人間模様
2016-12-10 | 共に
道の駅の食堂で、 バイキングの品選びをしている1㍍80㌢以上かと思われる長身で、がっしりとした体格の男性。普段着の腰のベルトに下げた、作業道具の入る革袋が気になる。一面ガラス張りの窓際にある長テーブルで背を向けた。
すぐ隣にいたのは、腰も曲がる背丈が半分?ほどの高齢の母親を想像させる女性。親孝行?にほほ笑みを感じさせてもらった。
食堂内の職権売り場前の席に座り、単品権を手に待っているのは、街のどこにでもいそうな、20歳前後の青年と仕事着ヤッケの上半身だけが見える孫とおじいちゃんの2人連れ。
年齢からして孫の運転する自動車で来たのだろう。セルフサービスの店、やがて番号を呼ばれ孫が取りに行き祖父の前にも置く。向かい合わせで同じ品を黙って食べる自然さがいい。
広い店内、他にもいろいろな家族、友達、お遍路さんたち、幼児用の高椅子に座らせ、食事を手伝っている親子には、母親ではなく幼児に声掛けする人が何人もいた。
じろじろ見るわけではないが、それでも私もその中の1人として、色とりどりの、人間模様を味わうことができた。
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