まこの時間

毎日の生活の中の小さな癒しと、笑いを求めて。

危険な暑さ

2021-08-05 | 暮らし
毎日、「危険な暑さ」と天気予報で言う。
夕涼みという言葉は死語になる。夕方でも危ない。
警戒アラート!!アラート・・・は、警報・・。
警戒警報と言わないのは、空襲警報を連想するからかな。

地球はどうにかなってしまうのかと思うほど外に出るのが怖いほど暑い。
この暑さは人間が作りだしたのかと思ったりもする。
「人間の欲望は無限で、地球の資源は有限です」と、言っていた。
これでもかこれでもかと道路を作り、より速く、高いビルが出来、より高く。
オリンピックも、最後まであきらめないと言い、F難度だとか、記録更新とか、小さい時からの積み上げとか、想像以上の努力がそこにあるのだと思う。
競技の種類が多く、その中でまた多様な競い方があって、新しい競技もどんどん取り入れていくと、メダル製作も大変だろう。

誰かが大儲けしているのだと、黒幕がいるのだと、噂を聞く。
放映権の為に酷暑の日本でオリンピックが行われるのだという。
IOCとかNBCとか、日本のオリンピック委員会とかはみんなグルなんだね。

疑問を感じながらもわたしは、オリンピックが始まるとTVを観ている。
日々、コロナの感染者発症状況を気にしていたのに、今日の競技はなんだろうと、好きな種目を探す。
菅さんや尾身さんをちらみして。
その最中にも医療現場は四苦八苦なのだろう。
日本中が真っ黄色になって、また赤色に塗られて、日々慣れていく数字。
これは、外の暑さより危険な暑さだ。

アスリートたちは純粋に頑張っている。
最後まで諦めなかった人たちがそこにいる。
積み上げた努力で勝ち取る栄光。
奇蹟の優勝はないが、まさかの敗退はある。

ひっそりと、人生にいくらかの諦めを積み上げていくのも悪くないと思う。
みんなが欲望をむき出しにしていたら、地球は本当に壊れてしまうのではないかと思う。
コロナ下で、みんなが少しずつ我慢をしている。
それでも長い間の我慢は緩んでいく。
少しの我慢は少しの油断に負ける。
どうか、選手たちが無事に母国へ帰れますように。
天皇陛下の憂うオリンピックが、無事に終了しますように。