ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

ハゲとフサフサの法則

2009-01-18 17:26:37 | 時事(海外)
ロシアには、ハゲとフサフサの法則というのがあるそうだ。
基本的には髪の話しだが、この国ではにわかに政治と結び
ついている。

どういうことかと言うと、1917年のロシア革命以来この国
の指導者は例外なくハゲ、フサフサの順番で就任している
のである。

まずは、革命の指導者、ソビエト建国の父レーニン。彼は見事
なツルッパゲである。次の独裁者スターリンはシルバーヘアで
おなじみのフサフサ系だ。続くフルチチョフは、デブで完璧な
ハゲおやじであり、次の冷戦時代の帝王、ブリジネフは、眉毛まで
フサフサしている。続く、アンドロポフは、髪だけでなく、その
存在感まで薄い。そして白髪ぼさぼさ系のチェルネンコに続いて、
おなじみのハゲ、ゴルバチョフである。おまけに彼の頭には
朝鮮半島らしきものが描かれ、影武者を大いに困らせたそうである。
その後、シルバーヘアのアル中、エリツィンがおり、続いて、
表情に乏しいのプーチンは、間違いなくハゲだ。そして、現在、
プーチンの傀儡メドベージェフは再びフサフサ系である。

そしてこの確率で言うと、メドベージェフ後のロシア大統領は
間違いなくハゲが来る、と予測される。このポジションを狙う
ロシアの政治家で髪の多い者は、今から自分で抜いてハゲるしか
あるまい…。大変、勇気のいることだが、権力を取ったあかつき
には、再び植えれば良いのである。簡単なことである。

そして、私はこの方々の顔を毎日拝んでいるのである。というのは、
我が家には、テレビの横に歴代ロシア大統領のマトリョーシカ人形が
飾ってあるのだ。マイナーなアンドロポフやチェルネンコが入って
いないのが、いかにもお土産らしいが…。

次のロシア大統領を見るのは、おそらく当分、先の話だろう。
しかし、この法則が見事破られた時、ロシアは変わるのである。
(ホントかよ…!)



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セントレア

2009-01-17 19:08:16 | 時事(国内)
そろそろ、今年最初の出張の航空券を探そうと、ネットで
あれこれ検索していると、ふと感じたことがある。

それは、名古屋が誇る中部国際空港発の海外便がどんどん
減便や廃止となっているのである。これではせっかくの
24時間離着陸可能…という肩書きも台無しである。

やっと燃料価格が落ち着いたと思いきや、今度は世界的
不況である。航空業界も相当厳しいのだろう。
東京(成田)、大阪、名古屋と日本3大都市に就航している
場合、まず先に削られるのは名古屋というのは、まあ、当然
と言えば当然なのかもしれないが…

それにしても現在、北米行きはデトロイト行きのみだし、
ヨーロッパへは、ヘルシンキとフランクフルトとパリだけである。
あとは近隣のアジア諸国と東南アジアだけで、すでにオセアニア路線
は飛んでいない。唯一の中近東ドバイ行きもすでに撤退が決って
いる。

頼みのトヨタも業績不振では致し方ないのかもしれないが、
そこはなんとか空港側にも、アイディアを出していただき、
これ以上の撤退や減便に歯止めをかけてもらいたい。

例えば新規就航してくれる会社には、1年間発着料を無料にするとか、
名古屋滞在の場合の、乗員のホテル代を一部負担するとか、
そこまで出来ないのなら、足マッサージサービスを付けるとか、
何かあるだろう…

我々利用者も競合する複数の会社がないと、基本的には、
航空券が安くならないのである。

セントレアの営業の方々の、一層の努力を期待したい。







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見えないアジアを歩く

2009-01-16 16:14:52 | 
先日、本屋でおもしろそうな本を見つけた。タイトルは、
「見えないアジアを歩く」という本である。

本の帯には、「国境とタブーを超える紛争地、旅ガイド、立ち入り禁止、
退避勧告、自己責任…こんな言葉にめげずに、さあ、行こう」とあった。

辺境好きにはたまらない本である。めずらしく中も見ず、即買いして
しまった。これは単なるガイドブックではない。なぜなら、普通の人
なら絶対に選ばないだろう場所ばかりが掲載されているのである。
また、執筆者がそれぞれの場所に長年フィールドワークとして携わって
いる方ばかりで、ガイド的な要素以外の内容も充分に充実している。

ちなみに掲載地はと言うと、まずはミャンマーの少数民族、カレン族の
地域、いわゆる政府の支配が及んでいない場所である。当然、アクセス
方法はタイからの密入国となる。次に、スリランカの北東部、ここも
スリランカ政府の支配が及んでいない地域である。そして、インドネシアの
スマトラ島、アチェ。ここもインドネシアからの独立運動が盛んな地域だ。
また、インドとミャンマー両国に跨る、秘境ナガランド、ロシアの中にある
チェチェン共和国、バングラデッシュのチッタゴン丘陵、そしてイラク
などである。

興味のない方には、どうでも良い場所ばかりだと思うが、辺境好みの
旅好きには、大変興味深い場所である。ちなみに掲載場所のほぼ全てに
外務省からの、避難勧告、退避勧告、そして渡航自粛勧告が出ている。

このような危険のリスクの高い場所に、今、行きたいなどとは思わないが、
普段、なかなか知ることのできない場所の人々の暮らしぶりや、
一つの国の中にもう一つの国がある、ということが一体どういう
ことなのか、そしてそこを訪れるにはどうしたらいいのか、という
ことをわかりやすく読みやすく、ガイドブック仕立てに仕上げたのが、
非常に面白かったと感じた。

結してお薦めはできないが、個人的には楽しい本との出会いであった。




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第3位

2009-01-15 17:33:50 | 時事(海外)
2007年度のGDPで中国がついにドイツを抜き
いよいよ世界第3位の経済大国になった。

15年後には現在、第2位の日本を追い抜き、30数年後には
現在、第1位のアメリカをも追い抜き、世界一の経済大国に
なるだろうと予測されている。

改革開放から30年弱で世界の第3位の経済大国とは、
物凄い速さである。もし、中国が文化大革命などせず、
戦後、そのまま資本主義の道を歩んでいたら、現在すでに
世界一の経済大国になっていたのかもしれない。

しかし、豊かさは数字では計れないものである。

中国の辺境の僻地を歩いていて、この国が世界第3位の
経済大国などと、一体誰が思うだろう?
もし仮に30年後に、世界一の経済大国になったとしても、
おそらく田舎では、新聞紙で尻を拭いているに違いない。

貧困は罪ではないが、豊かな国での貧困は残酷である。

中国の人々の中には、すでに感じている人も大勢いるはず
である。











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チェ・ゲバラ

2009-01-14 17:58:33 | 時事(海外)
今年はチェ・ゲバラに関する映画が2作同時に上映される。
ソダーバーグ監督による2部作『28歳の革命』と『39歳別れの手紙』
がそうだ。

私は全共闘世代に育っていないせいか、革命や共産主義と言った
言葉には余りなじみがないせいもあり、チェ・ゲバラの功績には
いまいちピンとこないのが正直なところである。これまで、チェに
関する本を何冊か読み、キューバを訪れた際は、チェの所縁の
場所を訪ね、ボリビアではわざわざ彼の終焉の場所、イゲラ村まで
訪ねた。しかし、それは彼の功績に共鳴したからというわけではなく、
単なるミーハー的な部分からである。

左巻きの人々の中には、生涯、革命家として生きた彼の生き方を
無条件に賞賛する人もいるかもしれない。しかし私は、もし、彼が
どこかの国で革命を成功させ、今なを生きていたら、カストロや
金正日らと何ら変わらない、ただの独裁者となっていたのではない
かと思うのである。さらに、もしあのまま、キューバに留まっていた
としても、おそらくその後にカストロらと権力闘争を起こし、粛清され
たか、粛清しかたのどちらかであろう…と思うのだ。

先頭に経って革命を率いた人間の行く末は、ほとんどが独裁者と
成り代わる。そして、それは歴史が証明している。リビアのカダ
フィーやエチオピアのメンギスツしかりである。

彼は39歳という、まだ若く理想を持ったまま短い生涯を終えた。
しかし、だからこそ、永遠に英雄でいられるのである。共産主義の
崩壊に希望を失った左の方々も、もしかすると「彼だったら…」と、
ある意味、彼は今でも希望の星なのかもしれない。
「英雄は短命である」ではなくて「短命でなければ英雄になれない」
のかもしれない…

現在、彼の思想や行動を全く知らない世界中の若者が、ファッションの
一環としてTシャツなどを身に付けている。それは彼が非常に男前で
あったことも一因だろう。タレントでもない一人の人間が、このように
世界中で様々なグッツが愛用されるなんて、凄い現象ではある。

一体、肖像権はどうなっているのだろう…?

本日のニュースで彼の盟友、キューバのカストロ前議長が実は
すでに亡くなっているのではないか…というニュースがあった。

風評が広がるきっかけは、ベネズエラのチャベス大統領の「前議長は
二度と公衆の面前に現れないだろう…」という発言だった。
彼は口と頭と顔も悪いが、割と素直で正直だと言われていることで、
信憑性があるようだ。

アメリカは大喜びだろうか?

もし、これが本当なら、これでまた世界の異端児が一人居なくなって
しまうのはなんだか、寂しいことではある。


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ブロークン・イングリッシュ

2009-01-13 15:41:47 | 映画
本日の名古屋は朝から雪になった。この冬初めての雪らしい
雪だったが、昼前には日が差し、あっさり解けてしまった。
雪国の人々にはうんざりだろうこの雪も、私は大好きである。

先日、知人にいただいた映画のチケット。タイトルは
「ブロークン・イングリッシュ」とやらを観に行った。

男運のない40過ぎの保守的な独身女性が、意中の男性と出会い、
自己啓発し…、最後はハッピーエンドという、私が見た中でも、
近年最もつまらない、屁たれ映画であった。途中、何度も瞼が
閉じかけ、もう限界というところで映画は終了した。
頂いたチケットなので、文句の言えた義理ではないが、配給会社には
「金を返せ」ならぬ「時間を返せ」と、この場を借りてプチクレームを
出させていただきたい…。

街に出て見るまでは、全く気づかなかったが、昨日は成人式
であった。例年のごとく、各地でヤンキー成人が暴れたり、おかしな
格好で成人式に出席する者もおり、そんなのを見るに付け、世も末だと
つくづく思う。もういいかげん成人式など辞め、どこかの国と同じ
ように、縄でするバンジージャンプにでも変えたら良いのである。

それに、何も20歳(成人)なったからと言って、無条件に祝う
必要などないのである。成人になれば社会的責任も大きくなり、
罪を犯せば前科も付く。子供なら許されることでも大人となれば、
そうはいかない。そう考えると、まだまだ子供でいたいと思う人も
中にはいるだろう。また、式を行うにもお金がかかるのだ。
そしてそれは我々の税金なのである。お祝いは、祝日だけで
充分である。そしてこれは歳出削減にも繋がるのだ。

19年前のこの日、まだ学生の身分だったにも関わらず、大変働き者で
あった私は、終日、アルバイトに勤しんでいた。従って成人式は知らない
のである。

とは、言いつつも、年に一度、毎年この日に街中で成人式に行くと
思われる着飾った若者を見かける度に、やはりあの時、行っとけば
良かったかなーと思うのであった。



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運命

2009-01-11 16:32:41 | 時事(海外)
イスラエルとパレスチナのガザにおける紛争が加熱している。
日本から見ると距離的にも遠く、なんだか他人事のようだが、
当の地では恐ろしく大変なことであろう。

火力でパレスチナを圧倒するイスラエルは、およそ800人という数の
人々を殺傷しているにもかかわらず、90%以上の人々がこの戦闘
を支持しているのが信じられない。パレスチナ側の自作で作った
ロケット弾に対して、イスラエルは戦車や空からの空爆で対抗している。
まるで大人と子供の喧嘩である。

歴史的な経緯がどうであれ、近年この地での争いは、常に
イスラエル側の圧倒的な軍事力によってパレスチナ人は弾圧
されてきた。米国の後ろ盾により、安保理でもイスラエルへの
制裁は出来ずにいるし、大統領の交代を間近に控えた現在、
発言力の弱まっているこの時期に、イスラエルはやりたい
放題である。

本来は今こそ、思い切って日本はイスラエルに対しズバッと言う
べきなのである。最も、日本の言うことなど全く聞かないだろうが、
平和国家として少しは国際社会へのアピールになるかもしれない。

所詮、あんな国と断交しても良いのである。恒久的な資源確保を
目指さなくてはならない日本にとってイスラエルと仲良くするより、
アラブ諸国を見方につけた方が、旨みがあるのである。
(もちろん、米国の機嫌を損ね、圧力がかかるだろうが…)

もはや争いの地として、その名を知らしめてしまったあの地に
平和が訪れる日など来るのだろうか、本当に疑問である。

しかし、それは3つの宗教の聖地であるエルサレムを自国の領土と
しようとするものの、運命なのかもしれない。



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ご報告

2009-01-10 17:45:12 | 仕事
仕事始めからすでに1週間ほどが過ぎたが、やっと
エンジンがかかってきたような気がする…。(おそっ)

このところミャンマーチークの原木価格が急上昇してきている。
これまでも、度重なる値上げはあったが、ネット開設以来
弊社の血の滲むような営業努力で、なんとか小売価格は維持してきた。

また現在は、まれに見る円高ということもあり、本来ならお客様に
対して、日ごろの感謝の意を込めて円高還元セール、なんていうのも
やってしかるべきなのだが、しかしこの円高を吸収してしまうくらいの
価格上昇なのである。

従って非常に不本意ではありますが、この度ミャンマーチークフロー
リングの価格を若干値上げする方向で考えている次第である。
しかし、そこは腐っても建材部長のわたくし。しばらくの間、
値上げは1枚板(ソリッド)のみとさせていただきたいと思います。

また、値上げは来月2月1日以降の販売分からとさせていただきます。
価格はホームページ上に追って掲載致します。

というのは、新年を迎えチークのお問い合わせが大変増えており
来月以降、このままの価格を維持し販売していくことは非常に
厳しいと判断した次第です。

お客様には、ミャンマーチークを取り巻く環境を充分ご理解のうえ、
ご了承いただきたいと思っております。

ということで、本日は、仕事上のお知らせでした。

















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立ち位置

2009-01-08 16:32:36 | 時事(国内)
アパレル業界では、昨年はユニクロのほぼ独り勝ち
状態だったそうだ。11月には過去最高の売り上げを記録し、
日経MJが発表した2008年のヒット商品番付ではH&Mと共に
横綱に格付けされた。

そして、つい先日も、経営手腕が最も優れている「今年の社長」に
柳井氏が選ばれた。景気が悪くなる度に、ユニクロの躍進が話題に
なるが、今と昔では決定的に違うものがある。

それは何といってもユニクロのイメージである。昔は「フリース」
の大ヒットで「ユニバレ」という現象が広がり、ユニクロはダサい、
恥ずかしいなどと敬遠され、ファッション好きは見向きもしなかった
ものだが、今は「ヒートテック」や「ジーンズ」が大ヒット、最近では、
あまりダサい、恥ずかしいなどという声を聞かなくなった。

これも、ユニクロの経営戦略、イメージ戦略の賜物だろう。
見事に「安い」イコール「ダサい」を払拭したブランド作りに
成功している。

いつまでも同じやり方では、いずれ飽きられるのである。

物を販売している者としては、常に消費者の一歩先にいる存在で
あるよう、心掛けていきたい…。











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あの日

2009-01-07 18:14:28 | 時事(国内)
今日は昭和が終わってちょうど20年目にあたる。

あの日、昭和天皇が崩御したのは、早朝のことだったのでテレビは
朝からあらゆる番組が中止され、このニュースで持ちきりとなった
そうだ。その日の午後、すぐに閣議が開かれ3つの候補の中から
新元号が決められた。

それが「平成」である。

当時、官房長官だった故小渕さんの記者会見は、今でも時々テレビに
流れるので、平成生まれの方でも知っている方も多いだろう。
ちなみに、あの時の「平成」の文字を書いた色紙は、現在ダイゴの
自宅にあるそうだ。

当時まだ学生だった私は、あの日は東京、中野の友人のアパートにいた。
前夜から泊り込み、寝たのが朝方だったので天皇が亡くなったのを
知ったのはすでに午後の3時を回っていた。テレビをつけてすぐに
友人を起こした気がする。そしてそれからしばらくの間、2人でボーっと
テレビを見ていたような記憶もある。
また、初めて「平成」と聞いてなんか「京成」に似てるな、などと話した
記憶も微かに残っている。

とにかくこうして、7日しかなかった昭和64年が終わったのだ。

あの時はまさにバブル真っ只中であった。あれから間もなくしてバブルが
弾け、その後、オウム事件や阪神大震災があり、実感に乏しかった好景気
もあり、今また、不景気に陥っている。

そんな20年は長くもあり、また短くもあったような気がしている。


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