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ディーン、君がいた瞬間(とき)/LIFE

2015-12-26 23:03:38 | 劇場&試写★6以上

 

24歳の若さでこの世を去ったスター、ジェームズ・ディーンが、

後に天才カメラマンと呼ばれるデニス・ストックと過ごした死の直前の旅を、事実に基づいて描く伝記もの。

デニスは、パーティで出会った無名の新人俳優ディーンがスターになると確信し、

ディーンの故郷である米インディアナ州まで2週間の撮影の旅をする。

 

ジェームズ・ディーン役に抜擢されたのは、デイン・デハーン。

ジェームズ・ディーンになりきるため、様々な著書やインタビュー映像から仕草や話し方、

ものの考え方などを徹底的に調べあげ、3カ月で11キロ以上体重を増量して約2時間に及ぶ特殊メイクで目の色、髪型、眉毛など再現したという。

そのわりに雰囲気があまりディーンではないけど

似てるかどうかはこの際仕方ないのかな。

でもやはりこれだけの時代のアイコンともいえる人物を演じるならある程度やっぱりビジュアル似てないと!

むしろ、ジェームズ・フランコの方が近いとは思うけどま、それは置いといて。

 ほら。

 

目はどっちかというとディカプ様に似てるデハーン君だけど影のある感じと

ディーンと言えばの、猫背で前屈みでタバコ吸いながら歩く感じは雰囲気掴んでる。(誰でもできる?)

 

 

 

そして、その不思議な関係を築いていったカメラマンのデニスには

(こちらがほぼ主演でもある)

ロブこと、ロバート・パティンソン。

 個人的にはロブは嫌いじゃない「トワイライト」以降もなかなかいい仕事してると思われる。

子供とのこのシーンの笑顔がいい

 

 

ベン・キングズレーも出てます★

 

 

監督を務めたのは、カンヌ国際映画祭カメラドール賞を受賞し、ザ・ローリング・ストーンズ、

U2、ビョークなど世界を代表するアーティストに愛され、世界で最も影響力があるとも言われる写真家で

その人生が伝記映画にもなったアントン・コービン。

 

 

24歳という若さで、車の事故で亡くなったジェームズ・ディーン。

主演は「理由なき反抗」と「エデンの東」のたった2本。

彼の人生を追った内容ではなく、若手写真家であるデニス・ストックと彼の関係に焦点を当てているというのが興味深い。

 

1955年、アメリカ。野心溢れる若手写真家デニス・ストックは、初主演作「エデンの東」の公開を目前にした無名の俳優ジェームズ・ディーンと出会い、意 気投合。試写を観て彼がスターになると確信したデニスは、ライフ誌にフォト・エッセイの企画を売り込むと、撮影に乗り気でないディーンを追ってニューヨークへと向い、やがて彼の故郷インディアナへの旅にも同行するのだったが…。

 

 

 

5/10(59点)

 

 

かなり淡々としてるから、寝不足にはうとうとしたくなる前半の30分。

だめでもないし、正直、特別よくもなかったけど 

カメラマンとこれからスターになるジェームズ・ディーン。当時の二人の信頼関係と

デハーンとパティンソンという二人の役者の化学反応。

そっくりな演技を堪能、というための映画ではもちろんなく、

どれだけリアルかというよりも、有名スターとなる直前の素顔と、全く別の職業カメラマンである一人の男の

距離感とリアルな表情をのぞき観るという感覚。

それを再現し、蘇らせたという点で興味深いし、今観ると今一度ジェームズ・ディーンの映画を見直したくなる。

上にも書いた通り、監督自らもカメラマンというだけあり、

だからこその「写真家、デニス」の視点でのジェームズ・ディーンが描かれているのがポイント。

デハーンが、もちろん似せようと研究して演じてるのはわかるけど、どうしてもデハーンっぽさが出る。

 

脚本がそれほど惹き付けるように出来てるわけではなく、

デイン・デハーンと、ロバート・パティンソンの個々の存在の魅力で魅せる作品であるとも思う。

まだ爆発的になる前のくすぶってるカメラマンとスターの、リアルな私生活の部分をかいまみるような

現実感を感じられるのと、当時の裏話的な出来事を再現で観る事が出来る喜び、かな。

地元の高校のパーティに学生たちから呼ばれて、行くと歓迎されたり。

 

「LIFE」誌に掲載され、ジェームズ・ディーンの名を一躍世に知らしめた写真が誕生する瞬間が映像として再現されてるのが

やっぱりファンにとって嬉しいことでもある。(わたしはJディーンのファンではないけど)

ちなみに、原題の「LIFE」は複数の意味が。

人の出逢いで思いもよらぬ方向へ向かう“人生”の意味をもつ「LIFE」

そして更には“死”の意も込められている。

ディーンはこの映画のエピソードから間もなく、事故死した。

 

 

そしてエンドロールには、ファンでなくても知ってるようなあの名シーンなどいくつかの写真もみることができる。

 

監督は言う。

この映画はメッセージが込められたというものではなく、ニュアンスを楽しむ作品だ。と。

だからこの全体の雰囲気を感じ、楽しむことができればそれでいいのかも。

 

 

 

 公式サイト

LIFE              2015年      アメリカ       112min

12月19日より、公開中~

 

映画『ディーン、君がいた瞬間(とき)』予告編

 

カンヌ映画祭にて。

 デハーンちっちゃい。

デハーン、細い。

 

こうみえても主演は実はロブ様。