世界雑感☆新しい世界は日本から始まる☆

世界の激動を感じつつ、日本経済への応援メッセージを徒然に綴るページです。
ご訪問ありがとうございます。

「人形使い」官僚が支配する中枢権力(政府改革私案)①

2012-03-27 00:00:03 | 日本

 消費税増税議論が佳境を迎えています。

 民主党・野田政権は、社会保障と税制の一体改革を不退転の決意で進める、としており、その主要財源としての消費税増税をなんとしても成し遂げたいようです。

 ところで、この大改革のための法案のほとんどは、実際は政府、つまり財務省などの官僚によって起草されることになるのでしょう。他方で与党・民主党の国会議員がこの重要な改革に関連する法案の作成にかかわることはあまりないのではないでしょうか。

 政権交代当時、たしか民主党は「政治主導」を標榜したものの、その後は徐々にトーンダウンし、野田政権になってからは自民党時代の「官僚主導」にすっかり舞い戻ってしまったようです。何でもかんでも官僚まかせ、ということです。

 「官僚主導」は何も野田政権に限ったことではありません。歴代の内閣も国会議員も似たり寄ったりです。首相や大臣たち、国会議員たちは、官僚が作った政策や法案を鵜呑み・棒読みにして、閣議や国会で議決したり記者会見で発表したりしているだけ。(たいへん失礼な言い方で恐縮ですが)ようするに国会議員はいわば官僚の「操り人形」に過ぎません。ただの人形に過ぎないから、たとえば、

 ・「○○大臣を歴任!」(極端に言えば、官僚が用意した原稿をそのまま読み上げたり、書類に判子をつくだけの大臣なら誰でも「歴任」できる?)
 ・「○○委員会で鋭い質問!」(選挙民に仕事ぶりをアピール?まあ質問もいいけど政策や法案のほうは?)
 ・「予算委員会で○○スキャンダルを追及!」(足の引っ張り合いに夢中で予算審議はそっちのけ?)

といったような、TV映りや見栄えの良いパフォーマンスばかりがもてはやされます(どうせなら立法府の人らしく「この法案を書いたのは私だ!」といったところをアピールしてほしいのに・・・)。

 本当に国政、つまり内閣や国会議員を動かしているのは「人形使い」である官僚のほうなのです。

(続く)


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「前門のインフレ後門の金利... | トップ | 「人形使い」官僚が支配する... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

日本」カテゴリの最新記事