3横綱3大関が番付に並びながら横綱全員と新大関の「看板」が全滅となった名古屋場所、本来であれば金を取って客に見せる興行の体をなしていない状態なのに継続しています。しかも星取のトップは残る大関ではなく関脇御嶽海、次いで平幕遠藤と朝乃山では、興行を続けるのは良いにしても木戸銭は取れるレベルでないということを自覚すべきでしょう。
興行といえば100回目の節目を迎えた夏の高校野球ですが、記念すべき大会ということで主催する朝日新聞他のメディアも熱の入れようが違っています。
しかし、今年は各地の予選が始まったこのタイミングで西日本の豪雨があり、被災地の学校を中心に休校に追い込まれている学校が続出しました。
学校によっては被災したり、避難所などになるなど平常運営とは程遠い状況となり、また、生徒が通学できる状況にないところもあるわけです。
こうした中で予選を開催するということは、事実上の不戦敗となることを余儀なくされるわけですが、今回の状況は局地的なものではなくかなり広域に及んでいることが特徴です。
未曾有の天災にもかかわらず興行を優先したという先例としては2011年春のセンバツと夏の高校野球がありますが、前者は出場校が既に決まっており、後者は4ヶ月ほどの時間があり、予選への対応はそれなりにとれたわけです。
しかし今回は同時進行ともいえるタイミングで無視できない「ハンディ」が発生したのですが、広島大会こそ10日遅れに順延しましたが、岡山、愛媛は予定通り今週開幕しています。
広島の場合は10日やそこら順延したところでどうしようもないわけで、交通が途絶して通学もままならない高校が多数ある中の見切り発車です。広島の場合、浸水被害を受けた三原市本郷町には甲子園出場経験もある有力校がありますが、学校は給水所になり、鉄道は不通、バスも暫定ダイヤでしかも道路は渋滞、と「部活動」どころか学校の「本業」すら覚束ない状態です。
これも運不運と片付けることは簡単ですが、「平成30年7月豪雨により被災された皆様の・・・」とお悔やみやお見舞いを各企業が発信している中、豪雨被害に負けず、と美談仕立てにして興行を強行しているのを見ると、豪雨被害を自社の記事だけでなく興行にまで使って商売のタネにすることはあっても、心から被災者に寄り添うことは絶対にない、ということがよくわかります。
興行といえば100回目の節目を迎えた夏の高校野球ですが、記念すべき大会ということで主催する朝日新聞他のメディアも熱の入れようが違っています。
しかし、今年は各地の予選が始まったこのタイミングで西日本の豪雨があり、被災地の学校を中心に休校に追い込まれている学校が続出しました。
学校によっては被災したり、避難所などになるなど平常運営とは程遠い状況となり、また、生徒が通学できる状況にないところもあるわけです。
こうした中で予選を開催するということは、事実上の不戦敗となることを余儀なくされるわけですが、今回の状況は局地的なものではなくかなり広域に及んでいることが特徴です。
未曾有の天災にもかかわらず興行を優先したという先例としては2011年春のセンバツと夏の高校野球がありますが、前者は出場校が既に決まっており、後者は4ヶ月ほどの時間があり、予選への対応はそれなりにとれたわけです。
しかし今回は同時進行ともいえるタイミングで無視できない「ハンディ」が発生したのですが、広島大会こそ10日遅れに順延しましたが、岡山、愛媛は予定通り今週開幕しています。
広島の場合は10日やそこら順延したところでどうしようもないわけで、交通が途絶して通学もままならない高校が多数ある中の見切り発車です。広島の場合、浸水被害を受けた三原市本郷町には甲子園出場経験もある有力校がありますが、学校は給水所になり、鉄道は不通、バスも暫定ダイヤでしかも道路は渋滞、と「部活動」どころか学校の「本業」すら覚束ない状態です。
これも運不運と片付けることは簡単ですが、「平成30年7月豪雨により被災された皆様の・・・」とお悔やみやお見舞いを各企業が発信している中、豪雨被害に負けず、と美談仕立てにして興行を強行しているのを見ると、豪雨被害を自社の記事だけでなく興行にまで使って商売のタネにすることはあっても、心から被災者に寄り添うことは絶対にない、ということがよくわかります。