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ぎゃっこうする

2014-04-27 | 共に
 《 労働時間規制緩和検討 》 【 過労死「自己責任」に? 】 2014/4/23 地方紙2面記事より
 [22日開かれた政府の産業競争力会議と経済財政諮問会議の合同会議では、一部の労働者の労働時間配分を個人の裁量に委ねる方針を示した。残業代などの規制がなくなり、長時間労働を強いられる人が増える懸念もあり、家族を働き過ぎで失った遺族は「私たちが願う過労死のない社会と逆行するのではないか」と指摘する。
 厚生労働省調査では、2013年の正社員の年間労働時間は平均2018時間。長い間2千時間前後で推移、減少していない。週60時間以上働く人は同年で474万人(全体の8・8%)に上り、特に30代の男性に多い。
 合同会議は同時に「働き過ぎ防止に真剣に取り組むことが改革の前提になる」として長時間労働の抑制を強調。労働基準監督署による監督指導の徹底などを挙げた。だが厚労省が働きかけ、各企業の労使で議論もされてきたが、解消への道筋はいまだ見えていない。
 長時間労働は過労死や過労自殺の原因にもなっている。12年度、脳・心臓病疾患で亡くなり、業務に起因するとして労災認定されたのは未遂を含み93人に上った。
 過労死をめぐっては与党を含む超党派の国会議員連盟が、国の責務で防止対策を進めることを柱とした法制定への動きを進めている。「全国過労死を考える会」代表の寺西笑子さん(65)は「今国会で成立の見通しも立ってきたのに、逆行することになるのでは…」と心配する。「弱い立場の労働者がますます追い込まれる。過労死も『自己責任』になってしまうかもしれない」と懸念を示した。

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