地域の基幹病院に紹介した患者さんの返事(診療情報提供書)が来ていた。
7月29日に記載した「腸閉塞・結腸癌疑い」の73歳男性は、大腸内視鏡検査で横行結腸癌を診断されたそうだ。そのまま大腸ステントが挿入されて、待機手術予定となった。肝転移も腹水もなかったので、手術は可能なのだろう。
7月18日に記載した「COVID-19で胃癌?」の83歳女性は、胃癌と診断された。内視鏡で胃体部から胃角部小弯を主座とする進行胃癌(スキルス胃癌)があり、噴門直下まで広がっていた。
腹部造影CTで胃周囲・腹腔動脈周囲にリンパ節転移があった。両肺にも複数の転移巣があり、胃癌か昨年に手術した甲状腺癌の転移ということになる。
手術適応はなく、腫瘍内科に紹介予定とあったが、83歳でこの病状だと緩和ケアになるのかもしれない。
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