忘却への扉

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ヒザを楽にし

2008-02-15 | 日々
 数日前は年に一度の、地区の奉り神様の寄合があった。当番の他はただ話をして食べて飲むだけとも言えるが、昔から続いている。
 一家に一人も家の都合で男性女性といい人数になっている。地元の顔馴染みの無礼講。正座の私を姿勢が良いとからかう者もいるのも毎度のこと。
 今のところは正座のほうが楽に楽しめるのだから変える気はない。男だから女だからの座り方など、この集いには関係ない。あれば年齢や過労などからくる足腰の不自由な姿勢。

 何日かして親子でお寺に行き、本堂で住職さんに拝んで頂く。一緒にお念仏をとなえる時の後には「足をくずして楽になさってください」との言葉がある。
 厳粛にとまでいかないのは私の未熟さ。それでも広い本堂で私たち家族へと繋がる経を、正座の心地好さを感じながら聞くことができた。お寺の庭には梅の老木が満開の花も見せてくれる。

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