今日、掛川市家代に奇祭珍祭がありました。と言うのも地元の氏神さまの秋の祭礼です。
地元の小さな森の中に学問の神様「天神様」が鎮座し、その入り口には、忘れ物やなくしものを見つけてくれるという信仰の「高須賀稲荷」があります。毎年、秋の収穫の終わったころ、両神様に感謝しての祭典が行われます。
両神社で神事の後、天神様の前庭にシートを曳き今年の収穫を迎えるまでを振り返り、車座になって歓談する小宴会が行われます。これも今ではあまり見られない珍祭です。(上の小画像)
小宴会が終わった後、祭壇に供えられた、たくさんの数の重箱に詰められた赤飯が集まった皆さんに地区の役の方から配られます。それが、均等に行われるのではなく重箱を持った役の方が、ビニール袋を持った出席者(大人も子供も平等に)に箸で少しずつ分け与えます。参加者からの「ちょだい、ちょ~だい」の掛け声に応えてそれぞれの家庭で作られた色と味の違う種類の赤飯が少しづつ配られることになります。これは奇祭の部分に入ります。同時に供えられた菓子類も同様に配られます。
供えられた重箱には赤飯が。 その赤飯が少しずつ配られています。
これが坂の上の天神様で行われた後、入口の高須賀稲荷に移動して、こちらでも同様の配布が行われます。そして此方ではこの後投げもち行われます。この日の参加者は60~70人ほどでしたが、投げられた餅の数の多かったこと。撮影しながら小生が拾った量(下画像)から想像してみてください。供え物が、その場で無差別ランダムに多くの人にで配られる「奇祭珍祭」と思った次第です。
入口のお稲荷さん参拝。 そのあとの投げ餅です。
小生の獲得(?)した、投げ餅と菓子類です。
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