微笑みの国タイランドへ3泊4日の出張に行ってきた。
ちょこっとだけジュエリー業界事情、実はBKKに星の数ほど在るジュエリーメーカーの中で、僕の知る限り両手の指で数えれる程だけのメーカーのみが歴史あるヨーロッパのジュエリー市場で堂々と活躍している。
又、これらの技術力あるメーカー(工房)は現在、ヨーロッパ一流ブランドとコラボを組み、そこの最終的な生産部分を承っている。
そしてそれらはイタリアのみならずヨーロッパ全土で高く評価され、事実、我々がイタリアから輸入し日本市場で高く評価されているジュエリーの一部も、この流通に乗ってるのである。
そこで僕は、15年以上前より徐々に顔を売り、信用を築いてきたこの氷山の一角の優秀なるBKKメーカー数社より直接的にこれらの商品を輸入する事により、タイと日本とのジュエリー貿易に存在するFTA(特恵関税)を活用し、イタリアより輸入する際に発生する輸入関税を排斥させてきたのである。
実は、ジュエリーの世界とは狭いもので、例えば、僕が10年ほど前にスペイン大使館商務部に直接アプローチし、そこで得た情報を基にバルセロナに飛び込み3社と新規取引を開始したのだが、その内の1社にて、現在、シャネルやピアジェのブランドジュエリーの一部のシリーズが製作されているのである。更には、このバルセロナメーカーもその製作過程の一部を上記BKKメーカーに委ねていたりするのである。
それぞれの会社社長にはとても懇意にしてもらっているが、それぞれが別の機会で出会い、このように繋がっていたりするのである。
うちは小さな小さな会社であるが、このような世界の名だたる一流メーカー20数社と継続取引させて頂くことにより、この業界に認識して頂いているという事が我々のプライドなのである。
話は変わるが、昨年末よりの円安ドル高傾向に伴い、タイバーツにおいても円に対し上昇し、昨年夏に訪れた時は2.7円だった1バーツが、今回は3.1円強と15%以上UPしていた。更には地金が高騰し、これまでの仕入価格に近いラインにネゴする事が今回は大変な商談となった。
円が安くなることにより、当然の事ながら海外からの輸入商品は高くなる。
輸出依存型と云われたこれまでの日本経済、これにより潤う企業が増えるというのは事実であろうが、問題はその利潤を現在肩で息する企業らが、実際に新しい事業に投資するのか、又、その企業のスタッフ含む関連者らにきちんと還元するのかという事が最も大きなポイントであろう。
仕事経済の話はさておき、今回もBKKに住む親友・SAMMYとはがっつり飲んできた。


この男との付き合いもこれで20年となる。
初めての出会いは、今は亡き彼の父親である宝石商のWONGさんとのコラボで、彼が持つジュエリーを日本に輸入し全国でキャンペーンを実施した時に、その用心棒として日本にやってきたのがSAMMYなのである。
あの時はまだ伊丹空港であった。
テコンドーが達者なSAMMYは、ガタイも大きく、スキンヘッドで背中に鯉が登るいかつい男なのだが、実はとても礼儀正しく頭脳明晰の男で、現在は鉄のトレーダーとして大活躍する尊敬すべき男なのである。
しかし今回も、タクシー運ちゃんの無礼な振る舞いに切れて、タクシーをがつんがつんに蹴飛ばして、運ちゃんを罵倒しているのを止めるのに大変であった。


ともに酒を飲みながら、長い付き合いになったなぁと話す時間が至極のひとときなのであった。
親友とはこのように年に数回しか会えないほうが、良い関係を保てるのかもしれないとふと思った。
滞在中、いつもと同じように辛くて美味いタイ料理をたらふく食べたのだが、毎晩、SAMMYとアルコールを強飲しながらつまんだ『ローズアップルの瑞々しい甘さ』がなぜかとても強い記憶として残っているのであった。

ちょこっとだけジュエリー業界事情、実はBKKに星の数ほど在るジュエリーメーカーの中で、僕の知る限り両手の指で数えれる程だけのメーカーのみが歴史あるヨーロッパのジュエリー市場で堂々と活躍している。
又、これらの技術力あるメーカー(工房)は現在、ヨーロッパ一流ブランドとコラボを組み、そこの最終的な生産部分を承っている。
そしてそれらはイタリアのみならずヨーロッパ全土で高く評価され、事実、我々がイタリアから輸入し日本市場で高く評価されているジュエリーの一部も、この流通に乗ってるのである。
そこで僕は、15年以上前より徐々に顔を売り、信用を築いてきたこの氷山の一角の優秀なるBKKメーカー数社より直接的にこれらの商品を輸入する事により、タイと日本とのジュエリー貿易に存在するFTA(特恵関税)を活用し、イタリアより輸入する際に発生する輸入関税を排斥させてきたのである。
実は、ジュエリーの世界とは狭いもので、例えば、僕が10年ほど前にスペイン大使館商務部に直接アプローチし、そこで得た情報を基にバルセロナに飛び込み3社と新規取引を開始したのだが、その内の1社にて、現在、シャネルやピアジェのブランドジュエリーの一部のシリーズが製作されているのである。更には、このバルセロナメーカーもその製作過程の一部を上記BKKメーカーに委ねていたりするのである。
それぞれの会社社長にはとても懇意にしてもらっているが、それぞれが別の機会で出会い、このように繋がっていたりするのである。
うちは小さな小さな会社であるが、このような世界の名だたる一流メーカー20数社と継続取引させて頂くことにより、この業界に認識して頂いているという事が我々のプライドなのである。
話は変わるが、昨年末よりの円安ドル高傾向に伴い、タイバーツにおいても円に対し上昇し、昨年夏に訪れた時は2.7円だった1バーツが、今回は3.1円強と15%以上UPしていた。更には地金が高騰し、これまでの仕入価格に近いラインにネゴする事が今回は大変な商談となった。
円が安くなることにより、当然の事ながら海外からの輸入商品は高くなる。
輸出依存型と云われたこれまでの日本経済、これにより潤う企業が増えるというのは事実であろうが、問題はその利潤を現在肩で息する企業らが、実際に新しい事業に投資するのか、又、その企業のスタッフ含む関連者らにきちんと還元するのかという事が最も大きなポイントであろう。
仕事経済の話はさておき、今回もBKKに住む親友・SAMMYとはがっつり飲んできた。


この男との付き合いもこれで20年となる。
初めての出会いは、今は亡き彼の父親である宝石商のWONGさんとのコラボで、彼が持つジュエリーを日本に輸入し全国でキャンペーンを実施した時に、その用心棒として日本にやってきたのがSAMMYなのである。
あの時はまだ伊丹空港であった。
テコンドーが達者なSAMMYは、ガタイも大きく、スキンヘッドで背中に鯉が登るいかつい男なのだが、実はとても礼儀正しく頭脳明晰の男で、現在は鉄のトレーダーとして大活躍する尊敬すべき男なのである。
しかし今回も、タクシー運ちゃんの無礼な振る舞いに切れて、タクシーをがつんがつんに蹴飛ばして、運ちゃんを罵倒しているのを止めるのに大変であった。


ともに酒を飲みながら、長い付き合いになったなぁと話す時間が至極のひとときなのであった。
親友とはこのように年に数回しか会えないほうが、良い関係を保てるのかもしれないとふと思った。
滞在中、いつもと同じように辛くて美味いタイ料理をたらふく食べたのだが、毎晩、SAMMYとアルコールを強飲しながらつまんだ『ローズアップルの瑞々しい甘さ』がなぜかとても強い記憶として残っているのであった。

※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます