忘却への扉

 日記? 気づいたこと 何気ないひとこま 明日への伝言 願い 子供たちに 孫たちに そしてあなたに・・ 

つき合いだけに

2008-07-04 | 共に
 代々受け継いできた宗教を止めようと言っていた友人が、周囲を考えるとあきらめることにしたようだ。彼にとっては苦渋の選択か。
 地元での付き合いや立場を考えると、自分の自由に動けない場合もある。彼の結論は意外でもあった。彼なら実行するだろうとの期待はあった。
 だが結果にほっとしてもいる。実行すればかなり厳しい、無理しなくてもよいのではとは私の気持。心強いから一緒にどうかと誘われもした。
 私は今のままでよいと断った。形式的な程度の宗教との付き合いだ。私も彼と同様無宗教に近い。でも意識して縁を切ろうとも思わない。
 神も仏もみな心。千の風になって、そんな気持ではいる。祖父母の家にもたくさんの神や仏がいた。仏壇に神様とキリスト教も同居した。
 本来人々や自然を見守り、育て幸せに生きさせるための虚構の存在でよい。それを組織化し強大になると、人間に対して支配力まで行使するのも現れる。
 そこまでではなくても、安らぎや支えや感謝の対象から、一転暗黙の圧力を感じる不安。「お前は囲まれている。もう絶対に逃げられない!無駄な抵抗はヤメロ!」‥‥彼は矛盾を選ぶ。