昨日は内科の先生が当直をしていた。病院から帰る時に救急車が来ていたが、94歳男性の誤嚥性肺炎だった。家族(娘さん)が熱心で希望で胃瘻増造設による経管栄養をしている。もう何度目かわからないくらいの入院歴がある。
コンピュータ画面を確認するとその後午後8時に83歳女性が腹痛で受診していた。造影CTで腹部大動脈瘤があり、両側の総腸骨動脈にも及んでいる。外科当番がちょうど血管外科医で、オンコールで呼ばれていた。入院後、高血圧の調整をして経過をみているが、手術になるらしい。今日は術前検査の心エコーなどが行われていた。(Y字グラフト置換か)
当直明けの先生は、午後半日休めるはずが、午後からアルコール性膵炎の83歳男性を入院させたりしていた。先日、医局の当直明け半日休暇の取得率は50%台でなかなかとれていないという統計結果が出ていた。
今日当方は、89歳男性の肺炎、85歳男性のCOPD・肺炎(HOT中)、81歳男性の肺炎(蜂窩織炎で外科受診して肺炎もあった)の3名の入院を立て続けに診て、肺癌の女性の家族と相談してDNRの書類を作成して、肺癌の80歳男性をお看取りした。ASTの症例検討はパスした。
須藤博先生が、「ビブリア古書堂の事件手帖」に出てくる「大船総合病院」は「大船中央病院」がモデルだったと書かれていた。へえ~。小説の聖地巡礼に病院が入っているそうだ。小説は全巻読んで面白かったが、完結してしまったので続編はもう出ない。
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