ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

大嘘

2011-01-31 10:50:49 | 時事(海外)
エジプトが大変なことになっている。

先のチュニジアでの政変が国境を越えエジプトに飛び火した。
30年も政権に居座るムバラクは、自らを正当化し、全閣僚を
更迭し、民衆を「暴徒」と決めつけ完全に火に油を注いだ形と
なっている。

本来、民主主義は大歓迎のはずの欧米諸国は微妙な立場だ。
所詮、彼らは、自らの思惑で「その政権が自分たちにとって
都合がいいかどうか」しか考えていないからである。

特に米国の民主主義を世界に広げるなどという表向きのスロ
ーガンはここでは大嘘をこいている。ムバラクは米国にとっ
て非常に話のわかる人物である。もし、彼が倒れ、仮に次の
権力者が反米・反イスラエル政策をとった場合のことを考え
ると、ここはひとつ、民衆には絶えていただき、現状維持で
収まってくれたほうがありがたい、と思っているはずである。

人々の自由や人権よりは、単に自分たちの利益、自分たちに
とって御しやすいかどうか、という尺度だけでしかアラブ
諸国をみていないのだ。

所詮、アメリカなんてそんなもんである。

本当にエジプトの人々のことを考えれば、この際、ムバラク
に圧力をかけ退陣させ、早急に選挙を行わせるべきである。

まぁ、何はともあれ、今後どんな展開になっても軍が民衆側
につくことを祈るばかりである。

関係ないが、ムバラク大統領って、どことなく日産のカルロス
・ゴーン社長に似ているような気もする…。もちろん顔だけです。







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