なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

S状結腸憩室炎+認知症

2019年01月30日 | Weblog

 昨日3日前からの左下腹部痛で受診した39歳女性は、S状結腸憩室炎だった。入院治療を勧めたが、家庭の事情で入院できないと外来治療を希望して帰宅した。少なくとも3日後には必ず外来を再受診すること、症状が悪化すればその時点で入院のつもりですぐ受診することとしていた。

 そして今日午前中に外来を受診した。腹痛の悪化はなく、抗菌薬・鎮痛薬で軽減したが、食事摂取できないということだった。そのまま入院として、点滴と抗菌薬点滴静注で改めて治療を開始した。

 入院しにくい事情というのが、87歳認知症のお舅さんの在宅介護だった。当院の神経内科外来に通院している(正確には家族に連れて来られる)。その辺は家族で相談してどうにかかったのかと思ったが、午後になって地域医療連携室から、そのお舅さんのレスパイト入院を急遽引き受けることなったと報告があった。実際に引き受けるのは内科レスパイト入院係りの当方になる。明日からなので、今日は患者さんの夫か誰かが対応しているのだろう。

 名前を聞いたことがあると思って退院サマリーを確認すると、主治医で診たことがあった。診断は急性細菌性前立腺炎だった。数年前で、ち不明熱の鑑別して前立腺炎もあることがわかり始めたころだった。認知症で点滴静注が難しく(自己抜針で)、レボフロキサシン内服で治療していた。

 常に30名以上の入院患者を担当しているが、最近またさらに増えてきた。

 

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