大混戦というか大混乱の大統領(選挙人)選を経て、ようやく正式にバイデン新大統領が誕生しますが、支持者の連邦議会乱入という前代未聞の事件、しかも死者が出るという「暴動」の発生と、単なる選挙結果を巡る混乱とは言えない状況です。
共和党内からもトランプ大統領を批判する声が沸き上がっており、いわんや民主党側からは弾劾案の上程にとどまらず罷免要求まで出ており、1週間程度で権力を失うとしてもその1週間が危険というコンセンサスが醸成されているところに危うさを感じます。
議会での当選者認定という民主主義プロセスの根本を暴力で踏みにじろうとしたわけで、乱入した支持者はもちろん、それを明確に止めなかった、いや、非難、否定しなかったトランプ大統領も「同類」として批判の対象になっています。
一方で滑稽としか言いようがないのは日本のネット界隈で、バイデンは中国寄りというネガティブキャンペーンをこの事態においても展開したり、乱入はしたが整然と退去した、と暴徒の所業の矮小化を図るとか、どこかずれているわけです。
これ、中国が裏で糸を引いているとか言いたい放題でBLMを否定したり、黒人問題に立ち上がった著名人を批判していた勢力と見事に重なるわけですが、結局これって米国における価値観が全く分かっていないからそのスタンスを公然と示せるんでしょうね。米国でそれをやったら社会的に死にますから。
「人種問題」と「民主主義」、米国の足枷であり、至高の理念ですが、それは絶対的な正義とするのが「究極のャ潟eィカルコレクトネス」なんですよ。それに異を唱えるなんてとんでもないし、賛意を示すのがマナーというわけです。もちろん疑問も少なくないですが、そこが理解できていないと何で著名人がBLMのような運動のシンパに見えるのか、また今回の事件で一斉に激しく批判するのかが見えません。
これ、確かに疑問はあるし「おかしいんじゃないの?」という部分があるとしても、それを公然というにはよほどの覚悟と根拠と、それに耐えるだけの(理解しての発言だという)日頃の論客としての実績が必要です。要は米国の後ろめたい部分に対するケアやフォロー、また誇りに思っている部分に異を唱えるわけですから、ある意味米国と米国人の否定ととられかねません。
まあ無邪気と言えばそれまでですが、よくそんなことが出来るね、というのが正直なところです。
共和党内からもトランプ大統領を批判する声が沸き上がっており、いわんや民主党側からは弾劾案の上程にとどまらず罷免要求まで出ており、1週間程度で権力を失うとしてもその1週間が危険というコンセンサスが醸成されているところに危うさを感じます。
議会での当選者認定という民主主義プロセスの根本を暴力で踏みにじろうとしたわけで、乱入した支持者はもちろん、それを明確に止めなかった、いや、非難、否定しなかったトランプ大統領も「同類」として批判の対象になっています。
一方で滑稽としか言いようがないのは日本のネット界隈で、バイデンは中国寄りというネガティブキャンペーンをこの事態においても展開したり、乱入はしたが整然と退去した、と暴徒の所業の矮小化を図るとか、どこかずれているわけです。
これ、中国が裏で糸を引いているとか言いたい放題でBLMを否定したり、黒人問題に立ち上がった著名人を批判していた勢力と見事に重なるわけですが、結局これって米国における価値観が全く分かっていないからそのスタンスを公然と示せるんでしょうね。米国でそれをやったら社会的に死にますから。
「人種問題」と「民主主義」、米国の足枷であり、至高の理念ですが、それは絶対的な正義とするのが「究極のャ潟eィカルコレクトネス」なんですよ。それに異を唱えるなんてとんでもないし、賛意を示すのがマナーというわけです。もちろん疑問も少なくないですが、そこが理解できていないと何で著名人がBLMのような運動のシンパに見えるのか、また今回の事件で一斉に激しく批判するのかが見えません。
これ、確かに疑問はあるし「おかしいんじゃないの?」という部分があるとしても、それを公然というにはよほどの覚悟と根拠と、それに耐えるだけの(理解しての発言だという)日頃の論客としての実績が必要です。要は米国の後ろめたい部分に対するケアやフォロー、また誇りに思っている部分に異を唱えるわけですから、ある意味米国と米国人の否定ととられかねません。
まあ無邪気と言えばそれまでですが、よくそんなことが出来るね、というのが正直なところです。