西日本の豪雨災害による交通の被害とその影響が甚大ですが、特に山陽線が各地で寸断されており、本郷~河内間のように復旧まで数ヶ月という見通しが示されているものもあり、影響が長期化することは必至です。
代行輸送を行うにしても、並行する道路事情が悪い、さらには本郷?河内間のように並行道路ごと損壊した、というケースもあり、代行輸送も確保できない状態です。
そうした中でJR西日本が新幹線による「代替輸送」を開始しました。
【JR西日本の発表文】
山陽本線 三原駅~海田市駅間につきましては、復旧までかなりの期間を要する見込みであること、他の輸送手段による移動が困難なことから、7月9日より、山陽新幹線による代替輸送を行なっています。
また、山陽本線 笠岡駅~三原駅間についても道路事情等を鑑み、7月10日より、同様に代替輸送を行います。
(1)対象区間:山陽新幹線 新倉敷駅~広島駅
(2)対象券種:7月6日までに購入した、山陽本線 笠岡駅~海田市駅間の不通区間を一部でも含む定期乗車券及び普通乗車券・普通回数券をお持ちのお客様が対象です。
※ICOCA等のICカードチャージ分ではご利用いただけません。
※ご乗車当日に購入された乗車券類は対象になりません。
(3)利用列車:こだま号、ひかり号の自由席にご乗車ください。
※差額をお支払いいただいても、のぞみ号・みずほ号・さくら号や、指定席・グリーン車へはご乗車できません。
その他:対象区間外まで新幹線に乗車する場合は、全乗車区間に対する乗車券・特急券等が必要です。
(4)きっぷの券面区間外の駅で改札外に出ることはできません。
※西条駅~東広島駅間、尾道駅~新尾道駅間は連絡バスを運行いたします。
不通になる前に購入した乗車券類のみ対象ということです。
不通になった後は山陽線が通れないのは分かっているだろ、という扱いであり、あくまで既購入者への「代替手段の提供」であり、不通に伴う「代行輸送の提供」ではありません。
輸送できない場合は乗車券類を売り止めにするとはいえ、自社の新幹線が並行して平常運転している中で、通りたければ特急券を払え、という姿勢はいかがなものか。
三原や本郷から西条や広島へ在来線で通勤、通学している人も少なくないですが、数ヶ月の不通として、代行輸送の確保も満足にできるかという中で、目の前に同じ事業者の列車が平常運転していながら乗れない、あるいは毎日2000円程度払うか、新幹線定期を購入といわれては、被災してさらに追い打ちもいいところです。
通学定期だと年度初めに購入したら3ヶ月だとちょうど切れてくるころですし、通勤定期も含めて9月末から10月初旬にかけて6ヶ月定期が切れるタイミングになるので、「代替輸送」の恩恵も受けられなくなります。
一方でNEXCO西日本は一般道の不通に伴い、山陽道、岡山道、舞鶴若狭道の対応する区間のみの利用について無料開放しています。高速道路会社の無料措置は公団時代から民営化されても継続していますが、それこそどんな区間でも基本は大回りすれば行けるのに無料措置がとられるのに対し、鉄道の対応はどうなのか。せめて定期券や回数券は7月7日以降の購入でも対象にすべきでしょう。東日本大震災でも、代行輸送でない岩手県交通や宮城交通が定期券や回数券のみ乗れましたし。
代行輸送を行うにしても、並行する道路事情が悪い、さらには本郷?河内間のように並行道路ごと損壊した、というケースもあり、代行輸送も確保できない状態です。
そうした中でJR西日本が新幹線による「代替輸送」を開始しました。
【JR西日本の発表文】
山陽本線 三原駅~海田市駅間につきましては、復旧までかなりの期間を要する見込みであること、他の輸送手段による移動が困難なことから、7月9日より、山陽新幹線による代替輸送を行なっています。
また、山陽本線 笠岡駅~三原駅間についても道路事情等を鑑み、7月10日より、同様に代替輸送を行います。
(1)対象区間:山陽新幹線 新倉敷駅~広島駅
(2)対象券種:7月6日までに購入した、山陽本線 笠岡駅~海田市駅間の不通区間を一部でも含む定期乗車券及び普通乗車券・普通回数券をお持ちのお客様が対象です。
※ICOCA等のICカードチャージ分ではご利用いただけません。
※ご乗車当日に購入された乗車券類は対象になりません。
(3)利用列車:こだま号、ひかり号の自由席にご乗車ください。
※差額をお支払いいただいても、のぞみ号・みずほ号・さくら号や、指定席・グリーン車へはご乗車できません。
その他:対象区間外まで新幹線に乗車する場合は、全乗車区間に対する乗車券・特急券等が必要です。
(4)きっぷの券面区間外の駅で改札外に出ることはできません。
※西条駅~東広島駅間、尾道駅~新尾道駅間は連絡バスを運行いたします。
不通になる前に購入した乗車券類のみ対象ということです。
不通になった後は山陽線が通れないのは分かっているだろ、という扱いであり、あくまで既購入者への「代替手段の提供」であり、不通に伴う「代行輸送の提供」ではありません。
輸送できない場合は乗車券類を売り止めにするとはいえ、自社の新幹線が並行して平常運転している中で、通りたければ特急券を払え、という姿勢はいかがなものか。
三原や本郷から西条や広島へ在来線で通勤、通学している人も少なくないですが、数ヶ月の不通として、代行輸送の確保も満足にできるかという中で、目の前に同じ事業者の列車が平常運転していながら乗れない、あるいは毎日2000円程度払うか、新幹線定期を購入といわれては、被災してさらに追い打ちもいいところです。
通学定期だと年度初めに購入したら3ヶ月だとちょうど切れてくるころですし、通勤定期も含めて9月末から10月初旬にかけて6ヶ月定期が切れるタイミングになるので、「代替輸送」の恩恵も受けられなくなります。
一方でNEXCO西日本は一般道の不通に伴い、山陽道、岡山道、舞鶴若狭道の対応する区間のみの利用について無料開放しています。高速道路会社の無料措置は公団時代から民営化されても継続していますが、それこそどんな区間でも基本は大回りすれば行けるのに無料措置がとられるのに対し、鉄道の対応はどうなのか。せめて定期券や回数券は7月7日以降の購入でも対象にすべきでしょう。東日本大震災でも、代行輸送でない岩手県交通や宮城交通が定期券や回数券のみ乗れましたし。