従来から九州電力管内では、太陽光発電の適地が多く、日本ではもっとも設置量が多い。
その上に原子力発電所のような「出力調整が困難」な電源を自社の都合だけを優先して、優先的NI発電を開始してきた。
ついに、10月に入って天候に恵まれた時期には、土日の電力需要が減少する日には、太陽光発電の出力制御をする事態となった。
11月11日には、とうとう、100万kWの出力制御を実施して、太陽光発電事業者に損失をかぶせる事態となった。
予想された事態であるが、貴重な電力を無駄に捨てている事態に引き込んだのに、電力会社はなんの損害も受けない。
安倍政権の大きな政権公約では、再生可能エネルギーの導入は、「最大限の努力を払って促進する」と宣言してきた6年間である。
しかし、その間に打ち出された対策は、素人レベルでも可能な範囲の、蓄電池への充電、揚水発電、域外への送電、だけである。
この九州から本州への送電網の強化を怠っていたので、同じ日本国土の球種では電力余剰で捨ててしまい、本州では、需要に応える火力発電所を運転している。
この火力発電の燃料は海外からの輸入で、日本の財産を産油国に、【国民のお金を無駄に渡している】のだ。
電力会社と政府の怠慢である。