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【タックの放浪記】  思えば遠くへきたもんだ・・・     by Tack SHIMIZU

心に刻まれたその一瞬、心に響いたその一言、心が震えたその想いを徒然と書き記したい。この記憶から消え去る前に…

ヨーロッパ放浪2010 『グランバザールと拷問マッサージ』

2010年03月16日 | 旅三昧!釣り三昧!
2010年3月15日:

豪勢な朝飯である。ビュッフェなのだが、フライパンを持つシェフにオムレツを頼む。クリームスープを飲む。忘れがちになる血圧の薬を飲む。

朝、タクシーにて『ISTANBUL JEWELRY SHOW』会場へ向かう。出展社は1000社を超すとの話だが、来場はちらほらって感じである。これでは出展社は怒るであろう。

4時間ほど廻り、その中の1社にて初商いとなるオーダーをかける。これはこれまでうちが扱ってきたラインとは異なるアンティーク調のジュエリーである。来月のアリカコレクション展に間に合うように出荷を頼んだ。

しかしこの手の展示会での商品探求は本当に目が疲れる。これはジュエリーを仕入れている人間にしかわからないであろう。

遅い午後、ホテルに戻る。スーツを着替え、ホテルのシャトルバスで昨日閉まっていた『グランバザール』へ。

観光地化してしまっていると云われて久しい『グランバザール』だが、すさまじい数の店が並び、それはそれで結構楽しかった。アンティークジュエリーを扱う店も多数あった。

入れば迷うと云われる『グランバザール』だが、案の定、中に入ると迷路の様で自分がどこにいるのかわからなくなった。

クルクルと歩いていると、よく日本語で声がかかる。軽くいなしてオレは歩く。

カーペット屋だったかの呼び込みの兄ちゃんから声がかかる。

『ちょっとそこのお父さん!』

お父さんって・・・。まぁ、確かにオレはおとうさんだけど、お父さんって声をかけられたのは生まれて初めてである。

『グランバザール』で一番心に残る一言であった。

建物を出ると、昨日タクシーを降りたあたりに出てきた。

腹ごしらえに、トルコ料理の代名詞であろう肉を大きな串にさしクルクルと回しながら焼いていき、ナイフでその円柱上の肉の焼けてる表面を削いでパンにはさむサンドイッチを購入する。3.5トルコリラ也(約210円)。

これがなかなか美味かった。

ボケっと立っている男に場所を聞いてスーパーへ向かう。トルコ産の赤ワインとKit Kat(チョコレート)を求めて、ホテルへのタクシーに乗った。

ホテルに戻り、疲れた身体を癒すべく、宿泊者はタダで利用できるというジャグジー&サウナがあるヘルスセンターへ行き、汗を流した後、マッサージをしてもらった。

しかしこのマッサージ師の握力たるや拷問であった。拷問マッサージである。

歯を食いしばって我慢した。

部屋に戻ると、お陰様で身体のだるさが、瞬時にして筋肉痛に変わっていた。