Straphangers’ Room2022

旧Straphangers' Eyeや習志野原の掲示板の管理人の書きなぐりです

プロとは思えない

2017-01-03 23:08:00 | 交通
JR北海道の経営問題に関連して、元JR東日本経営トップの人が産経新聞であれこれ発言しているのですが、「プロ中のプロ」のはずなのに、相当「痛い」としか言いようがない内容です。不思議なのは、この内容を例えば川島氏が発信したら袋叩き総スカン状態になること請け合いなんですが、なぜか社会派諸氏をはじめ、批判の声も聞こえてこないわけで、相手を見てものを言っているということがよくわかります。

その発言の中でも一番痛いのが、青函連絡船の復活。
しかも貨車航送ではなく、コンテナ積み下ろしを前提にしている、しかも船は1200t程度が2隻と、申し訳ありませんが、日本最大、日本を代表する鉄道会社のトップを務めた人が物流に関しては素人同然ということに驚きました。

港での荷役、積み替えがいちばん手間とコストがかかるウィークャCントというのに、鉄道から船、船から鉄道の2度の積み替えを介するのにどれだけの時間や手間がかかると思っているんでしょうか。そして船が2隻でどういうダイヤを組むのか。新幹線が高速で走れないくらい貨物列車が日がな青函トンネルを走っているわけです。高速貨物船でも2時間は必要です。荷役時間を考えたら船積、荷揚に2時間はかかるのではないか。コンテナ船のケースでガントリー1基で20フィートコンテナ毎時20~30個、最大で40個の取り扱いと聞きますので、1200tレベルだと小さくて2基併用ともいかないと思いますので、一切合切込みで2時間。つまり、出航から次の出航まで12時間サイクルになりますから、2隻体制で1日2往復。話になりません。ドックダイヤの時もあるのですし。

見方を変えれば、青森港にコンテナ列車が到着し、2時間で詰みこんで、2時間の航海、2時間の積み下ろしで函館港を出発、と青函間は6時間の所要です。本州と北海道の間の輸送力はどうなるのでしょう。

コンテナ船については桁間違えかもしれませんが、いずれにしても時間の問題、船腹確保の問題などが払拭できず、解消には大きなコストが必要です。

そもそもどうせ積み替えるのであれば、標準軌専用のコンテナ貨車を用意して、青森と函館で積み替えればいいのです。
2編成並べて横持ちすれば時間も極小化できます。麻雀の手積みのように一斉に積み替えればいいのです。
そして標準軌貨車は、限界の大きさを利用して、コンテナの全周を覆うカバーを設置することで、風圧問題から解放するのです。新幹線がすれ違いで問題がないように、カバー付きコンテナ車であれば高速でのすれ違いも無問題になることで、思い切った高速化が可能です。そして当然新幹線の高速化も達成できますので、一石二鳥です。

船への積み替えよりもリードタイムが短い。青函間を新幹線の速度で走るので、積み替え時間のプラスを相殺してなお短縮できるかもしれません。欠航リスクもなくなりますし、何よりもトンネルを本来あるべき姿で活用できます。

それが船への積み替えというのはどういうことでしょうね。そしてなぜか批判の声も上がらないというのも。




三箇日も終わります

2017-01-03 19:57:00 | ノンジャンル
まだサイトの表紙更新も北千葉道路の新作も用意できていません(涙)
北千葉道路のほうは今日現地に行って落穂拾い、と思いきや、新ネタがいっぱい、という困った事態ですし。

で、今回は青春18での往復。そろそろそれは無茶と言われる歳なんですが、往路は高速バスで払暁の直江津に入り、北陸路を辿ってからの広島入りとし、現地でも中国バスの大減便に続き廃止問題が報じられた神石、芦品、世羅方面のローカル路線や、三江線、木次線を辿り、復路は愚直に山陽線、東海道線を一気に辿りました。東京$_戸間だと1本落として、の繰り返しが可能ですが、広島だと始発で出ても1本落とすと大変で、すぐ最終になりかねないので、選択肢があまりないが故のストレートな乗り継ぎでした。

で、年始ですが、やはり各紙の社説読み比べですが、なかなか今年も香ばしいです。
トランプ次期米国大統領の出現に備えた主張が目立ちますが、それをきっかけに産経や日経のように自由や変革を相変わらず主張する新聞、そしてャsュリズム、反グローバリズムの台頭に警戒する読売と、ャsュリズムには反対するが、反グローバリズムも民主主義だと言う毎日。このあたりはまだ許容範囲?ですが、何が何でも平和主義という東京(中日)はある意味産経や日経並みの伝統撃ナす。

そして今年も強烈なのが朝日で、立憲主義をテーマに、民主主義も否定しています。このあたりは神戸新聞の天賦人権論に基づく護憲論と共通していますが、民主主義を否定しているのはさすが朝日です。毎日もその気配はするのですが、そこまで言い切っていないだけに、日本国憲法の理念は素晴らしいから、たとえ多数決であっても否定してはならない、という主張は鮮やかですね。真似できません。

そして正月といえば箱根駅伝。移動やその他で今年はまともに見ていませんが、ちょうどTVで見ていたのが優勝した青学の唯一危機ともいえた7区の「異変」でした。まあ気合で平塚まで走り抜いたのですが、走り終えてみるとその時点で2位の早稲田との差が縮まってないに等しいわけです。フェアじゃないといわれそうですが、このハプニングに乗じでもしなければ追いつけないというのに、このあたりも独走を許してしまう下地なんでしょうね。

まあネット界隈では毎年恒例の「箱根=関東ローカル」論が喧しいですが、大学駅伝では箱根の母集団がほぼトップ集団と重なっているわけで、もし箱根に出れば上位を脅かす、という関西などの大学でもあればまだ話は違うんでしょうが、現状でいかに「関東ローカル」と叫んでも虚しい限りです。これも毎年のように言っている反論ですが(苦笑)


【補遺】
トップページの更新は1月3日に終わりましたが、北千葉道路は「落穂」が多過ぎることもあり、1月4日中の更新を目指すということで、悪しからずご承知おきください。









新年のご挨拶

2017-01-03 19:21:00 | ノンジャンル
謹んで新年のご挨拶を申し上げます。今年もよろしくお願いします、って三箇日も終わろうとしていますがな、と突っ込まれそうですね。

今年は広島県下の実家に年明けまで帰省していたため変則進行となってしまい、なんだかんだといううちに元日、正月二日と掲示板以外に何も書かずにここまで来てしまいました。ということで自宅に戻ってようやくリズムを整えている感じですが、滞留しているものをどうするか、これも大変です。

そもそも大晦日がグダグダで、酒肴を揃えて日本酒を傾けていたまでは良いんですが、地元の銘柄飲み比べ、と300ml瓶を空けているうちに酔いが回ったわけです。紅白を見ていたんですが、自分たちの世代に合う歌手の出番までが長く、「シン・ゴジラ」とタモリ、マツコの「劇中劇」も楽しめず、いつしか寝落ち。そのままエンディングも見ずに目が覚めたらちょうど0時という散々な年越しでした。

紅白での「劇中劇」は、「あまちゃん」で味を占めて、という感じなんですが、あの時はメインは「歌」で紅白とシンクロしていましたが、今年のそれはあくまで紅白、という柱が見えず、紅白も「劇中劇」の一部として相対化してしまったことで、なんか白けた感じを受けたのです。タモリとマツコに至っては、ありがちな導入部はともかく、その後の意図がさっぱり見えないわけで、それぞれの番組のパロディという話もありますが、この「寸劇」になることで紅白の気分が分断されてしまいました。
「シン・ゴジラ」もNHKニュースのシーンを活かしていたのですが、避難訓練のニュースでも「訓練」とテロップを入れるような慎重なNHKが、局アナまで出してゴジラ来襲をニュース仕立てで報じているのはどうなんでしょうね。見りゃわかる話とはいえ、一線を越えてしまった感もあるだけに。

おかげで眠気が勝って寝落ちという個人的な恨みもあるわけですが(爆)、一説によるとあの国民的アイドルのサプライズに用意した枠が土壇場で余ってしまったので、冗漫を承知ではめ込んだ、という話も...

あとは倹lのドタバタをそろそろ止めないと、「見ない」という選択肢を行使する人が今後増えるでしょうね。歌手のほうが出れる出れないで一喜一憂しているのに、そのレベルに達していない倹lが紅白に起用されて戟Hを披露する。なんかバランス的にもおかしいですし。

アニメ系、映画系、ドラマ系といった歌の出自に関する展開であれば、歌を楽しむ一要素たり得ますが、全然関係ない、ちょっと流行ったからと言って出してもらって騒いでいる倹lの戟Hを見る謂れなどないのですし。