
「森の回廊」吉田敏浩を読んだ。
先日、タイにも持って行ってのだが読み終えず、今になって
しまった。実はこの本、14年位前に、ニカラグアを旅行中に
、宿で出会った人がこの本を持っていて、1日だけ借りて、
大急ぎで読んだことがあった。
何せ急いで読んだこともあり、いつかもう一度ゆっくり読み
たいと思い、今になってしまった。
1985年からおよそ3年間、ビルマの辺境に滞在し、反政府少数
民族の方々と行動を共にした記録であるが、ただの辺境記
などではない。植物や食文化、民俗学などにも精通し、ちょ
っとした学者のような観察力で書かれているのが凄い。
筆者は相当、頭の良い方なのだろう。語学にも相当、堪能で
ある。
また、常に客観的立場で書かれているのも良かった。
このような反政府側からの取材の場合、どうしても「こちら
側」が善良でかわいそうで、「あちら側」が残忍、残虐にな
りがちである。その点は極力おさえられている。
すでに古典的名作と言えると思うが、何十年経っても読み継
がれる旅行記であり民族誌であるに違いない。

先日、タイにも持って行ってのだが読み終えず、今になって
しまった。実はこの本、14年位前に、ニカラグアを旅行中に
、宿で出会った人がこの本を持っていて、1日だけ借りて、
大急ぎで読んだことがあった。
何せ急いで読んだこともあり、いつかもう一度ゆっくり読み
たいと思い、今になってしまった。
1985年からおよそ3年間、ビルマの辺境に滞在し、反政府少数
民族の方々と行動を共にした記録であるが、ただの辺境記
などではない。植物や食文化、民俗学などにも精通し、ちょ
っとした学者のような観察力で書かれているのが凄い。
筆者は相当、頭の良い方なのだろう。語学にも相当、堪能で
ある。
また、常に客観的立場で書かれているのも良かった。
このような反政府側からの取材の場合、どうしても「こちら
側」が善良でかわいそうで、「あちら側」が残忍、残虐にな
りがちである。その点は極力おさえられている。
すでに古典的名作と言えると思うが、何十年経っても読み継
がれる旅行記であり民族誌であるに違いない。

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