遠的大会
石川県遠的大会の当番が加賀市なので、せっかくだから何年ぶりかの遠的を楽しもうと思った。全く遠的をする機会はないが、何とか楽しく遊ぶ分には良いだろう。しかし、矢がない。石川国体の時のビーマンはあるが、「ビーマン」と、口にするだけで、懐かしがられる。若い人は存在を知らない。
大急ぎで、弓具屋である皆中堂さんに電話して、13キロの弓に合う矢を送ってもらうことにした。在庫は一組しかないという。82㎝に切ってもらった「syカーボン」が金曜に届いた。
左がビーマン。その昔、何回か折れたり割れたりした。今回届いた矢は羽根が黒かった。もしかして、飛んだ時に行方が見にくいかもしれない。でも、大勢に影響はない。おおよその所しか狙えないので、おおよその所に行けばよいわけだ。
方針だけは決めた。高さが問題だ。長い間引いていないことと、腰をきって狙いをつけていたのをやめて、直付けにすることにした。押手の薬指のところを的の上面に合わせる。開会式前にもう一度押手のこぶしだけ合わせてみた。60m先の的に矢が届かない事だけは避けたかった。4射1中できれば良いかなあというところ。
1回目、前に矢が飛んだが、高さはいい感じ。2本目は後ろへ狙ったら後ろにそれた。3本目、離れた瞬間矢が空へ上がるようで、自分も空を飛んでいるような気持ち。遠的は離れも思い切りよくなるので気持ちがいい。ドンという音で的中と知るが、どこに中ったのか全く見えない。結局、4射1中で予想通り。2回目もその感じで、また4射1中。ところが、3回目。後ろのYさんが、なぜかわたしが大三をとったときに、打起こすのであらら??と、思った。わたしの射の運行は早い方なのに何故?看的を見ると、後ろの立よりはるかに速いペースで進んでいる。4本目、わたしが大三を取る前に打起こしたのが分かった。どうする。どうする。と、思ったが、会で狙いをつけている最中に矢が飛んだ。わたしの矢ではない。抜かされた。長い弓道人生で、後ろに抜かされたのは初めてだ。退場すると、競技部長が「初めて見たわ・・」と、笑っていた。追い越したら失格だが、矢も失中だったので、何事もなく終わったが、気になってしまった。
何はともあれ、大会の仕事は滞りなく終了し、表彰のプレゼンターの手が足りず前へ駆り出されて、わたしも早く賞品を渡しそうになってしまって、年を取るとせっかちになるのだろうなと他人事と思えなかった。
よく裂けたよね。私は20本近くシャフト交換した覚えがある。
遠的行きたかったけど用事があって今回は断念。
また春に挑戦しよっと。
追い越しとは珍しい。数年前北信越の的前審判をしていた時に、後の矢が中より先に飛んできて、その時は的中だったもんだから、一悶着ありましたわ。北信越レベルでもあったくらいだから、無い話でも無い、、、わかりにくいなぁ。
へーー!北信越でも?!
裏話だが、実はトイレへ行きたかったらしい。
お疲れ様ぁーと言いたい。辛いよね。生理的現象は。
何か良くないものを食べたとか、美味しいものを食べたとか。