忘却への扉

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二人の話し声

2008-07-17 | 共に
 山が隣どうしでも顔を会わせる機会は滅多にない。見かけても距離があるとか、姿が作物に隠れたり忙しそうだと黙ったままで済んでしまう。
 こちらの方から動けばいいのにそれもできない。私たちより年下夫婦の二人だが、見習いたいことはたくさんある。
 離れていても意外に二人で仕事中の会話がよく聞こえる時にも出会う。大きい声で話しているわけでもなく、話の内容までは不明。
 わかるのは男女の声の違いのどちらが話しているかと、二人の会話の雰囲気だ。新婚時代はとっくに過ぎたはずなのに、優しい関係が想像できる。
 たまたまではなく、何度も聞いている。それが普段の当然なこと。いい夫婦だなとうらやましく思うのがどうかしている。
 もう忘れかけたが私にもあんな気持の頃はあったのか。後戻りできない行動でもないが、かなりの無理がある。
 照れくささと相手との気分的時間差も邪魔をする。気持でそう思っても表情と発音の切り替えができない。「○○さんの仕事を見習いちゃんと覚えてしっかりしなさい」といつも叱られる。それもそうだが○○さん夫婦を真似して仲良くできたらの希望はダメか。