82歳男性が昨日からの喘鳴・呼吸苦で救急搬入された。救急当番の外科女性医師からの連絡で、救急室に診に行った。S状結腸癌の手術後(治癒切除)の経過を外科外来で診ている。手術前までの50年以上の喫煙歴があり、胸部CTでは両側肺全体に気腫性変化を認めた。以前から右肺の一部に器質化した陰影があるが、そこに浸潤影があった。肺炎によるCOPDの増悪、あるいは気管支攣縮(気管支喘息発作)と判断される。痰山岳濃度は低下していて、酸素は十分投与できるが、酸素投与量は2L/分程度でよかった。外科手術の時に不穏がひどかったらしい。病棟の廊下を徘徊していたと入院時サマリーに記載されていた。夜が心配だ。ネオフィリンとデカドロンの点滴静注、ネブライザー、セフトリアキソンの点滴静注で治療を開始した。
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