ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

正すべきは…

2024-03-09 19:18:23 | 時事(国内)
株価や暗号通貨のビットコインが最高値をつけ、高額商品が売れるなど消費は上向きにあるという。

てっきり物価高が所得を圧迫して消費は低迷かと思っていたのだが、なんだか富める者は益々富み、格差が広がる一方だなんだなと思う。日本では働く人の9割は中小企業で働いている。また全労働者のうち約4割が非正規雇用者ということで、この状況下で平均的に賃金を上げることなんて、果たしてできるんだろうかと疑問に思う。上がり続ける物価に対して、将来的にとかそのうちでは意味がない。ある程度のスピード感も必要だ。ちなみに多くの企業で頑張って年5%ベースアップできれば、14年で約2倍になる。14年前にもしこれが出来ていたら、今頃は…と考えると残念でならない。

そんな中、豊洲の海鮮丼が8000円とかニセコのラーメンが2000円とかインバウンド需要に乗っかりどんどん値上げする店が話題になっている。金のない日本人を見限り、お金を落としてくれる外国人をメインターゲットにすることを批判する声もあるが、これはこれでその店の方針として割り切ってやってるわけだから、文句を言う筋合いなどないと思う。嫌なら行かなきゃいいだけだ。それにいかに外国人だからと言っても、不味くて高い店には当然いかない。今はSNSですぐに口コミで伝わるから、一時良くても下手な商売しているとすぐに廃れるはずだ。昔から地元に根付いてやっている店はの中には、外国人で溢れることを望んでいない店もまだまだある。東京にだってそういう店はあるだろう。それに私たちだって、何も外国人ツーリストで溢れたお店でわざわざ食事しようとなんて思わない。今後、さらにこういうタイプのお店が増えていき、2極化が進んで行くのかなと思う。

それに日本のこれまでの安売りには限界があったと思う。原価を落としきったら次は人件費に手を付けるしかなくなる。つい最近までのデフレ時代の安売り競争はすでにそこまでいってたような気がする。日本の賃金は上がらないどころか実質的に下がっていたんじゃないかと思う。安売り競争の行き着く先は資本があり、大量仕入れが可能なチェーン店しか生き残れない市場だけだ。だから多くの個人商店が無くなっていったのかなと…。

デフレはつまらない均一的な市場しか生き残れない社会になってしまうということに繋がっている。
値上げが悪いわけではない。普通に成長していければ良いだけだ。

今、正すべきは金融政策、これに尽きると思っている。

コメント    この記事についてブログを書く
« モヤモヤ感 | トップ | 今さら… »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿