたる僕は何かさみしさを感じていた。鍵盤に向かう人々が急にヒットチャートから姿を消したから。それは音楽を志す若者はギター片手にストリートに出る・・・みたいな構図がだんだんと出てきたからなのかも。キーボード弾きは気軽に真似できないもんなぁ。ニッポンの音楽シーンはギターポップ/ロックが花盛り。そんな中で僕が不思議と心を許したのが、the brilliant greenだった。


 There will be love there - 愛のある場所 を初めて聴いたときに、不思議な懐かしさを感じた。ストリングスの暖かみのあるアレンジ、とびきり巧くもないけど独特の雰囲気がある川瀬智子のヴォーカル。アルバム「the Brilliant green」を聴いて、ギターの”ひずみ方”ってこんなにあるんだ・・・と再認識させてくれたサウンドの面白さ。「ブリグリ(この略し方嫌いだ)が好きなら、マイラバも好きでしょ?」とよく言われるのだが、あれは何故だか好きになれない。あの大ヒット曲には確かに涙したけど、それ以外はちょっとねぇ。

 the brilliant greenのアルバムで最も好きなのは、3作目「Los Angeles」。2作目「TERRA2001」でちょっと甘めのサウンドになったのが、この3作目ではロック色と甘ぁいポップス路線が程よくバランスがとれ、随所にこだわりを感じさせるのがいい。インストロメンタルが1曲入っているのもいいし、名曲 angel song -イヴの鐘 やシングル曲 hello another way -それぞれの場所- だけでなく、特に前半4曲の並びは完璧。結成して10周年ということだし、そろそろ復活を・・・と願っているのは僕だけじゃないだろう?。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする