ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

ありえない…

2011-12-22 22:20:32 | 時事(海外)
金正日が亡くなり、北朝鮮の人々の泣き叫ぶ様子がテレビのニュースで流れた。

かなり異様な光景であった。

しかし、最前列でもっとも激しく嗚咽している人は、いわゆる「泣き屋」と呼ばれる
やらせ構成員だと言われている。また、職場単位で嘆き悲しむところを映像に撮られ
る場合、画ににならない場合は、何度も撮り直しをさせられることもあるようで、し
まいにはやけくそになって、その現状を嘆き悲しむそうである。

ところで北朝鮮にとって、このような映像を世界に発信するということは、「私たち
の国は、ちょっとおかしいのです」ということを自ら吐露してしまっているというこ
とに気が付かないのだろうか?

何でもそうだが、物事には限度があるというものである。現在、跡を継ぐ3代目の息子
の神格化に相当、力を入れているようだが、やり過ぎれば失笑となるだけだ。
亡くなった金正日も、ありえないエピソードには事欠かなかったが、おやじの金日成の
時は、少々やり過ぎであった。

そのひとつに何でも妖術を使えるとの触れ込みがあった。

以下がその主な妖術である。

1. 東西南北を飛んで移動する
2. 縮地法(実際の距離を縮めて神出鬼没する)
3. 山・川を縮めて一夜に千里も移動する
4. 一度に八ヵ所あるいは十ヵ所に同時に出現する
5. 顔かたちが全く同じ金日成が七人いる
6. 瞬間的に千変万化する
7. 天に消えたり地下にもぐったりして姿を隠す
8. 気象を自由自在に操ることができる
9. 古今東西どの兵書にもないような巧妙な戦法を編み出す

ここまでくると、もはや人間ではない。

跡を継いだ3代目はまだ若い。所詮、経験も実績も何もないただのガキである。しかし、周囲
は早急に彼を確固たる後継者として人々に認知させなければならないわけで、そうなるともう
、うそで固めた美辞麗句で神格化とカリスマ性を作らなくてはならないのである。
もしかすると、勢い余って金日成の時よりも、ありえないことを並べ立てる可能性もある。
そんな時は、どうせなら思いっきり笑わせてほしいと思う。

ぜひとも、3代目には、そんなところを期待したい。




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