なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

ヘルニア・腸閉塞・肺炎

2021年05月05日 | Weblog

 昨日の午後7時過ぎに、93歳男性が発熱と嘔吐で救急搬入された。

 血液検査で炎症反応の上昇があり、画像で右肺炎と腸管の拡張を認めた。日当直だった外科医(大学病院からバイト)が対応して、肺炎として内科入院にしていた。

 今日は、保健所依頼の新型コロナPCR検査と新型コロナの入院対応で病院に出てきていた。昨日の内科当番だった、内科の若い先生と会った。

 昨日の入院した患者さんはCT画像で、左鼠経ヘルニアを認めて、それによる腸閉塞の可能性があるという。日直で消化器科医が出ているので相談していた。

 ヘルニア門は嵌頓するほどでもないので、整復できないだろうかと思った。消化器科医が診察に行ったところ、ヘルニアの膨隆は消失していて、CTを取り直すと、ヘルニア嵌頓は軽快していた。

 とりあえずは手術できる病院に緊急搬送することはなくなった。明日外科医に相談するそうだ。(今年度から当院は外科手術はできなくなった)

 

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