タイ国鉄はレッドライン各駅での撮影禁止を緩和して商用写真や集団写真以外の撮影を解禁した模様です。公式には出ていませんが、公式SNSに掲載されたと現地から情報が来ました。これでカンケーハ以南のレッドライン各駅で中線を駆け抜ける長距離列車を撮影できますが、停車列車の撮影はクルンテープアピワット、ドンムアンとも乗車券が無いと入場できず、そこが難点です。
公式SNSに出ていたイラストから察するに、そもそもが撮り鉄の規制ではなく、各地の駅構内で当たり前のように行われていた「記念撮影」や商用撮影の規制だったようです。特に絵になるファランポーンでは公認のロケと思しき撮影からゲリラ的な撮影、さらには「映え」狙いのグループとか、ホームのみならず線路上に出たり停車中の車両に入ったり、果ては隣接する留置線に停車中の車両に乗り込んだりとやりたい放題でした。
公式SNSに出ていたイラストから察するに、そもそもが撮り鉄の規制ではなく、各地の駅構内で当たり前のように行われていた「記念撮影」や商用撮影の規制だったようです。特に絵になるファランポーンでは公認のロケと思しき撮影からゲリラ的な撮影、さらには「映え」狙いのグループとか、ホームのみならず線路上に出たり停車中の車両に入ったり、果ては隣接する留置線に停車中の車両に乗り込んだりとやりたい放題でした。
(公式ロケの例。ファランポーンがカラチに化けた)
(車両もパキスタン風に)
またどうも卒業式などのイベントで駅構内で撮影するのが流行りなのか、大学卒業式で使用するガウンを着た集団がファランポーンのみならず大学最寄り駅(例えばKMITL=モンクット王工科大学ラートクラバン校の最寄りのプラチョンクラオ駅)では特に卒業式当日は線路上を埋め尽くす感じでの撮影会になっています。
(プラチョンクラオにて)
(ニコムロッファイコモ11にて)
けっこう定期列車などとのトラブルにもなっているようで、これをレッドラインでされてはたまらないということなんでしょうね。いずれにしても今回の措置で撮り鉄や乗り鉄レベルの撮影は解禁されたという理解ですが、警備員が変更を理解しているかでしょうね。あとレッドライン(ダークレッドライン)各駅はドンムアン空港への高速道路とも並行しているため、高速道路を王族はじめ要人が移動する際にはホームからの撮影どころか立ち入りすら制限されることがあるので注意が必要です。街中でも王族の「お成り」による規制は結構ありますから。王族それぞれ固有の旗を掲げた高級車とその車列はすごいの一言ですが。
なおタイ国鉄公式の情報としては、4月もキハ183はツアーでの運用だけのようです。
昨年始まったケンコーイ(サラブリ県。東北本線のブアヤイ支線との分岐駅)の歴史を辿るツアーも今年はキハ183での運行になるようです。
(2022年の運行時)
(横サボは指定席車のみ)
これは1945年4月2日にあった米軍B24によるケンコーイ空襲の慰霊式と、空襲の痕跡が残る鉄道施設の見学ツアーで、昨年は午後発でしたが今年は朝から1日ケンコーイを堪能するツアーになっています。なお昨年同様当時を思わせるレトロな服装での参加が推奨されています。
(ケンコーイ駅)
その他、チャチューンサオ、アユタヤ、ラチャブリーへの催行が案内されています。(ダイヤが示されたパンフ情報が画像なので自動翻訳が効かないのがネック)
またクルンテープアピワットとファランポーン間の高速経由無料連絡シャトルバスが4月20日から運行、ということもあります。
そしてヲタ向け最大の話題としては、全線時刻表がネットからダウンロードできるというサービス。北本線、東北本線、南本線、東本線、メークロン線(東)、同(西)、バンコク近郊通勤列車のそれぞれ上下1葉ずつの12枚に表紙の13枚仕立てで、e-bookとPDFの両方があります。
Covid19明けのダイヤですが、運休列車は出ていません。実はこの体裁、一部駅では紙ベースの配布が従前あり、Covid19明けで現在運休列車も記載というバージョンがあります。