頭をぶつけてこぶが出来た。頭頂部よりやや後ろの真ん中。
うつむいたままの状態から、早めに頭をあげたらごみ収集のかごの入り口の上部にぶつけたのだ。
触ってみると、ナマコみたいにぶよぶよしている。
その時、自分のそそっかしさを反省しなくてはならないのに、一瞬めまいがして、「あ、いた~・・」となって、根本原因というところへ痛みのやり場がいったのだ。
土曜の朝はごみの日で、ごみ収集場の掃除当番だった。
仕事へ行く前、8時過ぎに清掃車が持っていくのを待って、いざ箒とチリ取りと火ばさみを持っていくと、透き通ったビニル袋が置き去りにされていた。
加賀市は黄色の指定のごみ袋である。仕事があるのでとりあえず掃除だけして、後で黄色の袋に入れようと思い仕事へ出かけた。
前にも同じようなことがあり、有料のごみ袋に入れ直して出しておいた。
ルール違反している人は、誰かが処分してくれるのでいつまでもルール違反するのかなあと、友達に話していたら、紙を貼っておいたらどうかという。
それはいいかも、夜は熊が出ると怖いので翌日の朝、「指定のごみ袋に入れてください」と、書いてガムテープでごみ袋に貼って、仕事に行こうとした。
その時、ごみのかごの扉を開けて貼り終わってそのまま頭を上げたのだった。
があぁ~ん。ゴミを置いて行った誰かに対して腹が立った。
黄色の袋に入れて奥に放り込んでおけばよかった。
もしかして、町内の人ではなく通りすがりの人かもしれないし、無頓着な人は張り紙をしても平気だろうし、もしかして、判断能力を無くした年寄りかもしれない。
ぷにょぷにょしたこぶを触りながら、どうしたら良かったのかと考えたが、やはり誰のせいでもない、コブを作ったのは自分なのである。
怪我の原因は動作の原因なのか、その行為をしたことまで遡るのか。
製造会社にいたわたしは、あの「なぜなぜ・・」の、シートを思い出した。
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