ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

先進途上国

2024-06-26 20:59:37 | 時事(国内)
再び1ドル160円突破。

ちょっと前に為替操作の監視リストに日本が加えられたので、このタイミングで為替操作はやりにくいだろうし、アメリカが利下げをすると思われる年末くらいまでは155円〜170円ぐらいをうろちょろしそうな気がする。対ユーロも170円台ということで、欧米へ行く費用負担はまだまだ下げ止まらない。円安は一時的なものだと思いたいが、言われている国力低下が根っこにある原因だとしたら、近いうちに私たちは先進途上国に成り下がったと受け入れる心の準備をしないといけないのかも。

昨年から円安が海外旅行のハードルを上げているという見方もあるが、為替だけでなく航空券代が値下がらないのも大きな原因になっている。かつて日本路線で言えば、日本人が乗らないと席が埋まらなかったせいで、日本発が総じて安値で売られることが常態化していた。けれど、今や日本行の便には外国人が大勢乗っており、復路便の搭乗率もそれに伴い席が埋まっている。だから日本発の運賃をわざわざ安値で売る必要がなくなっていることから、かつてのような価格では乗れなくなっている。これは極端に円高に進んでインバウンド需要が激減しない限り続くと言われている。

つまり日本が貧乏になったと同時に、諸外国が豊かになったということ。
日本路線にしても各航空会社は日本人需要をすでに見限っていて、海外発の高値の運賃でも乗ってくれる外国人をメインターゲットにし出した感がする。LCCは別だけど…。

そんな貧乏日本人がまだまだ割安感を持って行けるのが、東南アジアで言えばインドネシア、ベトナム、フィリピン、マレーシアの4カ国なんだとか…。そんなネット記事を度々見ることが多くなった。そんなことを言えば、南アジアのインド、バングラ、ネパール、スリランカ、パキスタンなんかは、さらに安いからもっとおススメすれば良いと思うけど、さすがにイメージも良くないし、行きたい人はそれほど多くないだろう。けれど、そもそも日本より割安感があるところをわざわざ探して行く必要なんてない。行きたいところに最大限安く行く工夫をして行けば良いだけの話だ。とは言ってみても、家族分で考えると予算には限りがあるから、やっぱり安いチケットがある場所を優先してしまう傾向にあるな…。

で、もしも将来的に1ドル200円時代が来てしまったその時は、かつてのスペイン人曰く「自分たちはお金がなくて海外旅行に行けないけど、世界中の人がここが良いってやって来るこの地で生活できて幸せです…」と、日本人もこういう境地で生きていく覚悟をもたないといけないかもしれない。

もしも今、20代だったら、間違いなくどこかの国に出稼ぎに行ってる…。

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