鉄道誌は11月下旬発売分で早くも2024年1月号となっていますが、鉄道ジャーナルがここで宇都宮のライトラインを記事にしています。8月下旬の開業で9月発売の11月号は速報で済ませるのは仕方がないにしても、10月発売の12月号をスキップして「75日目」と題して「月遅れ」の記事にした意図は何か。開業景気で普段着の様子が見えないというつもりかもしれませんが、それは分かり切った話ですし、75日経った取材当時でもまだ下駄をはいた状態なんですが。
少なくとも構造物や運用は乗客の多寡とは別なのでルポは可能なはずですし、宇都宮ですから取材経費がどうのという話でもないでしょう。「ジャーナル」を名乗り「専門情報誌」を謳っているのに、この感度の低さには絶句です。ルポが誌面の一番の目玉というのに、こたつ記事とまでは言いませんが、文献でなんとかなるような記事が多いようにも見えますが、そうなると存在意義がいよいよ薄れます。
ルポという意味では徳島高知県境のDMVに至っては2021年12月の開業時に短信が掲載されただけ。評価はいろいろありますが、まがいなりにも「世界初」を謳う鉄道とバスのデュアルモードの営業運転というのに、現地ルポが無いのはなぜか。
それこそ徳島からでも2時間かかるという遠隔の地だけに取材陣を送り込めないという台所事情かもしれませんが、経営問題が深刻という事情があるとはいえ、北海道には頻繁に取材陣を送り込んでいるのを考えると、雑誌の使命を放棄したというしかない状況です。
少なくとも構造物や運用は乗客の多寡とは別なのでルポは可能なはずですし、宇都宮ですから取材経費がどうのという話でもないでしょう。「ジャーナル」を名乗り「専門情報誌」を謳っているのに、この感度の低さには絶句です。ルポが誌面の一番の目玉というのに、こたつ記事とまでは言いませんが、文献でなんとかなるような記事が多いようにも見えますが、そうなると存在意義がいよいよ薄れます。
ルポという意味では徳島高知県境のDMVに至っては2021年12月の開業時に短信が掲載されただけ。評価はいろいろありますが、まがいなりにも「世界初」を謳う鉄道とバスのデュアルモードの営業運転というのに、現地ルポが無いのはなぜか。
それこそ徳島からでも2時間かかるという遠隔の地だけに取材陣を送り込めないという台所事情かもしれませんが、経営問題が深刻という事情があるとはいえ、北海道には頻繁に取材陣を送り込んでいるのを考えると、雑誌の使命を放棄したというしかない状況です。
DMVだけでは、というのであれば、徳島バスとの「共同経営」を謳い高速バスとの共通乗車がスタートしている牟岐線を絡める手もあります。おりしも阿佐海岸鉄道との境界になった阿波海南に相当する(徒歩3分程度)の海部高校前まで共通乗車区間が延長されており、話題性もあるんですが。ちなみにDMVは輸送力もさることながら路線形態を見れば一目瞭然ですが、公共交通というよりもアトラクション化しており、牟岐以南では徳島バス南部の路線バスが主力です。高速バスとあわせて15往復程度とかなりしっかりした公共交通が確保されている状況とか、見どころは十分なんですけどね。
なおDMVはこれを移動手段として考えると「零点」なわけで、室戸岬方面に行くときに阿波海南から海の駅東洋町までわざわざDMVに乗らないといけない状況は観光客殺しともいえます。あるいは徳島バス南部を使うにしても中途半端な乗り継ぎとなるわけで、なんで高知東部交通が阿波海南まで来ないのか。県境があるとはいえ昭和の昔からこのエリアでの中途半端な乗り継ぎがネックで、しかもわかりづらかったのが令和の現代でも基本は変わっていません。甲浦駅に高知東部バスが来ていた時代が一番マシだったという厳しい状況です。
公共交通としてこのエリアの交通を見るという意味では、10月末から2月いっぱいの土休日と金曜、祝前日の1日乗り放題となる徳島県の公共交通利用促進事業の一環として、「徳島レール&バス東西きっぷ/南北きっぷ」が発売されています。
DMVなどは「南北きっぷ」の対象エリアとなっており(DMV室戸岬系統は除く。特急自由席は利用可能)、さらに「共同経営」区間の高速バスも利用可能と、まさにこのエリアの交通を見るにはうってつけの商品であり、この展開も含めたルポがあるかどうかで同誌の評価は決定的になるでしょうね。鉄道ファン誌の「たのしいてつどう」路線か、鉄道ピクトリアル誌の「学究」路線のどちらにもならないうえに中途半端では。ちなみに鉄道ファン誌ですら既に取り上げていますが。
余談ですが、上記商品はJR四国アプリ専用のデジタルチケットですが、確かに購入は楽で、ひこぼしラインの1日フリーのようにJRのアプリではなく県のアプリで発売、という分かりづらさもないのは評価できます。ただ、スクリーンショットでの乗車は不可と明記されているのでいちいちアプリ起動となるのが厄介で、しかもログイン状態を保持しているはずが解除されることが1日のうちに数回もあると頭を抱えるわけで、現場では他地域のデジタルチケットでの同種のトラブル同様、「お通りください」の信用乗車状態にするしかないわけです。実際私が利用した時も喰らっており、同じDMVに乗り降りしていたこともあり、その場は運転手のご厚意で降りられましたが。
さらにトンネルに挟まれた駅で降りる際とか考えているんでしょうかね。通信事情が必ずしも良くない山間部や沿岸部とかも。上記ひこぼしラインなんかは南行きの筑前岩屋とか長大トンネルを出てすぐ停留所というシチュエーションですが。