
名優オッサンたちの顔芸対決が後引く面白さこれは立派な大人向けエンターテインメント作品。
原作は半沢直樹シリーズ、「陸王」「下町ロケット」などの池井戸潤の同名小説「七つの会議」。
結果がすべてという考え方が今なお続く中堅メーカー東京建電を舞台に、
あるパワハラ事件に端を発して浮き上がる会社の“闇”を通し誰しもが経験するサラリーマンとしての戦いと葛藤を描く。
監督は「半沢直樹」シリーズの福澤 克雄。
キャストがこれまた豪華で、劇場予告を観た時から、そのオッサンたちの顔芸のやりとりが面白くて
楽しみにしてました〜。原作もその他の池井戸ドラマも未見。
いや近いっしょ
野村萬斎、香川照之、及川光博、片岡愛之助、音尾琢真、立川談春、北大路欣也池井戸作品常連キャストらしい、
だったら滝藤賢一さんもここで見たかったな。大御所や曲者俳優がこの相関図以外にもずらり出演。
八角民夫(野村萬斎)
東京建電の万年係長。苗字はヤスミと読むが実際にはハッカクさんと呼ばれるぐうたら社員、通称“居眠りハッカク”。
北川誠(香川照之)
東京建電営業部長。結果第一主義のいわゆるモーレツ社員タイプ。
原島万二(及川光博)
東京建電営業二課課長、名前の通り常に二番手の男。
坂戸宣彦(片岡愛之助)
東京建電営業一課課長、エースと呼ばれる男だったが…。
浜本優衣(朝倉あき)
営業一課の課員。寿退社を控えている。
三沢逸郎(音尾琢真)
4代続く町工場ネジ六の社長。東京建電に契約を切られた過去が。
江木恒彦(立川談春)
東京建電の下請け、トーメイテックの社長
村西京助(世良公則)
親会社ゼノックスから出向している東京建電副社長
梨田元就(鹿賀丈史)
ゼノックス常務、東京建電に出向していた時は北川・ハッカクの上司
宮野和広(橋爪功)
東京建電社長、たたき上げで社長に上り詰めた
徳山郁夫(北大路欣也)
ゼノックス社長。彼が出席する会議は御前会議と呼ばれる
紅一点で頑張る朝倉あきさんも良かったし、
粗探しに執着しすぎ徹底的にムカつく経理の男を演じる藤森さんも、及川ミッチーも、
ラブリンこと片岡愛之助さんも、もちろん香川さんも素晴らしいのだけど、
やっぱりこの方、
萬斎さんの演技って初めて見たのだけど
もう独特の世界を確立しちゃってる。
話の面白さもそうだけど、その演技力=魅力にかなーり引き込まれちゃいました
8/10
公開後すぐに観てたのにやっとレビュー。
サラリーマンとしてある企業で生きる中での男たちの奮闘、葛藤、企業そのものの仕組みや
隠蔽に次ぐ隠蔽、明らかになっていくその実態。
誰が悪いのか、そもそもの体制がいけないとか見ていてうんざりする日本企業のあるある、もしくは
考えもしたことのなかった嘘やごまかしが見えてきて純粋にエンタメとして面白い。
これはドラマだと割り切れない、本当に起こりうることだったりするその怖さ。
同じく公開中の「12人の死にたい子どもたち」が今の若手キャストの演技バトルというのに対して
こちらは大人たちの演技バトルが楽しい作品でした
気になる方はぜひ
去年公開された「空飛ぶタイヤ」は、「三菱自動車リコール隠し事件」を基にしたと言われている池井戸潤原作の映画
ということらしいのでそちらも機会あったら観て見ようっと。
都内にある中堅メーカー・東京建電。営業一課の万年係長・八角民夫はどのこの会社にもいる、所謂ぐうたら社員。
トップセールスマンである課長の坂戸からはその怠惰ぶりを叱責されるが、ノルマも最低限しか果たさず、定例の営業会議では傍観しているのみ。
絶対的な存在の営業部長・北川が進める結果主義の方針の元で部員が寝る間を惜しんで働く中、1人飄々と日々を送っていた。
ある日突然、社内で起こったパワハラ騒動。そして、下された異動処分。訴えた当事者は年上の部下、八角だった。北川の信頼も厚いエース・坂戸に対するパワハラ委員会の不可解な裁定に揺れる社員たち。
そんな中、万年二番手に甘んじてきた原島万二が新課長として着任する。会社の顔である一課で、成績を上げられず、場違いにすら感じる原島。
誰しもが経験するサラリーマンとしての戦いと葛藤。だが、そこには想像を絶する秘密と闇が隠されていた。
2019年2月1日より、公開中〜
物語も引き込まれて観ちゃったけど、俳優陣の顔芸がすごかった 笑
「空飛ぶタイヤ」もおすすめーっ
全く眠くならずに引き込まれたもん 笑
空飛ぶタイヤも面白いんだー
タイトルが惹かれなかったんだよね。
みてみるー