新潮文庫【異人たちとの夏】著者・山田太一の名前にひかれ買ったのだと、過去形になってしまう本。昭和62年末に新潮社より刊行の、文庫版だ。
脚本家である主人公と著者が重なり現実味を感じる。離婚したばかりの彼は、都会の夜は人気の無くなるビルで暮らすことにする。
孤独な生活の夜の街で、12歳の時事故で亡くした父母によく似た夫婦に出会う。ほのぼのとした憧れるような時間がある。
いつもだと一冊を読むのに1週間や10日はかかって当然なのに、数日で読めた。作家としての文章に、鮮明な映像を見ているような気がする。
怪奇現象とか怪談を信じてはいない。だがこんな出会いならあってもいいなと思わすところがこの作品にはある。冬なのに読みたくなったのはなぜだろうと今思う。
脚本家である主人公と著者が重なり現実味を感じる。離婚したばかりの彼は、都会の夜は人気の無くなるビルで暮らすことにする。
孤独な生活の夜の街で、12歳の時事故で亡くした父母によく似た夫婦に出会う。ほのぼのとした憧れるような時間がある。
いつもだと一冊を読むのに1週間や10日はかかって当然なのに、数日で読めた。作家としての文章に、鮮明な映像を見ているような気がする。
怪奇現象とか怪談を信じてはいない。だがこんな出会いならあってもいいなと思わすところがこの作品にはある。冬なのに読みたくなったのはなぜだろうと今思う。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます