まこの時間

毎日の生活の中の小さな癒しと、笑いを求めて。

アドラーの心理学

2016-03-09 | 暮らし

過日、100分で名著は「アドラーの心理学」だった。

その中で興味をひいたのは、「課題の分離」だ。親の課題は子の課題ではない。他人の課題を切り捨てよ。というところがあって、そういえば、人の課題に口を出す人いるなあと思ってしまった。

人の課題に土足で踏み込むことが、対人関係のトラブルのもとだそうだ。できないことばかり指摘するのは、勇気くずしと言うそうだ。上から目線でものをいうのはたての関係であり、趣味の会は横の関係で仲間なのである。平たく言えば、会社はたての関係で上から命令されるが給与はもらえる。趣味で集まるのは横の関係で仲間同士が会費を払って楽しく過ごすのだ。

どうも、最近それが会社組織風になってきているらしい。合理化案や、無用の組織を切り取り会の運営をすっきりさせたいらしい。それはそれでよいとは思うが、切り取られる側の仲間は会費を払ってなぜ文句を言われなくてはならないかと憤懣やるかたない。

しかし、憤懣という漢字をみるだけで腹立てているなあという気がする。

さて、自分自身の幸福と人類の幸福のために、もっとも貢献するのは共同体感覚であるという。共同体感覚に必要なことは、「自己受容」「他者貢献」「他者信頼」これなくしては、共同体とはいえない。

相手を責める。さげすむ。受け入れない。評価しない。そんな人まわりにいませんか。