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ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

右往左往

2024-09-07 14:52:56 | つぶやき
帰国しました。

今年は日本を出ると、何かしらのトラブルが待っているような気がする。今回もちょっとやらかしてしまった。事の顛末は、そもそも今回の名古屋ー(台北)ーバンコクー広州ー(上海)ー名古屋というルートでは、中国へのノービザトランジットの要件を満たしていなかったということ。それをタイから広州へのLCC、タイベトジェットエアーのチェックインカンターで指摘を受けて、初めて気がついた。言われてすぐに納得して、「なんでこんなことに、気づかなかったんだろう…」と、落ちんだが、あとの祭り。

ノービザトランジットの要件は、入国した都市の省、つまり広州だと広東省ということになるのだが、そこから他の省への移動はできないということになっている。これを踏まえれば、私が購入した広州ー(上海)ー名古屋の帰国便は、荷物こそスルーで名古屋まで行くけれど、人は上海で出国となるわけで、つまり広州ー上海は単純に国内移動と見なされる。ここがダメだということ。なんでこんなことに気づかなかったんだろうと思ったら、コロナ禍以前に、広州発上海経由の名古屋行という同一便名で、しかも国内線と共用して飛ぶ中国南方航空の便があり、時々それを利用していたからだ。この便は広州ー上海間は国内線のみの利用も出来るが、そのまま乗り通すことで名古屋行の国際線としても利用できていた。だからなんとなく頭の片隅にそれが残っていたのかなと、まぁ、そう思ってはみても、今回ははっきりと便名も違うし、予約の時点で気が付いても良さそうなものなのに、なんとも情けない。

タイベトジェットエアーのカウンターの人に体よく追い払われ、早々代案を考えねばならなかった。そうはいっても単純に条件に見合ったチケットを買えば済む話なのでなんてことはない。2万円弱の東方航空のチケットは無駄になるが、それはもう諦めるしかない。現在、広州から名古屋への直行便は復活していないので、使えそうな時間帯の中で、一番安かったソウル経由のアシアナ航空のチケットを、これまた一番安かったトリップドットコムで購入。約3万円ちょっとだった。

で、災難はここから始まった。

無事にカード決済も終わり、あとはメルアドにEチケットが送られてくるのを待つだけ。が、しかし、10分経っても20分経っても送られてこない。サイトの状況を見ると「決済完了、現在発券中、しばらくお待ちください…」と出ている。そこから延々、何も変わらない。30分が過ぎた頃にようやくチャットでのやり取りができると知り、すぐに開始する。すると、チャットの返信に「アシアナ航空は発券に12時間から24時間、要しています…」と返ってきた。これまで一体、どれほどチケットを手配してきただろう、しかもこれほど時間がかかるなんて、かつて一度もないと断言できる。それが寄りによって、今、まさにこの瞬間にチケットが必要なときに限ってこんな事態が…。運の無さに心が折れ、終いにはそれが怒りに変わる。

「それじゃ、間に合わないんだよ!それならそうと、先に言え!」と、チャットに書いて送ろうとしたが、そんなことしても無駄なので辞めた。今さらリファンドも不可能なので、キャンセルはできない。カウンターがクローズするまであと40分。それまでに何とかしないといけない。考えた挙句、ノーマル航空券(正規運賃の航空券)を買って発券した後、キャンセルすれば良いと…。区間は出来るだけ短い距離のところ、広州ー香港で良いかもと思い、それならキャセイのカウンターが近くにあったので、そこで買おうと。カウンターの端っこの人に広州―香港のチケットを買いたいと言うと、「ここには発券機がないから買えない、階上のオフィスなら買えるけど、18時までだから今日はもう無理…」と言われる。時間はどんどん過ぎていき、焦る。

基本、ノーマルはどこの航空会社でも買えるから、ここはホームのタイ航空に行こうかなと思っていた矢先、以前、ブッキングドットコムの航空券サイトには、たしか予約時にオプションで4500くらい円くらい払うと、その後一定の期間内であれば、いかなる理由でも払い戻しできる、というのがあったということを思い出した。タイ航空へ行っても、並んでいて時間だけが過ぎてしまう可能性もあったし、すぐにブッキングドットコムのサイトで広州ー香港間を予約してみた。予約サイトを進めていくと、確かにその項目があり、リファンドできることになっていた。4400円は痛いけど、時間もあと20分くらいしかなかったから、そのまま決済してみる。すると「このカードでは購入できません…」となる。理由はすぐに判明した。このカードで東方航空の上海経由名古屋行のチケットとアシアナ航空の広州からソウル経由の名古屋行のチケットと、今、まさに広州―香港のチケットを買おうとしている。それが全て同じ日付でだ。さすがに他人が不正に利用しようとしていると判断されたんだろうと思う。別のカードでもう一度決済するとすんなり買えた。すぐにメルアドにEチケットも届いたのでホッとする。

こうやって振り返ってみると、大したことなかったようにも思えるけど、心底、焦って、一人で右往左往してしまった。
これで、ようやく広州へ飛べる。チェックインカウンターが閉まる12~3分前だった。

カウンターで、先ほど拒否されたお姉さんに香港行きのチケットを見せると、「「これ、香港から先は…?」と聞いてきたので、「香港で買うよ!」と答えると、ちょっと憮然とした表情をされた。難癖付けられそうな気もしたけれど、渋々な感じで搭乗券を出してくれた。この人タイ人ぽくなくて、ちょっとキツイ感じの嫌な奴だった。でも多分、中華系タイ人なんだろうな。

とりあえず広州ー香港の航空券はスクショして保存して、タイを出国するイミグレに並んでいる間に航空券をキャンセルした。10分後には返金処理も終わり、見せチケットだけが手元に残った。広州では、このチケットを使ってノービザトランジットで入国した。全く問題はなかった、と言えたのは入国時だけ。出国時には、当初の予定であったはずの香港へ出国する便が、なぜソウル行きに変わっているのか、というところを厳しく指摘された。あわてて「早い時間に名古屋へ着かなくてはいけなくなったので、予定を急遽、変更したんです…」と、伝えると、特にお咎めはなかったけれど、今後、こういう事例が少なからず出てくると、そのうち規制されることになるかもしれないと思った。なんとなくだけど…。中国のイミグレの人は無表情で感情が読み取れない、まるで機械のような人ばかりでちょっと気味が悪いなと思った。

初日のアクシデントはこんな感じだった。

元をただせば、自ら蒔いた種が原因だが、そこにちょっとした不運が重なり、こんな災難になってしまった。
追加費用は発生したが、予定だけは変わらずに済んだので、まぁ、良しとするしかない。

慣れが慢心を招くということなんだろうな…。

以後、気を付けたいと思う。


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