ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

池上彰と金子みすず

2011-03-28 00:24:26 | 時事(国内)
「大変、皮肉だが、この震災を機会に、日本がさんざん苦しめ
られてきたデフレを脱却する可能性がある…」とあの池上彰が
語っている。

自粛モードで消費が冷え込み、復興に掛かる莫大な費用などを
考えると、このまま日本経済は、右肩下がりに沈没してしまう
のではないかとさえ思えるのだが、案外、そうでもないという
ことである。

確かに、被災地の人々は、すべてを失ったわけで、再び被災以
前の生活に戻る為には、相当の物資を買い揃える必要があるわ
けで、一時的なのかもしれないが、相当の消費が行われるだろ
う、というのは素人考えでもわかる。

しかし、全ての被災者がそのような消費ができるわけでもない
だろう…。

しかし、池上氏曰く、これから東北地方では莫大な復興工事が
始まり、一時的に経済規模は縮小するが、雇用も大幅に増え、
日本が1970年代頃の様相に戻るというのである。

つまり、田中角栄が列島改造計画をぶち上げて、どんどん公共
事業にお金を注ぎ込んだように、あれが東北で始まり内需拡大
に繋がり景気回復するというのだ。

果たして、そんなもんなんだろうか…?

それにしても、もしも、被災によって日本経済が好転するなん
てことになったら、本当に皮肉過ぎるというものである。


そういえば、ACジャパンのCMが震災バージョンになった。

バリエーションも増え、以前よりも「気に障らない…」という
方も多いだろう。中でも「こだまでしょうか」の詩が話題を
呼び、書店への問い合わせが殺到し完売状態だそうだ。

棚ぼたである、天国にいる金子みすずさんは、複雑な思いに
違いない。

「東京?」っていうと

「品川」っていう。

「品川?」っていうと

「新横浜」っていう。

 
こだまでしょうか。

いいえ、のぞみです。

いや、ひかりかも…?

やっぱり「詩」というものは、奥が深いものである…。



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