ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

丸儲け

2011-03-04 14:15:25 | 時事(国内)
現在、日本中不景気に喘いでいるが、寺院、つまり坊さんま
で不況に陥っているようである。

主な要因のひとつに「格安霊園」などの登場で、寺から改葬
する人が多く、檀家さんであるお客さんが減っているのだそ
うだ。一般的に日本では、仏教に好意的な人は多いが、寺や
坊主のイメージはすこぶる悪い。

なので、あまり同情はされないだろう…。

以前、旅友に寺の息子がいた。肩書きは「副住職」だった。
当時、彼から、様々な寺の仕事の話を聞いたものである。

基本的に、寺というのは地主が多い。

例外は、もちろんあるが、境内や墓地といった本来必要な部分
以外に寺地という土地を持っている寺が非常に多い。 
そこに、家作を建てて、借地や借家料を取るのである。

普通の坊主だと、まぁこの程度なのだが、さらに欲深くなる
とここに保育所なんかを建てるのだ。

地域によって適用が違うので一概には言えないが、「認可保
育所」になるには社会福祉法人格が必要な場合が多く、寺で
あれば、それに加え宗教法人格も持っている。

「宗教法人」と「社福法人」の2つを持っているということ
はジョーカーを2枚持ってポーカーをやるくらい強い。
つまり、超優遇されているのである。

これで、「巣詰めの涙」ほどの税金しか払わなくて済む、と
なると、まさに「坊主憎けりゃ、袈裟まで憎い」である。

しかも認可保育所は、建設費にも運営費にも補助金がたんま
り入るというから、まさに「坊主丸儲け」でもあるのだ。

おそらく、日本の坊さんのイメージが悪いのは、ここらへん
から来ているのではないかと思われる。
だからと言って、結して、全ての坊さんが悪いわけではない。
中には無欲で実直な坊さんもいるだろう。

しかし、傍から見て、明らかに金儲けに走っている寺からは
しっかり税金を頂くべきであるし、何なら坊さんの副業は一切、
禁止でも良いのではないだろうか?

そこらへんもぜひ、蓮舫大臣に仕分けをお願いしたい次第
である。






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